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ヨーロッパ7日目〜はじめての教会〜


2022.8.28
〜教会のある意味、宗教のもつ意味を考えてみる〜

今回利用したAirbnbはいわゆる民泊なので、基本的に家主さん所有のお宅を借りるシステムだが、1棟貸しの場合や、ドミトリーのような複数人で1部屋を利用する場合、そしてその中間だと、個室は専有でバスルームやキッチンなどは共用のような場合がある。家主さんも同じ屋根の下で生活している場合、コミニュケーションをどのくらいとるか?はさまざまで、共用部分ですれ違っても「どうも〜」くらいな感じの場合もあれば「今日はどういうプランなの?何か知りたいことあったら聞いてね〜」という感じで会話したりする場合もあり、その距離感は滞在者の醸し出す雰囲気によっても決まる(と思う)。

私は日本で育ったし、ルームシェアとかの感覚もよくわからないため、なるべくそぉっとドアを開け閉め、共有部分は常に整理整頓、バスルームなどに自分の私物を置いていいかも分からないし聞くのもアレなので(聞けよw)、基本的に忍者のように気配を消して過ごしていた。もしかしたらそうとう潔癖症のやばい人と思われたこともあるかもしれない。

2件目の滞在先であるこの家の家主さんは女性で年齢も近く、家ですれ違うたびになにかしら声をかけてくれて、こちらが全然英語を聞きとれないときもゆっくりとわかるまで話をしてくれた。
彼女はクリスチャンで、教会には毎週のように通っていて、日本の宗教についていろいろ聞かれた。日本では年末年始は神社に行き、結婚式は教会で、クリスマスも祝い、お葬式はお寺、そんな風景を伝えると不思議そうな顔をしていた。私も不思議だ。つまり無宗教な場合が多いというと、「じゃあなにを信じてるの?」と。この質問はこのヨーロッパの旅で何度か聞かれることになる。

「深く信仰することで罪が赦され、たとえ絶望するようなことがあっても、傷つけられることがあっても、生きる希望になる」という話を聞き、彼女のなんというか、強くてとても輝いている感じがこの深い信仰からくるものなのかもしれないと思い、とても興味を持った。すると、「教会に行ってみる?」と誘ってもらったので日曜礼拝に初めて参加した。ここでは牧師さんの話を聞き、みんなで歌をうたい、紅茶とクッキーをもらう。
実は牧師さんの話の中で英語が半分くらいしかわからなかったが、そういうことはあまり問題ではなく、言葉以外に伝わるものをしっかりとキャッチしてきた。

帰り際にはその地域の信者さんたちと交流し、「オーストラリアに来るなら連絡して」と住所をくれたご夫婦や、まだ小さい娘さんが通訳をしてくれて話をすることができたスペイン出身のお母さん、そして息子さんがかつて日本に留学していたと話してくれたナイジェリア出身のお父さん、国や言葉、大人や子供、、、そういうことではない次元で繋がっているような時間を過ごすことができた。

いつもそういうふうに思えたらいいのだが、私はまだまだそうはいかない。でも、地球にいる人みんなが同じ人間であること、誰かとコミニュケーションするときに言葉が交わせる(言語が通じあう)ことが1番大事なことではないということを、改めて感じる空間だった。

帰り道に家主さんがラムを買ってくれて、そのあと作ってくれた昼下がりのラムコークは最高だった。

(※クリスチャンや礼拝について調べながら書いておりますが知識が浅いため、用語の使用間違いなどあるかと思います。もしよければコメント等でお知らせいただけたらと思います。)

▲家主さんが作ってくれたラムコーク。ヨーロッパではよくラムコークが飲まれている気がする。
▲来週の礼拝では、終わった後にBBQをやるそう。行きたかった!(笑)

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