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スマホで音声ガイドが楽しめる! 「1894 Visions ルドン、ロートレック展」

これまで音声ガイドの端末を借りるのがめんどうで、美術館で音声ガイドを聞いたことがなかった。

しかし、先日行った三菱一号館美術館での「1894 Visions ルドン、ロートレック展」では、音声ガイドがスマホからダウンロードできる。そこでためしてみたら、これがとてもいいかんじだったので書いてみたい。

三菱一号館美術館「1894 Visions ルドン、ロートレック展」とは

三菱一号館美術館で開催されている「1894 Visions  ルドン、ロートレック展」は、丸の内最初のオフィスビルとして三菱一号館(三菱一号館美術館は、これを復元したもの)が建築された1894年を軸に、フランス人画家のルドンとロートレックの作品を展示した展覧会だ。

幻想的で色彩豊かなルドンの絵、今みてもスタイリッシュなロートレックのポスターなどが、同時代のヨーロッパ絵画や日本人画家の作品とともに紹介されていて、とてもみごたえがあった。

展示内容については他の記事に譲るとして、ここではこの展示で体験したスマホで聞ける音声ガイドについて書いていく。

スマホで聞ける音声ガイドを使ってみて

今回実際にスマホで聞ける音声ガイドを使ってみての感想をいくつか書いてみようと思う。

1. 端末を借りるために並んだりする手間がない

これまで音声ガイドを使わなかったのは、音声ガイドの端末を借りるのがめんどうだったからだ。

並んでいることもあるし、有料のこともあるし、慣れない端末の操作をするのもわずらわしい。(めちゃくちゃ消極的な鑑賞者ですみません)
なので、美術鑑賞は感性で、とかなんとか理由をつけて、結局借りることはなかった。

一方、自分のスマホとイヤホンを使って音声ガイドを聞けるのは、端末を借りる時間や手間が省けるし、自分のスマホだから操作も慣れているし、使いやすい。事前にアプリをダウンロードしておけば、現地では入場時にもらうパスコードを入力するだけで済む。
だったらちょっと使ってみようかな、と一歩を踏み出せた。

2. 内容が頭に入りやすく、臨場感がある

これは音声ガイド自体に言えることなのだと思う。
音声ガイドがあると、作品にまつわる話を聞きながら鑑賞できるので、理解が深まる。

館内のパネルに時代背景などの説明はあるのだが、混んでいてちゃんと読めなかったり、文字を読むだけでは内容が上滑りしてしまったり、作品の前に立ったときには忘れたりしていた。

けれど、音声ガイドだと、作品の前で解説してくれるので、スムーズに理解が進む。また、周囲にある作品もからめて解説してくれているので、展示のつながりがわかりやすい。

また、同時代の音楽を流してくれたりして、臨場感もあった。
展示全体の流れを感じることができ、いつもより展示に集中し、没頭できた。

3. 家に帰っても聞ける

スマホにダウンロードした音声ガイドは、展覧会の会期中であれば、会場内だけでなく、家に帰ってからも聞くことができる。
関連するコンテンツもあって、これは事前にも聞ける。
会場で展示を見ているときだけでなく、そのあとも余韻にひたれるのは、うれしい。

最近は写真撮影OKのところが増えてきた。とはいえ、多くの展示が作品保護のために写真撮影禁止となっている。なので、展覧会の後、なかなか余韻に浸れることがない。

しかし、この音声ガイドがあれば、一緒に載っている画像を見ながら音声ガイドを聞いて、展示を思い出すことができる。

万一のときには、端末を貸してもらえるので安心

なお、会場でうまくアプリで再生できなかったり、イヤホンを忘れてしまったときには、従来どおりの端末の貸し出しも行っているので安心。
むしろ音声ガイドの端末の扱いに慣れている人は、そちらも使えるので好みの方法で楽しめる。

事前にアプリをダウンロードしておこう

つまりスマホの音声ガイドは最高!
なので、十分に楽しむために、事前にアプリをダウンロードしておくのがおすすめだ。
もちろんアプリは無料。
展覧会に行かなくても聞けるコンテンツもあるので、展覧会に行けない方もぜひチェックしてみてほしい。

音声ガイドに関する公式の詳しい情報こちらからどうぞ。

まとめ

これまで音声ガイドを使ったことがなかったが、スマホでダウンロードできるのであれば、どんどん使っていきたい。
もっとスマホの音声ガイドが広まってほしい。

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