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瀬戸芸の余韻を都内でも。ゆかりの美術展4選

こんにちは!
美術館巡りが趣味のかおりです。

瀬戸芸の旅の余韻が冷めやらぬこの頃です。
お土産に購入した草間彌生さんグッズのトートバッグが大活躍しています😊

さて、瀬戸芸の思い出によりじっくり浸ろうということで、都内近郊で見れる瀬戸芸ゆかりのアーティストさんの美術展をご紹介します。

■李禹煥展

場所:国立新美術館
会期:2022年8月10日(水)~11月7日(月)

直島に美術館のある李禹煥の展覧会です。
李禹煥は、韓国生まれで日本を拠点に活動している美術家で、戦後日本美術の大きな動向のひとつである「もの派」を牽引した作家です。

「もの派」とは、石、木、紙、綿、鉄板、パラフィンといった〈もの〉を単体で、あるいは組み合わせて作品とするような作品群。

シンプルでミニマルな印象をもつものが多いので、そういった作風が好きな方にはおすすめです。

また、李禹煥は哲学にも精通しているので、どこか哲学的なインスピレーションもあるかなと思います。

香川県直島にある《無限門》

今回ご紹介した李禹煥展は、東京では初めてとなる大回顧展。
直島までは行けない方も、今回の展覧会で李禹煥の作品を体験してみてください。


■大竹伸朗展

場所:東京国立近代美術館
会期:2022年11月1日(火)〜2023年2月5日(日)

瀬戸芸では、豊島の「針工場」、直島の「I♡湯」などの作品を出展していた現代美術家である大竹伸朗さんの回顧展です。

16年ぶりの大回顧展ということで、最初期の作品から最新作、小さな作品から巨大なインスタレーションまで、幅広い作品がテーマに分けて500点以上展示されます。

瀬戸芸で初めて大竹さんを知った人にピッタリの展覧会となっています。

巡回展もあるので、愛媛、富山の方はお見逃しなく。

■草間彌生美術館「毎日愛について祈っている」

場所:草間彌生美術館
会期:2022年10月7日(金)~ 2023年2月26日(日)

草間彌生さんといえば、水玉やかぼちゃのオブジェといったインパクトの大きな作品で有名で、最も知られた現代美術家のひとりではないでしょうか?

都内には、そんな草間彌生さんの美術館があり、今は「毎日愛について祈っている」というタイトルで特別展が開催中です。

「EVERY DAY I PRAY FOR LOVE」

草間彌生さんの最新の絵画群の背面には、昨年以降繰り返しこのセンテンスが記されるようになったそうです。

展覧会では、そんな現在の草間彌生さんの作品を見ることができます。

■猪熊弦一郎展

場所:横須賀美術館
会期:2022年9月17日 (土) 〜 2022年11月6日 (日)

こちらは都内からは少し離れますが、横浜の横須賀美術館で開催されている猪熊弦一郎展です。

瀬戸芸でも、猪熊弦一郎美術館は丸亀市内にあり、瀬戸内海の島々や島へアクセスする港からは少し離れた立地にある美術館ですが、瀬戸内海地方を代表する美術館だと思うので取り上げました。

「猪熊弦一郎」という画家の名前はあまりなじみのない方も多いかもしれませんが、アーティゾン美術館やポーラ美術館にも作品が所蔵されている作家です。

抽象絵画を描くことが多いのですが、とてもかわいいイラストも描くので、グッズ化されて香川のお土産やさんにもたくさん販売されていました。

スッキリしたスタイリッシュな抽象画、可愛らしいイラスト、大胆な色彩や構図の絵画など、バリエーション豊かな作品群が魅力です。

関東に勢揃いしているいい機会なので、ぜひ足を運んでみてください。

まとめ

瀬戸芸に行った方も、行けていない方も、ぜひこの機会に日本を代表する現代作家さんの作品に触れてみてはいかがでしょうか。

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