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これからいきたい美術展 2023〜24年
【本記事は2023/6/18に執筆したため、情報が古くなっています】
「2024年に行きたい美術展」は下記の記事にまとめているので、こちらもあわせてご覧ください。
>2024年に行きたい美術展
こんにちは!
美術館巡りが趣味のかおりです。
最近いくつか美術館に行って、美術展のチラシをもらって、行きたい!!とうずうずした美術展がたくさんあったのでまとめてみます。
地域は主に関東、会期はこの記事を書いている6/18時点でまだ未公開のものばかりです。
今後の展覧会のスケジューリングに役立ててくださいね!
それではどうぞ〜!
テート美術館展 光 ーターナー、印象派から現代へ
会場:大阪中之島美術館
会期:2023年10月26日(木)〜2024年1月14日(日)
「光」をテーマにターナー、印象派から現代までの作品を紹介するという本展。パッとポスターやチラシを見た限りでは、「ターナー」「印象派」といったキーワードから、「ターナーとかコンスタブルとか、イギリス風景画から人気の印象派とかあのへんね。そしてテート美術館。なるほど、なるほど」と、なんだかわかった気になってました。(何様)
じっくり見ると、それだけじゃない!
「現代へ」の副題どおり、モホイ=ナジ・ラースローをはじめとするバウハウスの芸術家による作品、日本でもベネッセアートサイトや21世紀美術館などで作品を体感できるジェームズ・タレルなどが並びます。
さまざまなアーティストによる、多様な作品を通して、200年もの年月にわたる「光」の追求。
余すところなく堪能ください!
ゴッホと静物画 伝統から革新へ
会場:SOMPO美術館
会期:2023年10月17日(火)〜2024年1月21日(日)
まだ詳細情報が公開されていないこちらの展覧会。
ゴッホの「ひまわり」を所蔵するSOMPO美術館が、17世紀オランダから20世紀初頭の作品をとりあげ、そのなかでゴッホが何を学び、どんな影響を与えたのかを深掘る展覧会となりそうです。
さらに「ひまわり」の題材にも焦点をあて、「ひまわり」をめぐるゴッホや他の画家たちの視点を探ります。
モネ 連作の情景
会場:上野の森美術館
会期:2023年10月20日(金)〜2024年1月28日(日)
上野の森美術館といえば、個人的には人気芸能人の作品やアニメ作品などサブカルチャー寄りの美術館というイメージがあったのですが、今回は「モネ」という正統派な美術展です。
「連作」がテーマということで、同じ場所を、異なる角度、異なるテーマ、異なる時間、異なる季節と多角的に捉える作品の数々が並びます。
数々の連作を鑑賞しながら、モネの世界にどっぷり浸れる展覧会になりそうです。
【追記:レビュー記事を執筆しました!】
アート系Webメディア「Sfumart(スフマート)」さまにてレビュー記事を掲載いただきました。写真たっぷりでご紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。
また本展は、東京と大阪で開催されるのですが、それぞれ出品作品が異なるということで、どちらも見逃せません!
【大阪展】
会期:2024年2月10日(土)~2024年5月6日(月・休)
会場:大阪中之島美術館
印象派 モネからアメリカへ
会場:東京都美術館
会期:2024年1月27日(土)〜4月7日(日)
アメリカのウスター美術館のコレクションを中心に、印象派の作品を紹介する本展。
印象派の直前のパルビゾン派から、いわゆる華々しいモネやルノワールといったフランス印象派、さらに国際的な広がりをみせるアメリカ印象派など、印象派の誕生から展開まで、印象派の魅力を余すところなく堪能できる展覧会です。
アメリカ印象派はあまり目にする機会がないので、この展覧会でしっかり見ておきたいですね!
マティス 自由なフォルム
会場:国立新美術館
会期:2024年2月14日(水)〜5月27日(月)
国立新美術館でもマティス展が!
ということで、2023年6月現在、東京都美術館で開催中のマティス展でマティスの魅力にハマった方に、おかわり展覧会が開催されます!
東京都美術館でのマティス展は、大回顧展ということで、初期から晩年まで生涯の軌跡を辿る展覧会でしたが、本展では、マティスが晩年に愛した手法「切り絵」を中心に取り上げます。
4×8メートルの切り絵の大作《 花と果実 》も初来日!
マティスならではの鮮やかな色彩の切り絵の作品を大スケールで楽しめます。
マティスが最晩年にデザインした、ニース郊外のヴァンスに建つロザリオ礼拝堂を体感できるコーナーも作られるとのこと。ぜひマティスのつくりあげる世界を体感してください!
【会期終了】デイヴィッド・ホックニー展
会場:東京都現代美術館
会期:2023年7月15日(土)〜11月5日(日)
色鮮やかなデイヴィッド・ホックニーの世界。
この夏にぴったりのデイヴィッド・ホックニー展が27年ぶりの大回顧展として開催されます。
60年以上におよぶ画業をたどる本展では、過去の代表作だけでなく、近年制作された作品も公開されます。
2011年に制作された油彩画《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》(2011年)が、日本で初めて公開されます。その大きさたるや、幅10メートル、高さ3.5メートル!
さらに、COVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作も!(ロックダウン中にiPadで全長90メートルの作品?!)
御年86歳のデイヴィッド・ホックニーの未だ衰えない精力的な創作活動を体感して、鑑賞する私たちもエネルギーをもらえそうです。
【まもなく終了】イヴ・サンローラン展
会場:国立新美術館
会期:2023年9月20日(水)〜12月11日(月)
昨年開催された、イヴ・サンローランが愛したモデル、ベティ・カトルーを取り上げた「BETTY CATROUX – YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」は大盛況でした。
私も閉幕間近に行ったのですが、息を呑むかっこよさ!
SNSなどで紹介したところ、「もっと早く教えてほしかった!!」との声をたくさんいただきました。ごめんなさい!
そんなイヴ・サンローランの展覧会がついに国立新美術館で開催されます。
近年、数多く開催されているハイブランドの展覧会。シャネル展、ディオール展に足を運んだ方も多いのではないでしょうか。
美術館でファッションブランド?と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。ただ、芸術作品が何らかの「哲学」の表出とするならば、長年愛され、磨き続けられたブランドのポリシーは、「コンセプト」「ビジョン」というよりも深く研ぎ澄まされ「哲学」に昇華されているともいえるのではないかと思います。
アート好きの方も、ファッション好きの方も、イヴ・サンローランの哲学をぜひ体感してみてください。
2023〜24年も期待大
そんなわけで、これから公開の行きたい美術展をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。行ってみたい美術展はみつかりましたか?
この記事でこれから半年のスケジュールにワクワクしてもらえると嬉しいです!まだまだ未チェックの美術展もたくさんあると思うので、私もいまから楽しみでなりません。
それでは愉しいアートライフを♪
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