マルチ・ポテンシャライトという生き方
マルチ・ポテンシャライトという言葉を知っていますか?
先日、『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』エミリー・ワプニック著 という本をチラ見して、これだー!と強く納得したのがこの「マルチ・ポテンシャライト」という言葉だ。
やりたいことが同時に複数あってもいいし、
すぐに飽きてしまってもいい、
飽きてもまた興味が戻ってきてもいい、
そんなふうに全肯定されるのを、私はこの本で初めて経験した。
一般的な言葉でいうと「ゼネラリスト」という言葉があるけれど、これは少しニュアンスが違うように感じる。
「ゼネラリスト」というと、すべてまんべんなくできる人という印象がある。
でも、私はそうではない。
あれとこれとそれに興味があるが、
あれとこれとそれ以外に興味はなく、
時期によってあれとこれとそれは変わるし、
急に興味を持ったり、急に興味を失ったりする。
興味を失ったものへ、時間をおいて再び興味を持ったりする。
ひとつのことをずっとやるキャリアの専門性は築けていないが、
これまでのキャリアを振り返るとおおまかな一貫性はなんとなくある。
そんなかんじだ。
同時多発的にやりたいことがでてきたとき、
ひとつに絞らないと、とか
優先順位をつけて順番にやらないと、とか
思い悩んでいた。
そして「ひとつ」を決められず、
優柔不断でだめだなとか、
自己嫌悪に陥ることもあったのだけど。
全部やっていいのだ。
それが私の性格なのだから。
というわけで、わたしはいろいろやろうと思う。
新しいことをやるために、無理に今のことをやめる必要はない。
進む速度は遅くなるかもだけど、
別に速度を競っているわけではない。
自分のやりたいことをやろう。
今すぐ。
全部。
会社員をしているときにはたしかに難しかった。
けれど、フリーランスという働き方をしている今、それは可能だ。
改めて、力をもらった。
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