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香港の人々のコロナ対策

香港では1月から人々がマスクをつけ始めたのが目立った。

私はというと、1月末頃から地下鉄などの人混みでつけ始めた。夫はヨーロピアン。マスクをつける習慣はない。そんな夫からメッセージが届いた。

「マスク持ってると思うけど、しっかりつけておくように。」

数日前、私が彼にマスクをつけるように言った時は「はいはい」と面倒くさそうな感じだった。そんな彼からのメッセージだった。

かなり深刻だと感じた。彼は地下鉄で配られていたマスクをつけて帰宅してきた。

香港は中国大陸と繋がっている。そしてSARSを経験した香港人たちは、恐れていた。個人、企業、政府レベルで対策を始めた。

香港の人々が行っている対策をまとめてみたい。

マスク

日本はマスクが売っていないため手元にない方々もいるだろう。大変だ... 

香港では早くからマスクを海外から購入したり、知り合いに送ってもらったりしている人が多かった。

2月旧正月明けから、マスクをしていない人は数人しか見ていない。ほぼ100%マスクをしている。

一度同僚が食事のあとマスクをつけ忘れて地下鉄に乗った。隣のおばさんが予備のマスクをくれようとした。急いでマスクをつけてお礼を言った。

私たちの学校ではマスクをして学校に来るようお願いしている。お願いするまでもなく、香港の人々とっては当たり前だった。

在宅勤務

在宅勤務の可能な人は在宅勤務をしている人が多い。私の学生はもう2ヶ月以上在宅のようだ。

在宅勤務の導入は、比較的スムーズな気がした。ネット環境が整っているうちが多いのだろうと同僚が言っていた。

休校

休校も早かった。2月の旧正月明けから現在4月までずっとだ。子供の安全を考え、日本語のキッズクラスも同じように休校にしている。プライベートレッスンは現在ご両親の判断に任せている。もちろんキャンセルする人が多い。

オンラインクラス

香港学校はオンラインクラス切り替わっていると聞いた。私達の日本語学校もそうだ。オンラインに慣れない先生方も一生懸命Zoomの使い方を覚えて授業を行っている。

検温

店や建物入る時は、体温を測られる。今ではどこへ行っても検温だ。

ドアマット

靴についたウィルスを部屋に持ち込まないよう、消毒液のついたマットをアパート1階の出入り口に敷いている。

アルコール除菌

店のレジ前、アパートのフロント、店の中に入るといろいろなところにサニタイザーが置いてある。

1日に何度も手を除菌する。エレベーターのボタンなどを触った後も気をつけたい。

消毒

私の働いている学校では学生が帰った後、席や机を消毒する。

2月はエタノールなども手に入らなかった。その場合、花王の漂白剤を薄めてまくのがいいと聞いた。私たちの学校もそうした。

ゴーグル

手にウィルスがついている状態で目をこするのも危ない。ゴーグルのようなもので目をカバーしている人たちをちらほら見かけた。

便座のふたを閉めてから流す

こういうサインがあるのを見かけた。

レストランでは席を減らす

隣と距離をあけるため、座れない席をロープで囲っていたり、座れないというサインがしてある。

香港では相席にされることがあるが、今ではそれもないのでないか。

集会禁止令

4人以上集まってはいけない。4人以上が一緒座れないよう配置にしてある。


香港で私が見た対策。私は在宅勤務が1週間あったが、それ以降は出勤日数減らしたり出勤時間減らしてなるベリスク減らすように学校が考えてくれた。校内でのクラスレッスンは1月末からしていない。

潰れている店を多くみた。デモのときから打撃を受けていた。解雇された人、無給休暇の人も多くいる。

それでもいつもと同じように営業している飲食店があり、人が来ている。

街は思った以上に安定しているように見える。一時期なくなっていたものも出回っている。

住んでいる場所は違うが、みんなそれぞれ自分の身は自分で守ろう。家族や周り人も守ろう。


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