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【八ヶ岳音楽堂】数年ぶりに音楽に触れたら、チームっていいなと思った話

長野に来て一年とちょっと。引っ越しや転職などで気づかなかったけど、心身共にあまり落ち着かない日々だったようです。秋晴れのいいお天気の日に、ふと「音楽聴きたいな」と思ったからです。CDやネットからの音楽ではなく、全身で音楽を感じたい!と思いました。チケット代は約一万円。ちょっと高かったけど奮発しました。でも結果、行って本当に良かった。

音楽堂の中

長野に来たからには行ってみたい場所がありました。それが八ヶ岳音楽堂。八ヶ岳は、富士山に近い山梨県との県境にあります。2000メートル級の山々の中にある音楽堂。設計は吉村順三さん。以前行った軽井沢の別荘も同じ方の設計でした。ヤマハや武満徹さんが監修?をしていたり、まさに音楽を楽しむための場所なのです。
いろんなアーティストのライブがありましたが、今回はエイチゼットリオというジャズを聴きに行くことに。一時期、ピアノの音が好きでずっと聞いていたのですが(当時はショパンが好きでした)、夫からエイチゼットリオいいよと勧めてもらいました。三人の演奏が躍動感がありとても好きになりました。2019年12月に結婚式を挙げたのですが、その際に彼らのクリスマスソングを会場で流していました。以来、毎年この時期になるとそのCDを流しています。私にとって思い出のあるアーティストなので、当日がとても楽しみでした。

目の前で演奏されました

目の前の生演奏。音楽のための会場なので、音が身体中に響いてきます。銀鼻さんが「演奏しているのが気持ちいい」と言っていました。納得。とても楽しそうに音楽を演奏していました。
音楽って素晴らしいですね。ジャズは言葉がなくても感情を共有できる。それぞれのパートが引き立つように、各々がカバーし楽器の良さを消さない。三人で一つの音楽を完成させていく。相手の楽器が目立つときは、相手の目や手を見てどんなパフォーマンスをするのか演奏する。相手を読む。たまに笑い合ったりして、もう本当にたまらない演奏でした。

ふと、仕事もそうなんかなと思いました。仕事はチームのことが多いと思います。そして人によって長所も短所もある。楽器でいうと、ピアノ、ドラム、ベースのそれぞれの特性がありますよね。ピアノがメインの時は、ドラムは小さな音で土台を作る。ベースがメインの時は、キーボードで華やかさ足していく。それぞれが得意なところで主役になって、周りはそれをサポートする。そんなことが仕事でもできたら最高やん、と思ったのです。

そんなことを思っていたら、そもそも自分が何が得意で何が不得意なのか、棚卸しが必要だなと思いました。自分の不得意を得意だと思っていたら辛いし、逆もとても悲しいですよね。そこで改めて自分を点検してたら、「多くの選択肢から何かを選ぶこと」が不得意だと気づきました。不得意というか、とてもエネルギーを使うのでなるべく避けたい。きっとキャパシティーが人より少ないのかもしれません。そう思ったのは、友人と話していた時に気づきました。

高校時代の仲の良い友人たち4人で来月会うことになりました。昼ごはんや夜ご飯のお店選びの話をしていたら、「どこ行く?」「いきたいところある?」と。当たり前ですが、大阪や神戸ではほぼ無限にお店が出てきます。友人たちが出し合って10くらいの店に絞りましたが、無限→10店舗ほどになっても、私にとっては全然絞られていない範疇です。むしろ各々の好みが明確になった分、より選べないのです。
でもなぜか私が選ぶことになり(くじで選ぶ係になった)、選んだ結果、その日が定休日のお店でした。何度も何度もサイトで10店舗のお店を調べたのに、です…。そして選び直しになりました(友人たちは、ぽいな〜と言って笑ってましたが)。
不得意なことをしたら、あまり良い結果にならないなと改めて気付かされました。そして、自分の不得意に気づいた時は、家族や友人など周りの人たちには直ちに共有することをおすすめします。


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