江ノ島に行った話
「江ノ島行きませんか?」
夫にLINEをしたのは4月のこと。
「ええやん。来月のかおりの誕生日で行こうか?」
こうして37歳初めての旅行は江ノ島になりました。
『江ノ島』
東日本の方には馴染みのある地名かと思いますが、関西出身の私にとっては未知の場所です。
「江ノ島って何県?」
新幹線で神奈川を通りますが、降りたことがないので知りませんでした。
葉山?
鎌倉?
横浜?
神奈川県って広すぎる。
「神奈川の浦賀にペルーが来たんだよ」
えーーー?!
東日本に来たとは聞いてたけど、神奈川だったんですね。
そりゃあ、社会のテストの点数が良くならないわけです。
私は長野に来てまた一つ賢くなりました。
今年は辰年。
江ノ島に行きたかった理由は龍宮に行きたかったから。
龍神に会いたかったんです。
それ以外の希望は特にありませんでした。
江ノ島には歴史がありますが省かせてください。
日本三代の弁財天も見ましたが、こちらも省きます。
なぜなら私に教養がないからです…。
Googleで調べたら出てきますので、詳しく知りたい方はそちらで検索お願いします。
そのため今回は、教養がない方にも楽しんでいただける江ノ島楽しみポイントをまとめてみました。(おいおい)
我こそは!と思われる方はぜひご覧ください。
海サイコー!
江ノ島は相模湾にある島です。
そのため長野から車で高速道路を降りたら、そこは海!なのです。
しかも茅ヶ崎とゆうところで、あのサザンオールスターズで有名な海岸なのです。
サーフィンができる海なんですね。
高速道路を降りたら、サーフボードを持ったお姉さんやお兄さんがたくさんいました。
上半身裸のお兄さんや、海から出たばかりの若者がたくさんいて、海ならではの光景を目の当たりに。
そうです。
長野にいて忘れてましたが、五月下旬は暑いのです。
蒸し暑い浜辺に、革靴の夫。
そして、汗の吸収率0の服を着た私。
完全にミスってました。
サーファーいるし、高速を降りてからずっとロコ〜なハワイ感が漂っていて日本じゃないみたいでした。
ロブスターとかパンケーキのお店もあったし。
人も街並みもとても良いエネルギーに満ちている場所で、江ノ島に着いていないのにもう満足してました。
夕陽…最高やん。
夕食後の散歩。
潮風に吹かれながら食べたアイス。
波音を聞きながら食べたポテチ。
キンキンに冷えたビール。
…最高やん。
BGMはサザンの真夏の果実。
…最高やん。
朝の散歩は青い空と青い海。
風が強かったけど、人も少なくてゆっくりと過ごせました。
もう、海サイコー!!!です。
パワースポットすぎるー!
神奈川の地に着いた途端に感じてた「ここめっちゃいい!」ですが、江ノ島に到着する頃には確定でした。
なんと言えばいいのか分かりませんが、島全体が神聖ですごいパワーを感じるのです。
「こんなに素晴らしければ、そりゃぁ神話もできるでしょう」
「源頼朝も鎌倉幕府やったろかい!てなるよね」
「さすが歌川広重!ここを題材にするなんてさすがやね」
教科書で習ったかすかな記憶と、数日前に調べたGoogleを頼りに妄想を膨らませます。
しかし、どれだけ頑張っても「ほんますごいよね」しか感想は出てきません。
天気が良ければ富士山も見えるらしいです。
この日は見えなかったけど、富士山がどの方角にあるか知らなかったので気づけなかった可能性もあります。
そして散々「パワーすごい」と言ってましたが、そうゆうパワー系は全然分かりません。
パワーとかエネルギーとか全くなのに、「すごい感じ」は全身で浴びれました。
島全体がパワースポットであることは、間違いなさそうです。
富士山見えるー!
教養のない我々夫婦は、富士山の場所が分からず見れませんでした。
しかし帰りの高速に乗るときに、ふと富士山の頭がくっきりと見えたのです。
「富士山や!!」
全然見えなかったのに帰りに突然現れた富士山。
かろうじて頭だけが見えるぐらいだけど、確かに日本一の山はそびえ立っていました。
「バイバーイ。またね」って言われてるみたいでした。
そして帰りの車で写真を振り返っていると、ある一枚の写真に目が留まりました。
まさかのど真ん中にあの富士山がいらっしゃったのです。
びつくり。
たまたまカメラを向けたど真ん中にいるなんて奇跡すぎます。
盗撮したと言っても過言ではない写真が、まさか奇跡の一枚になるなんて。
「私、もってるやろ?」ドヤ顔です。
こうして、一泊二日の江ノ島旅行は無事終わりました。
書いてないけど、しらす丼も水族館も御朱印帳めぐりもしました。
超満足。
そして写真のように、江ノ島では夏を先取りさせていただきました。
ビーサン・水着・麦わら帽子がとても似合う景色でしたので。
なので、車を降りた時の長野の寒さには驚きました。
長野では今日も羽毛布団をかけています。
朝晩は裸足だと寒く、風も冷たいので長袖が快適です。
そう、日本は広いのです。
山もあれば海もある。
暑いところも寒いところもある自然豊かな国なのです。
私はまだ見ぬ日本に思いを馳せ、37年前にお腹を痛めながら産んでくれた母に感謝し、夫とこれからも歩んでいこうと誓いました。
そして、自分の誕生日付近の気候ぐらいは覚えておこうとも誓いました。
「日本のほとんどは暑いから半袖でok。でも例外的な場所は革靴でも可。」
これらの誓いを忘れなければ、人生はより豊かになり、夫との旅行はもっと楽しくなりそうな予感がしています。
サポートお願いします!いただきましたサポートは、新たなネタ集めの交通費として使わせていただきます🙏