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「まるっとお見通しだ!」ではないよ、占い師は。

私は占い師です、というと「怖い…」と言われてしまうことがあります。
聞いてみると、「なんでも分かるんでしょ?」とお返事いただくことも多々。
全てを見通されているような気がするから怖い、というわけですね。
いやいやー、占い師といえども何でも分かるわけではありません。

怖がられるだけならまだ害がありませんが、
鑑定していて、ちょっと問題だなーと思うパターンを書いていきます。

占い師を試す人

占いをしていて稀にお会いするのが、意図的に事実を隠す人です。
彼氏がいるのに曖昧にしてみたりね。
「占い師ならば何でもわかるんでしょ?」と占い師を試す意味もあって隠してしまうようです。

これ、やめていただいた方が双方ともに良いです。
占いを間違える原因になります。

どういうことかというと、
タロットの場合、ひとつのカードで複数の意味を持っています。

例えばこちら、みんな大好き恋人のカード。

見るからに楽しそう

恋人はわかりやすく「あなたが好き」や
「コミュニケーション」「SNS」を表します。
逆位置だと「浮気」「コミュニケーション不足」など。

「彼氏探してるんです」というご相談で恋人の逆位置が出た場合、
占い師は「ちょっとすぐには難しいかな」と言うでしょう。
その時に、クライアントが彼氏がいる事実を伏せていたらどうでしょう?

彼氏がいるのに、彼氏を探してるという質問なので、
タロットからの返事は「浮気する」になります。
浮気するということは、彼氏とは別に良い人が見つかる可能性がありますよね?

こんな感じで、事実を伏せられてしまうと判断ミスの原因になります。

せっかく時間とお金を使って依頼していただいたのに、
判断ミスをすると占う側としても悲しくなってしまいます。
クライアントには何かを得てお帰りいただきたい。

全ての占い師の総意とは言いませんが、私からの切なる願いです。
どうせだったら、私をより効果的に使ってくださいね。

それでは楽しい占いライフを!

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