(連載)じぶん発掘調査隊 第7回「パーソナリティを解読しよう:ハーモニア」解説
第7回、お読みいただけましたか?
この回は、第7回の補足となります。
第7回はパーソナルタイプをテーマに物語風にお届けしましたが
今回の登場人物は、心理学者ユングのパーソナルタイプをベースとしたMBTIを参考として作成しました。
ここでユングのパーソナルタイプ論について補足をしていきます。
ユングのパーソナリティタイプ
心理学者ユングの「心理的タイプ」理論によれば
・人間はパーソナリティにおいて異なる傾向を持っており
・その傾向によって特定のタイプに分類できる
として、人々のパーソナリティを4つの基本的な機能によって区別しました
思考 (Thinking):物事を理性的に分析し、論理的に判断する能力。
感情 (Feeling):他者との関係性や感情に基づいて判断し、価値観を形成する能力。
感覚 (Sensation):五感を通じて情報を収集し、現実の詳細なデータに敏感な能力。
直観 (Intuition):直観や洞察に基づいて情報を理解し、未来の可能性を見出す能力。
また、心のエネルギーの向きとして2つのタイプで区別しました。
・外向:自分の皮膚よりも外の世界(外界)に向かうタイプ
・内向:自分の皮膚よりも内の世界(内界)に向かうタイプ
このパーソナリティと心のエネルギーの組み合わせにより、性格タイプは8つに分けることができます。
・外向・思考タイプ
思考機能を外界で用いることを好む。人、もの、組織などさまざまなことに関わり、自分が管理や調整をしやすい状態に整えることでエネルギーを得る。
・外向・感情タイプ
感情機能を外界で用いることでエネルギーを得る。
人、ものごと、課題、状況などに関わり、人々の間に良い雰囲気や調和が保たれるようにすることを好む。
・外向・感覚タイプ
感覚機能を外界で用いることを好む。「今ここ」の新しい体験や状況への関わりでエネルギーを得る。
・外向・直観タイプ
ひとつのものだけでなく、さまざまなものを組み合わせ、可能性を見つけようとする。外界の人やものごとの可能性に対して積極的に関わる。強い使命感、熱意を持つ。
・内向・思考タイプ
思考機能を内界で使うことでエネルギーを得る。考え方を検討したり、体験を整理したりしながら概念を説明することを好む。観察者。
・内向・感情タイプ
感情機能を内界で用いることでエネルギーを得る。
自分の中で大切にしている価値観を追求することを好む。それにより自分の内面に調和をもたらすことでエネルギーを得る。
・内向・感覚タイプ
自分にとって重要な事実を正確に記憶し、それらを目的に合わせて活用することでエネルギーを得る。五感や過去の記憶を信頼しており、秩序を好む。
・内向・直観タイプ
内面から出てくるもの(アイデア、概念、イメージ)でエネルギーを得られ、多数の視点から物事を見ることを好む。独自の世界観を持っていることが多い。
物語で登場したパーソナリティタイプについて
物語の中で登場したキャラクターはMBTIを参考にして作成しました。しかしあくまで参考ですので、物語に合わせてアレンジしています。本来のNBTIとずれがあることをご承知おきください。
自信の魔法使い(主人公)
前向きで自分の力を信じる。
常に進んで物事を探索、経験しようとする。
感受性の妖精(運動家)
情熱的な性格。
自分の感情を大切にし、共感力が豊か。
冷静な賢者(提唱者)
常に冷静沈着で物事を冷静に判断する。
感情に振り回されることなく、冷静な視点を持つ。
調和の使者(幹部)
異なるパーソナリティを統合し、調和をもたらす。
自己受容と他者との関係を大切にする。
社交的なエンターテイナー(エンターテイナー)
活発で社交的な性格。
周囲の人々を楽しませることが得意で、陽気な雰囲気を作り出す。
穏やかな仲介者(仲介者)
平和を愛し、人間関係の調和を重視する性格。
衝突を避け、意見をまとめる力がある。
論理的なアナリスト(論理学者)
理論的で分析的な性格。
論理的思考に基づいて問題を解決し、情報を評価する能力が高い。
責任感のある実行者(管理者)
組織力に優れ、責任感が強い性格。
目標を達成するために努力し、信頼性が高い。
冒険心あふれる探検家(冒険家)
新しい経験を求め、冒険心が旺盛な性格。
変化と挑戦を恐れず、自分自身を成長させることを大切にする。
繊細な芸術家(巨匠)
感受性が豊かで、芸術的な才能を持つ性格。
芸術や創造的な表現を通じて自己を表現することが好き。
簡単ですが、パーソナリティタイプについてご紹介しました。
物語を読むときの参考にしてみてくださいね!
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