非市民的人間のポエム
市民であることに疲れて、「あの日から後の人生は全て悪夢なんじゃないか」と思えてきた。
「しかし」、そもそも世に生まれ落ちた瞬間から全ては夢であって「あの日から」という認識は間違っている。
夢から覚めれば我々が自覚している個体性は終わる。個体性から解放された後に安らかであるためには、たぶん地球の物質がよりよく循環している方がいいのだろう。
我々の意識だとか魂などというものがどこから来たのかは分からないが、「肉体」と連動しているのは疑いがない。
だから肉体が還る先の循環がいい方がよさそうだ。市民的な綺麗事というのは、半分くらいは物質の循環がよくなることに何らかの形で繋がっていそうだ。
だから今此処にいる己が個体がよりよい市民であろうとすることは、残念ながらよいことなのだろう。
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