見出し画像

変な恋愛

高校時代

高校はあまり賢くない高校でした。

特別進学クラスがあったので、まぁそこでいいかというノリで。

家から自転車で通えるという点で選び

電車で人と会うのは苦手、なおかつ交通費はかからない。

自分にはピッタリな高校だったのです。

中学時とは違う部活に入り、全国で上位に入る成績を残します。。

なりゆきで生徒会執行部にも入りアクティブに過ごします。

突拍子もないことを言ってしまう私なので、

特進クラスの女子グループからはみられましたが、

もう女子のそんなの慣れっこなので、ほっておきました。

部活と生徒会に居場所あるし、恋愛している彼もいるし・・・。

しかしその恋愛はとても異常な変な恋愛でした。

いきすぎる束縛

彼との恋愛のルールは少し変でした

・メールは携帯を触っていたら2分に1回返すこと

・1日100回はメールすること

・朝は一緒に登校すること

・朝一緒に登校できなかったら昼食を一緒に食べること

・男子とは必要以上に話さないこと

・化粧をしないこと

・夜は門限9時で帰ったら彼の携帯にワンプチすること

細かいことを挙げたらキリがないのですが、

ルールを破ると『何で守れないの!?』

と激昂して支配をしてくる彼。

見た目はとてもジャニーズ風の好青年なのに。

大変でした。っていうか勉強する暇もなかった。

最初はウンウンと聞いていたのですが

だんだんつらくなってくる私・・・

『別れたい・・・』

と言ってみます。

『こんなに愛してるのに何で??』

と言われます。

『しんどいから・・・』

と言ってみます。

『別れるなら僕死ぬからね』

と言われます。

いきなりカッターナイフを取り出して

自分の体を切り出します。

『ほら、ニャンチュールーのせいで血が出てるよ?

 僕が死んだらニャンチュールーのせいだからね?』

恐怖の高校3年間でした。

彼がそうなる理由

彼はご両親の喧嘩を見ながら育ち、離婚後は母子家庭。

お母さんは少し情緒不安定気味でした。

彼の中には心の安定というものは見られませんでした。

寂しいんだなというのがとても伝わりました。

彼は自分で自分を満たすことができず、

何でも言うことを聞いてくれる私を束縛して

言うことを聞いてくれることで愛情を確認していたのです。

私が別れたいと言うと

激昂して、自傷をし、私も走って逃げたら走って追いかけくるなど

彼は相当私に依存していたのですね。色々ありました(笑)

私はすっかりジャニーズみたいな好青年な顔の人の

裏側は怖いという変な認識を持ってしまい、

恋愛恐怖症に陥ってしまいました。

私のいけなかったこと

私も誰かに相談したらいいのですが、

揉め事になることと、誰かに心配をかけてしまうことと、

部活と生徒会を一生懸命やっていたので逃げ道があったんです。

何よりダメだったなと思ったことは

そんな彼をかわいそうという目で見てしまったこと。

ここで別れたらかわいそうなのかな・・・と

いやいやいやいや、今の私ならこう言うわ。

何よりかわいそうなの私やし。

自傷しようが私関係ないし、本人の意志やし。

あなたのこと救えないし、自分を救えるのは自分自身やし。

私はあなたにセルフケアを進言するわ。

なぜ3年耐えたのやら。我慢ばかりしてもったいない高校生活。

多分私も依存していて共依存状態だったのかもしれない。

別れた後FBが流行し、その彼から『友達申請』が来ましたが、

『拒否』

を選択。

自分を縛ってくる変な人は拒否しましょう。

それはその人自身の問題だから。

もしできることがあるとしたら話を聞いてあげるだけ。

自分をどうにかしてくれるのは自分だけ。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

529,975件