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20代を振り返って -①-

30代に入って数か月がたちました。
20代が終わる2か月前くらいから、自分の20代がどんな10年間だったか、何をして何を感じてどう成長したか、このタイミングで記録しておきたいと思っていました。
ただ、それがとっても楽しい作業!にはならないことが見えていたので、腰が重く、結局30代になって4か月くらい先延ばしになりました。でも4か月でよかった。先送りぐせのある自分なら1年くらいかかるかもしれないと思っていました。笑


10年間の流れ

20歳、大学2年生。一人暮らし。日中は講義を受け、講義後は学祭実行委員の活動をして、夜は週数回コンビニでバイト。学祭が終わった後はチーム演舞のサークル活動。

21歳、大学3年生。似たような日々だと思うが午後が毎日学生実験になったため学業の方に時間をより使うようになった。

22歳~23歳、大学4年生~修士1年生。4年生から研究室に所属し、ひとつテーマをもらってせっせとクローニング。たしかこの頃コンビニバイトをやめてチェーンのパン屋でバイト。

24歳、修士2年生。前半は就活が中心の生活。後半は修士論文をまとめ、最後の春休みは卒業旅行で国内外いくつか遊びに行った。

25歳、新卒1年目。車が必須の田舎暮らしだがほぼ地元なのでそれなりに普通に暮らす。

26歳、新卒2年目。研究の部署に配属され、新しく学ぶ日々。

27歳、新卒3年目。終りごろ、付き合っていた今の夫と同棲を始める。

28歳、新卒4年目。年度の終わりかけに小さいが役職を持つ。自分だけでなく数人のテーマに限られた範囲ではあるが責任を持つことに。

29歳、新卒5年目。チームのトップが退職され、自身の役割について考える機会が増える。夏に入籍する。

それぞれの所属先で感じた・得たことなど

学祭実行委員

企画書をつくって、先輩にこてんぱんにツメられて直して、他のチームに備品消耗品を依頼したりチームメンバーをまとめたりスケジュール管理したり、正直かなり楽しく熱中していた。
「運営」することが好きかもしれないと感じたのはこの経験からだと思っている。今の仕事も、研究職にしては運営チックな側面もあるので、自分の適性を試せているという気持ちでいる。
この活動では交友関係も居心地よくて、学祭後もたまに遊んだり旅行に行ったりしていた。ひとつのものを同じ目線で作り上げるという経験が仲を深めたと思う。
これだけだとキラキラさわやか集団のイメージも持てるが実際そうではない。アニメ、ボカロ、ゲーム、アイドル、色々なオタクがいて、世間知らずな自分には新鮮だった。
また、”かわいいは正義”が実際あるんだと現実を知ったのもここ。なぜかかわいい女の子が集まっていて、どの子派か、どの子推しか、という話で盛り上がる場面もしばしば。それも男だけの裏でひっそりとかではなく、その子に直接かわいい~!と、笑いをとる目的も半分あるがわりとオープンだった。自分は大学デビューとか全くしてないし太めだったし推し候補には一切ならなかったのだが、そして自分が入らないこともちゃんと分かってたつもりだが、中身が重要っていうけど結局見た目も大事なんじゃん、というリアルを学んだ場だった。

コンビニバイト

初めてのバイト。同じようなタイプの人が全くいなくて、入ってしばらくはたまたま男性しかいなかったが、酒かタバコかパチンコか女か、みたいな人たちだった。いわゆる進学校から国立大学に入った自分にとってはこれまたディープな。入ったとき、「○○大学?あそこの奴ら3か月で辞めんだよな」と言われ内心「はぁ??」とむかついたので2年以上続けた。
仕事は覚えることがたくさんあったが、慣れてくれば楽しかった。特に品出しは、あるべき場所にきっちり納めるという作業が気持ちよくて楽しかった。レジ打ちもいかに効率よく無駄なく流れ作業をするか試行錯誤したり、人間観察もできるので地味に楽しんでいた。たまに変な人はいるけれど。
タバコは吸わないが主要な銘柄や○mmはタール量とかいう知識もついた。
忙しい時間帯に入ると本当に疲れるが、上がったときの疲労感とやり切った感は嫌いじゃなかった。自転車で通っていたが、夜風が気持ちよかった。
コンビニバイトは(そんな機会があるなら)またやってみてもいいなと思える。

パン屋のバイト

何が動機だったか、コンビニ以外のバイトも経験しておきたいと思ったからだったか、バイトを変えた。スーパーの一角に入っているチェーンのパン屋で、主にレジ接客だったが、休日の朝に入ったときはサンドイッチの製造もしたりしていた。
ここではコンビニの時よりは自分に近いタイプの学生バイトが多くて、友人から聞いてイメージしていたようなバイトってものに近かった。もともとパンが大好きだったので、新作は味見させてもらったり残りはもらったり、店長も変わってるけどいい人だし、仕事はしやすかった。
お客さんもバリエーションはコンビニほどじゃないけど、繁華街に近かったのでそれなりに人間観察も楽しかった。
平和だったけど振り返ると逆に特に印象も残っていないかもしれない。

演舞サークル

高校がガチめの運動部だったため、大学では部活という選択肢はなかった。でも体は適度に動かしたかったので演舞サークルに入った。年に数回、おまつりのようなところでお披露目する。パートはいくつかあったりするがみんなで一つの曲を踊って声出して盛り上げる。これもみんなで一体となる感じが楽しかった。
同じ踊りなのにやはり上手い人の踊りは目をひく。上手い人は人一倍練習している。自分も最初はしっかり参加しそれなりのポジションで踊る場面もあった。しかし途中で学祭実行委員の活動が忙しくなり、少し休止期間があった。でもそこはいちばん差がつく時期で、学祭後に戻ってきたときは同期とそれなりに差がついてしまった。メンバーは本当にいい人ばかりで、居心地のよさは変わらなかったので続けられたが、正直最後まで2軍的な位置にいるという感覚のままだった。
リーダー学年になった時も、幹部メンバーになりたかったわけではないものの、真剣にチームのことを考えて悩んでいる同期たちを一歩外で見ている自分が少しいやだった。休止期間がなければたぶん自分もそこにいただろう。羨ましい気持ちはたしかにある。でも今からそこに入る(役職はなくても同じ熱意で語れる)こともできるのに行動に移すほどではない自分もいる。なんだったんだろうなあ。
この時と似たようなこと、今もあるような気がする。自分は中途半端なところがあり、集団の中ではある程度全体を見れる上の方にいたいし、運営とか組織づくりに携わっていたいタイプ。その一方で、みんなを引っ張るリーダー的な度胸や判断力や人望は足りないし、誰とでも積極的に関わりあえるタイプでもない。表面的なコミュ力はあるが本当に仲良くなるまで表面にしばらくとどまる。
副リーダーや裏方として支える位置がいちばんしっくりくる。でもさらにめんどくさいことに、自分からやりたいとは言わず、周りからやってほしいと言われてやりたいという気持ちがたぶんある。周りから求められていると思えないと、本当にやっていいかな?と自信が持てない面がある。
これ、今の自分の仕事への向き合い方とちょっとリンクしているところありそうだな。これは別トピックでまた今度、書いてみよう。


続きは次回 !

思ったよりもボリュームが出たのでシリーズものにすることにしました。
今回は大学生活の、しかも学業以外のところが中心となりました。
次回は学業、研究室を中心に振り返ろうかな。
その後、交友関係を書いてみようかな。
そして仕事の約5年間の振り返り、ここが重くなりそうな予感…。

もしよければ、続きもご覧いただければ嬉しいです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!


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