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◇目は離さず、手は離す◇

部下を育てるのも、子育ても、
「人」を育てるという意味で共通点が多いと
私は思っています。

部下に対しては物理的介入
(ご飯食べさせる、病院に連れてく、洗濯する…)は
ほぼありませんが。
(部下と言っている以上相手は社会人。
さすがにそこまではないし、あっても困る(笑))

それは本当に優しさ?


少し前の話ですが
「ホワハラ」という言葉を聞いたことがありました。

ホワイトハラスメント:
 上司が部下に過剰に気を使い、結果的に部下の成長機会を奪ったり
 かえって部下に精神的重圧を与えること

ハラスメントって何種類あるん?💦

「いいよいいよ、僕がやっとくから」
みたいなことが過剰に起きる場合などが
想定されるそう。

部下の体調が悪い、赤ちゃんがいるなど
諸事情があるために純粋な優しさとして
発せられる場合ももちろんあります。

しかし場合によっては、相手に対して
「本当にできるの?」と信頼できていないのかもしれないし、
「失敗されたら自分が困る」という気持ちがあるのかもしれません。

言葉だけを聞くと
「優しさ」のようにも捉えられなくもないけれど
そうすることで部下がチャレンジできない状況を
生み出している危険性がある…ということなんですって。

なんでもかんでもハラスメントという風潮自体は、
ちょっと辟易しますけどねぇ…


ただこれと同じようなことが
「子育て」においても言えるのではないでしょうか。

子供が自分の意思で何か動こうとしたとき
親が心配しすぎたり、失敗を恐れたりして
先回りしてしまうこと。

先ほど、部下の話でも述べたように
体調が悪いとか、何か他の事情がある場合は
子供の替わりに親が何かしてあげることは
当たり前のことだと思います。

しかし、過剰に親が関与してしまうことは
子供の可能性を奪うことに繋がるかもしれません。

見方によっては、これは『過干渉』とも言えます。


部下も子供も別人格です


部下を育てるのも子供を育てるのも
まずは話を「聴く」
意思の確認を怠ってはいけません。

そしてその後は「見守る」
これもただ見ているだけではなく、
相手の状態を深く観察し、
チャレンジさせながら、
必要な時には寄り添うことです。

目は離さず、手は離す


これに尽きるのではないかと
最近改めて感じています。

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