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*とらえ方次第、勝手なもので*

発酵と腐敗

発酵食品ってお好きですか?
ここ最近、菌活だ腸活だと、にわかに脚光を浴びている印象がありますが、そもそも日本人は発酵食品とは馴染みが深いですよね。
まず思い浮かべられるのは何でしょう?
お酒でしょうか。醤油や味噌、納豆などもそうですよね。
発酵食品って、消化に良くなっていたり、保存期間も長かったり、しかもおいしくて体に良い印象が強いですよね。私も大好き!

過去には自宅でヨーグルトを継代培養(植え継ぎ)をしたり、塩麹を作ってみたり、発酵小豆を作ってみたり・・・この容器の中で微生物が頑張ってくれてるんだなぁ~と想像するだけでワクワクするし、それで新たな食品が生まれるなんて、もうロマンだなと思ってしまいます(笑)

ちょっと変わってるって!? 知らんけど(笑)

あ、でもお酒は得意ではない💦
見た目はね、自分で言うのもなんですが、ビックリするくらい酒豪に見えると思うんです(笑) 
ところがですよ。まぁ見掛け倒しよ、ほんと。申し訳ないぐらいに。
グラスに半分もビール飲んだら、目やこめかみから血がピューッて出てくるんじゃね?っていうくらい真っ赤になっちゃう。
ある程度の時間は真っ赤なまんま楽しいだけなんですけどね、そんなに飲めない。たぶん、体内にアルコール分解酵素がないんだろうな。

…おっと失礼しました、私の下戸話はこの辺にしておいて、発酵のお話。

「発酵」とは、食品中に微生物が増えることで、食品の特徴を変化させることを指します。ワインならぶどう果汁の中で酵母が増えていくし、ヨーグルトなら牛乳の中で乳酸菌が増えていくわけです。
・・・となると「発酵」と「腐敗」って何が違うのって思いませんか?

これって、実はほぼ同じことなのです。
微生物が増えていくときに、食品を食べていく(資化)のですが、生み出されてくる物質が、人間にとってどういうものなのか。
つまり、人間が美味しく食べられる、有効な場合が「発酵」
人間がとてもじゃないけど食べられない、美味しくない場合が「腐敗」
ただそれだけの違いなのです。

「腐敗」って酸っぱくなるイメージ、ありませんか?
例えば、日本酒に酢酸菌が上手に増えていけば、当然酸っぱくなってお酢ができますが、同じ「酸っぱい」だけど美味しく感じられるから「発酵」と呼ばれるだけなんですよね。

どうとらえるかの違い

同じ現象でも、捉え方、受けて側次第で、なんとでも変わるということ。
重宝されるのか、煙たがられるのか。
大切に保管されるのか、廃棄されるのか。
自分たちにとって有効と判断したら、その人たちには受け入れられていくというだけ。ということは、受け取り側が変われば、今の自分の行動を認めてくれる人にも出会えるかもしれない。

逆も真なり。
受け手側として、自分の捉え方を変えるだけで、今まで無意味と思っていたものが、有意義になることだって多いにありえるわけです。
そうであれば、自分の幅を広げる意味でも、自ら変えてみる工夫をしてみるのも、面白いと思うのです。

あえて視線を外してみる。
自分の意識をわざと変えて、物事を見てみる。
今まで気付いていなかった、面白いものが見えてくるかもしれませんね✨

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