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🌱不登校を許容する難しさ ~悩みの本質って~

根強く残る考え方


子供が学校に行けなくなった時、
大半の親はまず驚き、嘆きますよね。

なんとかして登校させようと
奮闘するのは当たり前の姿ではないでしょうか。

また、なぜ我が子は学校に行けないのだろうと
原因を探し、できれば排除したいと躍起になります。

毎日しなければならない欠席連絡。
ひたすら謝るような日々に疲弊しているところに
 「親が甘やかしているからだ」
 「私なら絶対連れていくけどな」
などと言われることもいまだ多く見られます。

世の中からすれば、
大多数の子供は毎日のように登校します。
そういう考え方が
「普通は」というような言葉で
根強く残っているのです。


かくいう私は昭和の人間。
登校するのが当たり前と思って育ってきたので
我が子がそうなった最初の頃は
非常に悩み、苦しみました。

昔よりも開き直った?今の私。
冷静に振り返ることができるようになり、
当時の私の悩みを改めて考えてみました。


悩みの本質とは


私は当時何に悩み、苦しんでいたのか。
振り返ってみると、
恐らく2つあったのではないかと思います。

1)甘やかすことになるのではないか?


1つは、
これは甘やかしになるのではないか?
甘やかされた子供は、将来困るのではないか?
という思いでした。
要は「我慢できない子になるのでは?」
という意味ですよね。

恐怖で子供達を支配するようなタイプでは
もちろんなかったはずですが
「キレたらヤ○ザ」と子供に言われたくらいで💦
それなりには躾を大切に考えてはいました。

自分もそう育てられたように
古き良き日本人的感覚で
『人様にご迷惑を掛けず、感謝を』
と思っていましたし、そう言い聞かせていました。

外食の時も店員さんに「ごちそうさまでした」
買い物でもレジの方に「ありがとうございます」
私自身当たり前に思っていましたし
私がするから子供達も当たり前にする。

偉そうな人に育ってほしくないし
周りに感謝できる人に育ってほしいと
思っていました(今も)。

次男はこれまでずっと
「明るく元気な子」でいました。
挨拶も私が言うのもなんですが、完璧。
宅配のおじさま達も、道路警備の警察官にも
母の私が褒めていただけるくらい。

学校でも家庭内でもそう。
それが自分の役割だと認識していたのでしょう。
いくらしんどくても自分を隠して、
辛くても無理してでも
遂行するしかなかったのだと思います。

我慢し過ぎた子。
無理をし過ぎた子。


それがわかっているから、
「甘やかす」なんていう発想自体が
私にとっては真逆
です。

もっと甘やかしてあげれば良かったと
今は心底後悔しているくらいです。

我慢し過ぎた子供が
ある日緊張の糸が途切れ
学校に行けなくなってしまうケースは
相当高い割合だと私は思っています。

だからこそ、
この1つめが論じられたり、
親がそれを心配することに対して
私はあまり意味がないことだと考えています。

2)親の受け取られ方


そしてもう1つは、
あの親の育て方が悪いのだと
後ろ指さされるのではないか?

ということです。

今思い返せば、初期の頃の私は
これが大きかったと思います。

実際、ご近所の方にも
「私だったら仕事なんて辞めるわ」
「なんで仕事辞めないのかしら」
などと言われたことも何回かありました。
(もちろん陰口です。わざわざ報告してくれる
ありがたいご近所さんもいるのです…)

自分の子育てを批判されているような。
頑張ってきた自分のすべてを否定されたような。

これは、必死になっている時には
特にキツイ感情だと思います。

しかし、今だからあえて言いますが、
それは子供の課題ではなく、
親の心の課題なのです。

確かに「親のせい」と言う人もいます。
残念ながら、わからない人は一定数いますし、
わかろうとしてくれない人もたくさんいます。
誰かを責めることが好きな人も
嫌な言い方ですが残念ながらいるのです。

でも、それはその人の視点と思考が
勝手に織りなしているもの。
子供の問題でもなく、親が悪いわけでもなく、
その人の視線を気にしてしまう親の課題なのです。

たとえその瞬間、何か言われたとしても
そういう方々が好きなのはゴシップ的なもの。
「人の噂も七十五日」と昔から言います。
そのうち興味がなくなります。

もっと言うならば、そういう人たちは
口で言うだけで何も助けてはくれません。

だとすれば、それに気を取られて
子供の心をまっすぐ見られなくなるくらいなら
そんな関係は断ち切ってもよいと私は思います。

最優先すべきは、周囲からの目線ではなく
あなたのお子さんの心の健康を取り戻すこと。

それ以外に親が心をすり減らす必要はありません。


ココロの扱い方


とはいえ、周囲との関係をすべて断つ必要はなく
あなたやお子さんにとって
「今不要」なものを排除して欲しい

と私は思っています。

人間のココロや、その時に可能な処理能力には
当然限界があります。
(私はそんなこんなで崩壊しましたので💦)

自分自身のココロに負荷が掛かるだけのものに
必死にしがみついているより、
もっともっとご自身を解放して
自分にも優しく過ごされることを願います。

必要な方に届きますように✨

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