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私の履歴書 介護のお仕事編③-12

フランチャイズ系泊まりのあるデイサービス

「わたし、いつ休めば良いの!!」

夜勤が月に11回…すでに当たり前のように
こなしていた。

「人が足りない、管理者だからそこをカバーするのが当たり前。」

もはや…パートで夜勤をしない職員すら
怨めしく思っていた頃…

以前…社長に直談判していた

いつまでに、何をするか、
目標を立てる事が大事。

常々そう言っていた社長に
「2人夜勤と運転が出来る人が欲しいです。」
と、お願いしていた。

「わかった…○月までに2人、約束したよ。」
そう言い笑顔を見せた社長に安堵した

1人が入職…A(男性)
元自衛隊員だと部長が教えてくれた。

「かおりん、活きの良いのが入ってくるよ!」

相変わらず軽い口調…

そのAは良く働いてくれていたと思う…
1ヶ月後の給与が出るまでは…

給与が出た時「…安いっすね…」そう呟いていた

「そのうち、昇給するから、取りあえずボーナスも出るしね。やっぱ、厳しい?」
私はAにそう言った。

「厳しいっすねー!まぁ、もう少し頑張りますわ。」と笑っていた。

その次のAが夜勤の夕方…
Aは時間になっても来なかった。

携帯に電話しても出ない…
自宅に電話をすると母親が出て
「夜勤に行ってくると、さっき出掛けましたけど。」と…

絶望感しかなかった…

(ヤバい、夜勤の穴をフォローしてくれる人を探さないと…)

他の店舗(施設の事をこう呼んでいる)に
夜勤ヘルプの電話をかけまくる…

「うちもいっぱいいっぱいだから、ヘルプ出来ないよ~部長に電話してみてよ。」

…まずい…
私の日勤→夜勤のフラグが立ってしまった。

取りあえず、部長に電話をすると

「ごめんなー、うちもシングルファザーだから、子どもを見る人が見つからないと、夜は出来ないよ。」

部長には、小さな子どもが二人居る…

私だって…シングルマザーだし!
てかあと16時間もぶっ続けで
働けって言うのか!鬼!

…お察しの通り…誰も協力してくれず( ;∀;)

その後16時間ぶっ続けで勤務をしたのでした。

「あ、かおりん明日(夜勤明け)は俺が行くから、休んで良いよ~」

(は?当たり前だわ…死んじゃうよ。)

心の中で中指を立てた

幸い…その夜勤は事故もなく…穏やかに過ぎた。

寝たきりの利用者さんの隣で…
少しだけ横になる…
ちょっとウトウトしてしまったのだが…
携帯のアラームを3分で鳴るようにしていた
音で目が覚める…

「寒いでしょう?こっちに入んなさい。」
隣で寝ている利用者さんが布団を私に少しかけて
頭を撫でてくれていた…

涙が出た…泣いてる場合じゃないけど、泣けた。

ボロボロだった…
泥のように疲れた身体を
電車に乗せて…
何とか家に帰りついた

その後は覚えていない…
娘の顔も、息子の顔も覚えてない。

何も食べず、飲まず、眠りについていた。

夜勤をバックレたAと言うと…
消息不明…家まで行ったが…母親が出てきて
「息子は居ません。」との事…
部屋の奥に[人影]があった…

「そうですか…
           もし帰って来られたら連絡を下さい。」
そう言い残して立ち去る…

せっかく1人入ったのに…
1ヶ月しか持たない。

抜けた分のシフトの調整をする

調整すると…私のその月のやすみが
2日しか無い事に気付く

家で号泣してしまった

「わたし、いつ休めば良いの‼️
   うわぁぁぁぁぁーーーーーーん‼️」

驚いて部屋から飛び出てきた娘
「お母さん、どうした?どうしたの?」

泣きじゃくる私の背中をさする…
さすりながら…察したのか

「お母さん、もう私が電話するよ。
                         私が 言ってやる!」

そう言い出した…
恥ずかしい…子どもに心配かけて…
自分の事は自分でやらなきゃ。

「ううん、いいよ、ごめんね、
           お母さんが電話するから、大丈夫。」

部長に電話した。

シフト調整したら、休みが2日しか取れない
泣きながら…

「私、いつ休めば良いんですか?」

正直…気が狂いそうだった、イヤ狂っていた。

「あー、分かった❗かおりん今日の夜勤俺がやるから‼️な、落ち着いて、泣かないで、な?」

尋常じゃない私の泣き声に
部長はそう言った…
そのまま電話を切り…
娘に「休んで良いって…」と伝えると

「もう辞めな❗」と叱られた…
今思うと…ホントに申し訳なかったな…

取りあえずは、寝よう…と言うか寝たい…
その一言に尽きた…

私の代わりに夜勤に入った部長はと言うと…

後日、仲の良い管理者Hから聞いた

「かおりんの代わりに、夜勤入ったけどさ~
結局私(H)が呼び出されたんだからね~!
オムツ交換出来ないって泣きついてきて
私がやったんだから!」

耳を疑った…
殺意が芽生えた瞬間とも言おうか…
引き続きHが話す。

「それも、こんな事言ってたんだから!」

俺は子供のうんちは大丈夫だけど
人様のうんちはオエーってなっちゃうんだよ!助けてくれよ!

夜間の排泄介助がある人は
私の頭を撫でてくれた利用者さんだけだった。
耳もしっかり聞こえてるのに…
本人を目の前にして「オエー」と
やっていたそうだ…

部長と言う男…軽蔑する。

ここで、私の気持ちは固まったのだ

辞めよう、このままだと死んじゃう

利用者さんは好きだ…だけど
ごめんね、私は自分を守ることにした。

介護のお仕事編③-13へ続く

☆思い出しながら…フラッシュバックって言うんですかね…涙が出てしまいました( ;∀;)
あの時は本当にキツかった…お友達にも
「死にそうな顔してるよ?」と心配されていた程
更に、辞めるまでの間地獄は続きます。

最後までお読みくださりありがとうございます。
感謝❤️

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