「オーロラの彼方」について
こんにちは、小柳かおりです。
本日はコンパス コミックスとして配信中の作品「オーロラの彼方」について書きたいと思います。
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この作品は秋田書店の「プチプリンセス」さんに掲載していただいた作品です。
「プチプリンセス」は中高生の読者を対象にした恋愛漫画を載せている雑誌で(現在は電子書籍のみの月刊誌)、そのような作品を描いていました。
あらすじ
あらすじは幼馴染同士の恋愛となっています。書誌より↓
“小中高と一緒の武はいつの間にか遠くへ行ってしまった――。中学、高校とずっと武のことを追いかけてきた琴美。だけど、世界的なスノーボーダーとしてカナダ留学が決まっている武にはもう追いつけなかった。「カナダなんか 行かないでよ――」キュンっともどかしい、幼馴染ラブ!”
スノーボード競技の考証のこと
この作品を描くにあたり、とにかくスノーボードについて調べるのに苦労しました。
今でこそ活躍する選手も出てきて、エックスゲームやオリンピックと、ニュースでも当たり前に見るようになったスノーボードですが、当時はスノーボードがまだオリンピック正式種目として扱われる前後の頃。インターネットで検索してもあまり情報が出てこなくて大変でした。
スノーボード専門雑誌を入手し、技を研究し、それをもとに描き切った作品です。
作中の武が将来とても有望なスノーボーダーという設定で、大会で大技決めるんですが、この技は「現実的に大技なのか?逆に現実的に跳べないやつなのか?」その辺の考証に苦労して、未だにその疑問が残っている作品でもあります。
スノーボードに詳しい方が読んで一発で嘘ってバレないかだけが心配。。。笑
やっと描けるようになってきたという実感
この作品は商業デビューから7作目の作品です。
描くたびに「今回はこうしてみよう」「ああしてみよう」の繰り返しで、作画だけ見ても作品ごとに全然違っていたりします。
トーンをたくさん使って表現することに凝っていた時期やコメディが描きたかった時期など。
この作品は「とにかくトーンを最低限に抑えて、ベタだけでどこまで行けるか」試した作品で、作中の冬、雪という設定もあいまって、白黒での表現がとても多くなっています。
でも何となく、ストーリー展開、作画通して、「やっと自分の漫画のスタイルができてきた」と実感を持った作品です。
なので、知らない人に作品を紹介するときには、まずはこの作品から紹介していて、コミックスにまとめて頂くときにもこちらを表題作としてコミックス化して頂きました。
コミックスはこちら↓
そんな思い入れのある作品となっています。
この機会にお手にとっていただけると嬉しいです☆
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