初めてのスカート作り② 細やかな手仕事(縫製)
こんにちは、小柳かおりです。
前回、スカート生地の裁断まで終わったところから、いよいよミシンで縫っていく作業になります。
しかし、またしてもお洋服作りが面倒くさい予感でいっぱいでした。
小学生の頃エプロンを作った時には、縫いあわせの箇所がわかるようにチャコペンシルで線を引いた記憶があります。
型紙にも縫い代の内側に縫い合わせの線を書いていますが、外してしまうのでは意味がないのでは!?布に直接書くのは二度手間で綺麗に書くのは至難の業では?!
と、悶々と。裁断した状態の写真はありませんが、裁断時にはこのように、布と型紙が一体化しております。縫い代込みの裁断のため、内側の線に印がないと縫製ができません。
この状態↓
ところがどっこい、すごく効率的なのです!
まず、ここから、型紙に沿って裁断します。
その後、型紙の上から布の端に、縫い合わせの線が分かる様にノッチという3ミリほどの切り込みで目印を入れます。(写真がないのでイラストで)
これが縫うときの目印となります。
でもこれだけじゃ、何も線がない布の上を、均一の縫い代の幅で縫い合わせられないですよね。
そこでこの道具、
ステッチ定規!!
ミシン針の右にセットされたものになります。
例えば1.5センチ幅で均一に縫いたい時には、ミシンの針から1.5センチ幅が分かる様に、ミシン台の目盛りに合わせてセットします。ステッチ定規位置に布の端を置くと、ミシン針の位置は、布の端から1.5センチとなるので、この位置をキープしたまま、直線だろうとカーブだろうと、均等に縫えるというわけです!
なので、面倒臭そうなチャコペン作業も要らず、均等に縫えない心配もなく、思っていたより効率的でした。(職業として、どんどん効率化されていったのでしょうね)
あとは縫い合わせるだけなのですが、表と裏を間違えて縫ってしまう、途中で糸がおかしくなる(ミシンのセットアップがうまくいっていない)などの初歩的ミスを連発しました。
ダーツ処理もミリ単位でギリギリまで縫わないと表に返した時に綺麗に見えません。
ダーツの裏側↓
この状態で表に返した時↓
ダーツの先に小さな空洞ができています。きちんと際まで縫えなかったということが原因です。
このように、ミリ単位の手仕事の積み上げで、綺麗に縫製されたお洋服が作られるということがわかりました。
効率化された技を使っても、ここから先は本人の技術によるもの。縫製の世界も奥が深いものだと実感しました。
次回は、スカートを完成まで持っていきたいと思います。
ファスナーやベルト付け、裾の処理などを行って完成です。
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