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【創作小説】まわれ!今川やきくん!中国の巻⑸


「ぬ、ぬ、ぬぁ〜んだって!? パンダさんの今川焼きだって!?」

「ペぇ!?」


「か、か、かわいいじゃないか!日本には そーんな かわいい 今川焼きがあるのか!き、き、聞き捨てならねーな!」

「ぺ!」


思いも寄らぬところで ライバル出現か?
動揺を隠しきれない今川ダンボ。


「ならば、よぅ〜っし!分かった!そっちが その気なら オレも受けて立とうじゃないか!」

「ぺ?」


その気? 受けて立つ?
勘違いも はなはだしい今川ダンボ。
勝手に日本の子供の話を 聞いただけじゃないか…。


「ふっ…そうと決まれば…。オ・レ・は! これから月餅に!挑みに、行くぜーーーー!」


え? あ、月餅なの? 
パンダさんの今川焼きじゃなくて?
ひとりで勝手に決めてって…。
なんか…おかしくないか?


「いや…ぜんぜんおかしくないぜ! オレはちゃんと考えている。シンプルに 頭の中にあるシナプス(神経回路)をつなげたまでよ。うむ」


え?え? 今、作者の心の声が聞こえて 返事した?


「まあ、良い」

「ぺぇ、ぺ」


え? 良いのか…。
でもちょっと待って。
今までの流れを整理してみよう。

今川ダンボ、中国の子供と日本の子供の話を盗み聞き。

日本に パンダさんの今川焼きと月餅がいることを知る。

思わぬライバルの出現に 挑みたいと思ったが、ここは中国。今川焼きは いない。

ならば、まずは中国にいる月餅に挑むことにした。


あーあー!そゆこと!
しかし…これから 今川ダンボから とんだ とばっちりを受けそうな 月餅 …。


「うふふ。オレは だいたい、好きな物は 後へと とっとくタイプなんだなーー。さあ!ダンボペーよ! 月餅が どこにいるのか、探しに行くぜーー!」

「ペーーーー!」

バッサバッサ。バッサバッサ。



話が あまり進展してないままのようだけど
続く

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