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Steven Kanahe Espaniolaの「Hōlei」

素敵なハワイアン・ミュージック Advent Calendar 2021 の17日目の記事です。

クリスマスまで、YouTubeの人気チャンネル「HI*Sessions」 から、1日1動画を紹介していきます。

本日ご紹介するのは、Steven Kanahe Espaniolaの「Hōlei」。

美しく短いフレーズを何度も繰り返すのが印象的です。

どんな歌なのか、まずは、HUAPALAの解説を読んでみましょう。

Originally recorded by Hui Ohana with a later version by Dennis Pavao, research by Pueo Pata uncovered these lyrics. This poem refers to the booming and swelling seas of Kalapana that was finally destroyed by lava 1990.
原曲は、Hui Ohanaで、後にDennis Pavao(Hui Ohanaのメンバー)が録音したものですが、Pueo Pataの調査によってこの歌詞が発見されました。この詩は、1990年に溶岩に飲み込まれたカラパナ地区の高波が打ち寄せる海のことに触れています。

https://www.huapala.org/Ho/Holei.html

ハワイ島のキラウエア火山には、火の女神Peleが住んでいると言われます。

火山の噴火をハワイの人は「Peleがダンスする」と表現したりするのですが、Peleが踊り始めたら、いつ踊り終わるのかは、まさに「神のみぞ知る」。誰にも分かりません。

1990年のPeleのダンスは、カラパナ地区を溶岩で覆い尽くすまで終わりませんでした。

たくさんのミュージシャンが歌っていますが、誰のバージョンも優しいんですよね。ハワイの人の、カラパナに対する気持ちが感じられます。

今日ご紹介するStevenさんの「Hōlei」も、とても優しくて穏やかです。
あと、左後ろにいるサウスポーのギターは、Nā Hoaの人ですね。ひっぱりだこです(これで3回目の登場。最多です)。

人々が住んだ後、ふたたびPeleの土地になったカラパナに、しばし思いを馳せて聴いてみてください。

せわしない12月、素敵なハワイアン・ミュージックとともに一息つく時間を持っていただけたら嬉しいです。

ではまた明日。


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