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20年後、30年後、変わっていく社会の中でも変わらない大切なもの。

こんにちは、パーソナルコーチ中本 薫です。

今回は、私が運営サポートしているアントレコーチのイベント「ぶっとび目標設定」から感じたお話です。

環境の変化

先日、アントレコーチ主催の「ぶっとび目標設定」を博多のコワーキングスペースで開催しました。
会場にいらした参加者様は、スタッフも含め、北海道や東京、熊本や長崎と各地からお越しくださり、オンラインさながらのイベントとなりました。

ぶっとんだ目標設定とは、奇想天外な目標・・・ではなく、30年後、40年後の未来=社会はどうなっているのかをリアルに考えながら逆算していく目標設定。
少し先の未来を想像しての目標設定はよくあるかもしれませんが、変わりゆくであろう未来社会とリンクしながら考えていくので「老後」のイメージがガラリと変わった時間でした。

過去の10年間をイメージするとわかりやすいかも知れません。
子育てしながら働く女性や起業する女性も増え、キャリアを積み上げていくための制度はまだまだ不完全とは言え、環境は変わってきたように思います。
私も2度、育休を取得し復職していますが、入社した当時は寿退社が当たり前、育休取得する人は少数派でした。それが10年の間に制度が整い、短日勤務が選択できるようになったり様々な勤務形態ができ、仕事を続けられる環境へと変わっていきました。退職する頃には、かなりのママCAがいたので、相談できる先輩ママがたくさんいて頼もしかったくらいです。

企業は常に社会と共に成長し続けている、その渦中にいても自分の未来のイメージはいつまでもバージョンアップされず、「老後」という言葉に囚われたままの方は多いです。もちろんわたしも70代、80代は終焉に向かっていくイメージを持っていました。では、本当に70代、80代は終わりに向かっていて、楽しむことはできないんでしょうか。親世代と私たち世代、さらに若年層になると全く違った未来があるはずです。

根深い、目標への疑心暗鬼。

囚われているといえば、目標設定も同じ。

成績や受験、就職と、常に目にみえるゴールが設定され、社会に出ても組織が望む自分になるための目標設定と面談の日々。
そうして流れのままに生きていたわたしは、会社を辞めると次のゴールが分からなくなり、ぽっかりと穴が空いたようにいつも虚無感に襲われていました。

シフト勤務で家を空ける事も多かった前職だったので、子ども達が熱を出したら学校に迎えに行ける、参観日を気にしなくてもいい、「いってらっしゃい。おかえりなさい」と言える、習い事や日々のサポートができることは幸せでもあり、退職したことに後悔は一つもありませんでした。その一方で、わたしという人生の目標がない。これじゃダメだ、これじゃダメだと、身近にある幸せを打ち消すかのように、目標がない自分にダメ出しの日々。
そりゃ、しんどいし、先には進めません。怖

コーチングを学び、自分を大切にする方法を知ると同時に、継続的にコーチングを受けながら「目標がない私でもいいんだ」と自分で認めることが出来て、やっと前に進めました。

でも、また目標に追われる日々がやってきます。
コーチなんだから高い目標を決めなくちゃ、ちゃんとしなきゃとまた囚われていきました。
どの目標もなんだかしっくりこない。決めたくないし、やりたくない。決めてしまうと自由が効かなくなるような、そこに向かっていかないといけないと言われているような、今度は外からの圧力を感じるようになっていきました。誰も圧力はかけていないのに。

ここにはある落とし穴がありました。
自分のことを認められたとしても、目標に対する印象の悪さはそのままだったんです。

目標設定って必要?

本来、生きていると自然に大なり小なり目標って立ててるもの。
例えば、「今日のお昼は何にしようかな。最近体調が良くないから、野菜多めにしようかな」と野菜多めの定食を頼むのだって、体調を良くしたい、健康なわたしでいるという目標に向かうための手段です。

え、そんなことが?と思うかもしれませんが、日々のその小さな目標が潜在的に持っている自分の在りたい姿へと繋がっていたりします。そして日々、自分で選択しながら進んでいるから、そこに嫌なイメージも拒絶感もない。

私の目標設定は、自分が決めていたようで、よくあるレールに乗りそこにある駅を目指していただけ。
だから、そのレールから一旦外れてしまうと、どこを目指したらいいか分からずに行き場を失ってしまったんだと今ならわかります。

本当の目標って、もっと楽しくて、もっと自由で、もっと自分の行動を後押しするもの。

これは、ありがたいことにクライアントの皆様のおかげで日々実感しています。
会社の期待を背負い、望まれている自分像に悩みながら考えた目標から、いつの間にかねじれてしまった自分の本音をほどいて見つけた大切な想いをリンクさせた目標になったときのクライアントの表情は本当に素敵で大好きな瞬間です。そこからの足取りは本当に軽やかで、しっかりと自分で行動を選択しながら力強く進んでいかれます。

在職中にこの視点が欲しかった・・・と本気で思うからこそいつも伝え続けています。

今はそのためのサポートをさせていただけていること、その瞬間を共有させてもらえることが嬉しくて、継続が終わる頃には寂しくて仕方ないほどです。自走できることが最高の伴走なのにもっと一緒にいたい・・・といつも思っています。笑

変わること、変わらないことから大切なものを知る

講座の中で、主宰のまつゆみさんが主体的なキャリアデザインに必要なことをこうおっしゃっていました。

・自分を知ること
・社会を知ること

ぶっとび目標設定

自分を知ることで変わらない大切したいこと、社会を知ることで実現できることを知る、そんなふうに感じました。

参加していた皆さんも変化していくデジタルな未来にワクワクする目標ではなく、変化していくからこそアナログで泥臭い、人間らしい自分という軸を大切にしたお話ばかりでした。人間はどこまでいっても人間で、どの時代にも必ず自分という軸がそこに置けるからこそ取って代わられることなく、時代と共に成長していけるんじゃないかなと感じました。

今回参加した皆さんの強みと共通点は、自分のことを知ることに長けていること。
どんな自分でいたいかがすぐに言葉として出てくる方ばかりでした。

やりたいことや小さな目標もわからない人に足りないのは、純粋な自分の想いに触れることだと思います。
やりたいことがわからなかったわたしも、周りに合わせて生きていたおかげで、すっかり本当の意味での好きなことが自分でわからなくなっていました。

今回のぶっとび目標設定は、その本来の自分の純粋な想いに触れ、なんだか楽しくて、この先の自分の選択肢がグッと増えた時間でした。
そのおかげで、今自分がやりたいと考えていたことが自分の純粋な想いからだと再認識できました。

未来から逆算した今のわたしの目標

私の未来の目標は、「行きたいところに自由に旅して、五感で楽しむ未来」
いつまでも動ける身体作りもしながら、デジタルな社会のツールを活用すれば、もっと自分の選択肢は広がる。そうして共存していけると未来も終焉ではなく楽しいものに変わる。
そのためには自分が何が好きで、どこに行きたくてそこで何がしたいのかを常に自分の感情に敏感に、いつも真っ直ぐ繋がっていくことが大切。

ピッタリと繋がった私が今やろうとしている新サービス。
「自分の感情にねじれなく素直に繋がるサポート」

働いていると、社会のことはタイムリーに知れても自分を知る時間が圧倒的に減る。働いていた時の私もそうでした。自分のこと全然分かってなくて、感情は度外視、いつも本当の自分ってなんなんだろうって思っていました。

大切なことはその両方があること。

おまけの告知

12月から2月までの3ヶ月間、公式LINEを使ったメッセージサポートのモニターを募集します。私の挑戦でもある企画にご協力いただける方を募集したいと思っています。

自分の感情に素直になることを思い出し、相手を大切にしながら伝えることができれば人間関係はもっと温かいものに変わると信じているからこそお届けしたいものがある。
ギスギスした心のままじゃ人間関係そりゃ上手くいかない。自分の感情の取り扱い方法を手にいれるためのファーストステップです。

12月は2023年を振り返りながら、1月からは2024年のスタートを整えていきます。ファーストステップは、日々の生活に自分の時間をほんの少し作る習慣を。

近日中に詳細をお知らせし募集します。気になる方はDMくださいー。

では!

アントレコーチとは👇


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