あっという間に過ぎる12月を、まだ12月に変えるお話。
こんにちは。
ただいまアントレコーチのnoteで綴るアドベントカレンダーに参加しています。メンバーそれぞれの個性溢れる投稿を楽しんでいただけると嬉しく思います。
11月の後半になるとソワソワし始める大人たち
大人になると、気づいたら1年が終わっている!という人が増えてくる。
高校生の頃に、「えええ、もう11月!」なんて、入試の時くらいしか言ってなかった気がする。
十二分に大人になった今では、当たり前のように周りでは同じセリフを言い始める。
「やばいよ、もう11月だよ。12月もあっという間に終わるんだろうな。怖っ」と。
1年365日、1日24時間、与えられている時間はみんな平等なはずなのに、どうしてこうも早いんだろう。
時が早くなる現象には、ちゃんと名前があった。
若い頃は、11月からの時間の進み方が遅かった。
冬休み、クリスマス、お年玉、誕生日、バレンタインデーにホワイトデー、と続くこの時期。イベントに興味はなくてもそれなりには楽しみで、早く12月になって欲しいと心待ちにしていた。
ただお楽しみをお預けされているせいかと思っていたが、どうやらそれだけが理由ではないらしい。(これも体感時間の影響の要因の一つではあるが、今回は別のお話)
楽しみにしていてもしていなくても、体感時間はとにかく速い。
実はこの現象には、ちゃんと名前があった。
物理的な時間は平等でも、心理的な時間は平等ではないらしい。
1年という時間を、5歳は73日程度に感じ、50歳は7日に感じる、つまり50歳の人は、1週間の体感で1年が終わってしまう。
11月、12月なんてあっという間に終わる、確かにそう感じても仕方ない。だって、体感にしてみると1日程度ということになる。
なぜ、そんなに体感の差が生まれるのか?
大人は子どもとは1年の体感が違うということは知ってはいたけど、友人に「経験の差じゃない?」と言われたことが、わたしの好奇心を揺さぶった。
確かに体感速度が緩やかなときほど、初めて経験することが多い。
初めて、食べる、立つ、歩く、話す、親から離れて集団生活が始まる、学校に入ると、学びや競争を覚えていき、学校以外の習い事もいれると常に新しいことを経験している。
徐々にできることも増えていき、社会人になり、仕事のスキルが定着してくると目新しいこともなくなり、日々の新しい経験も少なくなっていく。
私自身も転職してからの3年の体感は全く違う。
訓練、初フライト、そして下積み時代、ずっと続くんじゃないかと思うくらい長く感じていたような気がする。
毎日違うメンバー、毎便違うお客様、路線も違えば、飛行機の機種も違う。基本的な業務は同じでも、流動的な業務もある。CAにはお客様からは見えない仕事が多い。
3年を超えたくらいにマネージメントが関わる役割がつくようになり、やっと少しづつ仕事が安定してくる。
3年目が「辞める人と、その後も長く続ける人」の分岐点だった気がする。会社にもよるので全員がそうとは言わないが、わたしが本当に楽しいと思い始めたのもチーフパーサーを担当するようになってからだった。マネージメントをやり始めて、やっとCAという専門職の奥深さを体感した。
この時期がとても濃く、人生の大半を占めている印象なくらい。
その後、やりたいことがわからなくて、わたしは何もしていない、何をしたらいいのか分からないと感じていた暗黒の2年は、恐ろしいくらいにあっという間に過ぎていた。
心理的時間は延ばすことはできる。
人間の心理として、一定時間内に認識される出来事が多くなると、その期間が長かったと認識する傾向がある。まさに経験の差、記憶に残る新しい経験を増やせば、心理的な体感時間は延びる。
12月をあっという間に終わってしまったにしないためには、新しいことを経験しまくればいい。忙しい合間をぬって、小さなことでもいいので新しいことをやってみる。それだけで今年の12月の体感は違うかもしれない。
とは言え、このままの体感では探している間に12月が終わってしまう。一番簡単ですぐにできるのは、2023年を振り返ってみて、やりたいと思っていたけどやっていなかったこと。
私はひとまず、
12月を早いと思ったのか、やっぱりあっという間だったと思ったのかは、1月の投稿でご報告したいと思う。
さて、あなたは何をする?報告をお待ちしております^^
最後までお読みくださりありがとうございました。
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