今日のアウトテイク#108「1週間のうち31%をコワーキングスペースで過ごすのが理想的 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-03-05)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

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別に毎日同じコワーキングに来なくてもいいんですよ。世間を広めてね。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"「倫理的な文化」なくして人類の救いはない。"
(アルバート・アインシュタイン)

#判らないことは何でもすぐに訊け

例のスマホアプリの開発で、どうしても解決しなければならない決済上の課題があって、しかし、それは開発チーム内では決済システムのStripeの仕様に阻まれてる、という認識だった。(細かい話は割愛する)

が、素人の怖さで「すみませーん、こういう事考えてるんですが、どうも御社のシステム上は無理みたいです。何かいい解決策はないでしょうか?」とStripeに問い合わせたら、「それ、できますよ」とすぐに返事が来た。マジで。

で、いま、先方に確認してもらうための資料を準備してるところ。これが解決したら、いよいよα版をリリースできる。やったー!(と喜ぶのはまだ早い)。

「訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥」と言うが、何にせよ、判らないことは訊いたほうがいい。ぼくはいつもすぐに人に尋ねる主義だが、今回、開発陣を信頼してるので、つい自分で確認することを怠った。まったくのぼくのミスだ。そのことでアタマの中でグルグルしていた数週間は無駄だった。反省。

ところで、前回もそうだったが、Stripeのユーザーサポートは非常にいい。なにより、メール文面が親切で丁寧。確認するところはきちんと確認するし、対処方法も細かく、文法をわきまえた文章で教えてくれる。

テキストコミュニケーションは、そういう細やかな気配りが必要。Webサービスのサポートは往々にしてそのへんを疎かにしがち。日本のサービスで判りやすい日本語で回答してきたところは、ほとんど思いつかない。というか、彼らの日本語はホントにひどい。小学校からやり直してほしい。プンプン。

ということで、もう少しのところまで来た。
追ってまたご案内します。

#道東コワーキングスペース巡り

3年ほど前に、北海道経済産業局のお招きで北見市の「旧サテライトオフィス北見(現KITAMI BASE)」さんでプレゼンさせていただいた。(そのことを書いたのがこれ)

その際、足を伸ばしておじゃました北海道津別町のコワーキング「津別JIMBA」を運営する立川彰さんが、今日、「道東コワーキングスペース巡り」をやっておられた。

こちらが全行程。

津別JIMBA→弟子屈JIMBA(外観のみ)→むらづくり鶴居さん(外観のみ)→くしろフィスさん→946BANYAさん→中標津MILKさん→網走ナシタさん→北見KITAMIBASEさん(18時まで)→美幌KITENさん(19時半まで)→津別JIMBA

移動距離429km、時間にして7時間52分。地図で見ると、

北海道はでっかいどう(古い)。

以下に移動中のコワーキングの画像を、立川さんのFacebookから拝借して貼っておく。

(1)弟子屈JIMBA

(2)むらづくり鶴居 レンタルオフィス

(3)くしろフィス

(4)946BANYA

(5)コワーキングスペースmilk

(6)モトトバ

(7)網走まちなかコワーキング ナシタ

(8)KITAMI BASE

(9)Working Space KITEN

(10)津別JIMBA

道東にもコワーキングがたくさんできてきてる。この中でぼくがおじゃましたことがあるのは、「津別JIMBA」さんを含めても4つしかない。

ちなみに、この写真の「冬季料金」とあるのは、いかにも北国ですね。逆に南方のコワーキングでは「夏季料金」があるのかもしれない。いずれもあっていいと思う。

北海道の東部を表す「道東」という言葉は最近よく目にするし耳にもする。そういえば、地元の若者たちがいろんなことに取り組んでいることを集大成したこういう本を、地元の一般社団法人ドット道東社が自ら発行している。熱い空気がビンビン伝わってくる、今、注目のエリアだ。

「津別JIMBA」さんの立川彰さんは、映像制作会社勤務を経て独立され、千葉県船橋市で開業された後、北海道オホーツク地域にある津別町の仕事を受託されたことがきっかけで、同町に地域おこし協力隊として移住された。

移住後、YouTubeチャンネルを使ったテレビ局「道東テレビ」を起ち上げた。チャンネル登録者数 5,440人で、1,290 本の動画が公開されている。今日現在の視聴回数は1,565,091 回。スバラシイ。

その後、地域の皆さんの活動拠点として、2019年に「津別JIMBA」を開設するに至る。

詳しくはこちらの記事を参照くだされたく。

実は道東には、昨年10月にも「コワーキングツアーVol.23」としておじゃましている。その時は、帯広、中標津、北見を訪ねた。

札幌からスタートしてぐるっと一周して札幌に帰ってきた。その距離、実に841km(!)。東京〜広島間が804kmだから、それよりまだ長い。

北海道って地図で見ると全然距離感が湧かないけれど、実際はもうめっちゃくちゃデカイ。だからだろうか、北海道の人の距離感も我々とは桁が違う。

ただし、このとき、ずっとクルマを運転してくれたのは、札幌のコワーキング「CoCoスペース西岡」の今野さんだった。途中で何度も代わりますと言ったのだけど、「いいです、いいです」と押し切られて、ついお言葉に甘えて841km。女の人ってスゴイなぁ。

で、ここでお詫びを。じ、実は、このときの取材リポートが、ま、まだ、書けていない!

すみません!すみません!すみません!

いずれ、何らかの形でリベンジいたします。
その前にもう一回行こうかな。

#コンテンツはコワーカーが作(ってくれ)る

昨晩、20時にカフーツを出発して約6km先の「天然温泉あぐろの湯」までランニング、真鯛のお造り御膳を食べてビールを飲み、ひとっ風呂浴びてサウナに入り(それでなんと2,000円)、4時間後にひとりは徒歩でひとりは地下鉄でまたカフーツに帰着したおふたり、お疲れさまでした〜。

これは、今回、写真左の山﨑謙さんがはじめた、

「これひとりではできんな…」ということを「メシおごるから付き合ってよ」くらいのノリで誘っていただく「(仮)レンタルヤマサキ」

というサービス。

写真右の長井達也さんのオーダーは「お風呂とご飯をおごるので、ひとりでは萎えそうな距離を一緒に走ってほしい」という依頼。

長井さんはひとりだったら走れなかった距離を僕と一緒に走ることで達成できる。
僕としてはひとりでさびしく食べるごはんを一緒に食べられて、かつ好きなスーパー銭湯にいける。
なんともWin-Winで「これなにげにコワーキングちゃうん」と思い始めてます。

とは山﨑ケンちゃんの弁。まさに、相互扶助だ。

こうして、カフーツというコワーキングが、たとえスタートとゴールだけでもコワーカーのカツドウの一つの装置として機能する。それが山﨑ケンちゃんのコンテンツとして認知される。

つまり、コワーキングのコンテンツは、必ずしも運営者が考えるものではないということ、むしろ、コワーカーが持つ目的や課題の中にそのタネがある。

きっとこれはケンちゃんのウリになると思う。その証拠にFacebookの投稿を見て、もう引き合いがチラホラ来ている。

ちなみに、彼は走ること専門ではない。実は番組やイベントの司会進行がうまい。

日本で最初のコワーキングフォーラムを2011年に神戸で開催したときの司会進行も彼だった。それも、ろくな打ち合わせもなくほぼぶっつけ本番で見事にこなしてくれた。

(コワーキングフォーラム関西2011 in 神戸:2011年12月11日)

ぼくのオンラインイベントでの進行もほとんど彼に任せている。喋りすぎるぼくを絶妙のタイミングで仕切ってくれるので安心。

他にもスマホに詳しいとか、全国の鉄道関係(一部バスも含む)の情報量がスゴイとか、いろいろあるので、もし「こんなん手伝ってくれないかなぁ」という方は、ぜひ彼に、以下のFacebookかX(旧Twitter)からDMでお問い合わせください。

Facebook https://www.facebook.com/kenfm0411

X(旧Twitter) https://twitter.com/kenfm

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「1週間のうち31%をコワーキングスペースで過ごすのが理想的」

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#1週間のうち31%をコワーキングスペースで過ごすのが理想的

興味深いデータがあったので共有しておく。

200社以上のワークスペース事業者を対象とした最近の調査によると、ワーカーがどこでどのように働くかをより自由に選択できるようにすることで、生産性に大きな違いが生まれ、中でもコワーキングスペースが最高のアウトプットとパフォーマンスを生み出すことが判った、とのこと。ほらね。

いま、オフィスとフルリモートとの折衷案としてハイブリッド・ワークが有力だけれども、その選択肢は在宅勤務か会社オフィス勤務のどちらか、という発想に縛られている。しかし、この調査によると、在宅勤務で生産性が高いと評価している人はわずか27%しかいない。

一方、コワーキングの環境では45%が生産性に優れていると評価し、従来のオフィス環境では44%が優れていると評価している。つまり逆転している。

(出典:Instant Group)

コロナ禍を経て、家族生活の場が仕事しやすい環境ではないことを改めて思い知らされた結果だろう、自宅勤務が最適な選択肢ではないのは明白だ。

それよりも、コワーキング、それも自宅に近い生活圏内のコワーキングを利用することで、さまざまなストレスから開放されることにも、多くのワーカーが、そして企業も気づいている。

そして「もし働く場所を自由に選べるのであれば、1週間のうち31%をコワーキングスペースで過ごすのが理想的である」というデータもあるそうだ。絶妙な数字。

そうすると企業としては従来のオフィスに連れ戻すことよりも、それに代替するコワーキングを活用することでワーカーの生産性を維持、向上させるほうが賢明であることは、普通のオツムを持ってれば誰でもそう考える。昨日書いたBTLCだ。

記事の後半に、それを裏付けるデータが出てくる。

会社までの通勤時間が1時間を超えるワーカーのうち53%が、他の職場環境と比べてコワーキングスペースでの生産性を著しく高く評価している。

長時間の通勤は1日の大半を占め、ストレスや疲労、燃え尽き症候群を引き起こし、生産性に悪影響を及ぼす。
従業員の居住地に近い場所で代替ワークスペースを利用し、オフィスへのアクセスを改善することで、通勤時間を短縮し、生産性を高めることができる。

その通り。

さらに45歳以上のワーカーのうち42%もまた、コワーキングスペースのほうが生産性が高いと回答している。

仕事とプライベートの両立を図ることが多いこの層は、コワーキングスペースを利用することで、生産性の顕著な向上を経験している。

なぜなら、

コワーキングスペースは、彼らワーカーに仕事のスケジュールや環境をコントロールする力を与え、働く場所や時間を柔軟に選択できるようにする。

からだ。それも仰せの通り。

要は自分の仕事を(もちろん人生もだが)、他人にコントロールされるのではなく、自分でこなしていく、さばいていく、回していくということ。

コワーキングはそのための格好の環境を提供してくれる。使わない手はない。

別に毎日同じコワーキングに行かなくてもいい。週の31%で十分。そして、そこを起点に四方にカツドウ範囲を広げよう。

ということで、今日はこのへんで。

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