今日のアウトテイク#150「ハックバーとインディー・コワーキングの類似性について」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-16)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。

23歳の頃って、何してたんだっけ?あ、結婚してた。

#今日のBGM

#今日のコトバ

"拝啓
楽観主義者、悲観主義者、現実主義者の皆さん。
あなたたちがワイングラスについて議論している間に、私が全部飲んじゃった!
日和見主義者より!
敬具"
(ロリ・グライナー)

#神戸に雹が降る夜

遠くからドドーンという音が聞こえる。
あー、また、神戸港で花火してるな。
にしても、こんな時間?遅いな。

と思って外に出てみたら、雷だった。
夜空をピカピカ照らしてる。
春雷てやつか。
風も吹いてる。
雨も降ってきた。

あ、違う!雹が降ってる!

どうか皆さん、ご無事で。

…と思ったら、10分ほどで止んだ。

あとに静かな夜が降りてきた。

#アンケートのお願い

ただいま、コワーキング開業講座も「自分たちのためのコワーキング」、インディー・コワーキングの開設を支援する目的で、これまでの講座のカリキュラムを編成し直しています。

詳しくは、昨日のアウトテイクを参照いただき、

よろしければ、アンケートにご協力ください。

Q:あなたが「自分たちのためのコワーキングスペース」を開設・運営するに際して、今、知りたいこと、学びたいこと、は何でしょうか?

質問はこれだけです。

回答はこちらから。

よろしくお願いします。

#告知:コワーキング開業運営講座+フィールドワーク #1茅ヶ崎チガラボ編「コワーキングがまちづくりに果たす役割とその方法」

【コワーキングをまちづくりの文脈で学ぶ!】

来る4月21日(日)、神奈川県茅ヶ崎市の「チガラボ」さんで開講します。

この講座では、まちづくりのいち手段として、コワーキングスペースをどのように位置づけ、どういう視点でまちを捉え、どんな活動を行うことで地域に貢献できるかを学びます。

講師に長年茅ヶ崎というまちで実践してこられたコワーキングスペース「チガラボ」の清水さんをお迎えし、実際に茅ヶ崎のまちを巡るフィールドワークを交えての5時間30分です。

講座のお申し込みはこちらから

まちづくりに取り組んでいる方、地域の活性化に役立つコワーキングを運営されたい方は、この機会にぜひ受講ください。

#Zine 、やろう

はるか昔の小学生の時、模造紙を切って、ページを作って、コマ割りして、ボールペンで漫画を描いて、ホチキスで止めて、クラスで回し読みしてた。 表紙はなぜか横山やすし。
今から思えば、あれ、Zineやったんやな。
また、Zine、やりたいな。
というか、やるんだった、そうだった。

#インディー・コワーキングの片鱗

今日、カフーツにオモシロイ人を連れてきた方は、頼みもしないのにさっさとコーヒーカップとソーサーを自分で洗って帰られた。有難うございます。

うちを利用される人の全員ではないが、こういう人が時々おられる。自分を「お客さん」と考えている人は、こんなことはたぶんしないだろう。前にも書いたが、自分が気に入ってる環境を居心地よくしておきたい、という気持ちの現われかと思う。

つまり、そこには「利用者VS運営者」の関係ではなく、「利用者WITH運営者」の関係が成立していて、環境の維持は、その時点で「自分ゴト」になっているということ。

ぼくもこれまで利用者をお客さん扱いしたことはないし、あくまで「仲間」として遇することがコワーキングの本来あるべき姿だと思ってる。ま、それが気に入らない人は来なくなるだろうけど、それでいいと思ってる。お互い。

要するに、みんなの、自分たちのコワーキングは、そういう心持ちが通うところであり、それをインディー・コワーキングと呼ぶ、のだと考えている。

いや、絶対、食器は洗うように、と強要しているのでは決してない。別に洗わなくても構わない。どうせ、最後にぼくが洗い物するんだから。

あー、こう書くと「やっぱり、洗わなアカンねんな」と誤解されるかもしれないが、それはないです。念のため。

ただ、そういう関係の上に運営されるコワーキングをもっと増やしていきたいと思ってるのは、確か。

#ハックバーとインディー・コワーキングの類似性について

さっきも書いたが、今日、オモシロイ人がカフーツに来られた。神戸三ノ宮でITエンジニアが集うバーを経営している。神戸新聞でも紹介されてた。(しまった、写真を撮り忘れた)

そのバーはここ。名付けてハックバー。

実はここの事は、何日か前に、北マケドニア出身のStefanさんと話したとき、彼もここに出入りしてると聞いていた。

経営しているのは現役大学生の井手さん。彼自身がエンジニアで学内でプログラミングのサークル活動するうちに、「気軽に立ち寄って相談したり、楽しく学び合ったりできる場を作りたい」と思い立ち、2022年5月にここをオープンした。

「気軽に立ち寄って相談したり・・」のくだり、コワーキングとまったく同じ。そういえば14年前の日本のコワーキング黎明期、ほぼIT系のフリーランサーがメインの利用者だったことを思い出す。

オモシロイのはこのバーが出すカクテルの名前が、プログラミング言語名になってること。

例えば、「ファジーネーブル」というピーチなのかオレンジなのか判らない味のカクテルには、言語の仕様がそもそも曖昧な「Java Script」。あるいは、初心者にも親しみやすい「Python」とか。これ、エンジニアなら「判る」と膝を打つはず。センスがいい。そういうカクテルを定番だけで20種類、全部で100種類用意してる。

で、ここをカフェではなく「バー」にしたのには理由がある。

カフェではスタッフは客に話しかけたりしない。けれども、バーは、むしろマスターが客に話しかけることで、客も緊張感を解き、その場の空気に馴染んで、居心地良さを感じる。だから「バー」とした。なるほど〜。

これもまた、インディー・コワーキングならやってること。ぼくも初めての人にはいろいろ話しかける。話が長すぎるのがたまに、いや、いつもキズだけど(そうだそうだ)。そのコワーキングを切り盛りする人が気安く話しかける。そうして、仲間に迎え入れる。とても大事なプロセスだ。

となってくると、そのマスター(運営者)のキャラクターも重要だ。そこを彼は、あえて「属人性」は必要と言う。まったく同意、同感。

前も書いたが、結局、ヒトを呼ぶのはヒト、それとそのヒトがするコト。ハコは二の次。やれデスクがどうの椅子がどうの駅から近いとかフリードリンクが豊富とか、そういうことは大して重要ではない。

あー、コワーキングをただの作業場だと思ってるワーカーや、運営会社は重要と思ってるだろうけれど、コミュニティとして自立しているのなら(それがインディー・コワーキングだが)、そこが持つ世界観や価値観、文化、もっというと思想・哲学に共感する人たちが、たとえ駅から徒歩20分かかろうが、多少、料金が高かろうが、そこに自分のことを理解してくれているマネージャーや仲間がいれば、来る。

なぜなら、そこが彼らにとっての居場所、拠点、つまりコモンズであり、そしてアジールとして機能しているコミュニティだからだ。

ハックバーは元々、井手さんのワンオペだったけれども、彼も多忙になってきて手が回らなくなってきた。するとヘルプしてくれる「仲間」が集まってきて、いま、5人のスタッフが曜日ごとの輪番制で運営している。

これも、ぼくがコワーキングを運営するときに「チームでやろう」と言ってるのと同じ。理想的。

感心なのは、チーム制を導入した際、それまで彼がいるからやってきた人たちをガッカリさせないよう、新しいスタッフが最初にシフトに入る時、いっしょに現場に入って、来る人来る人に紹介してたらしい。要するに引き継ぎだ。カンタンなことだけれど、疎かにしてはいけないプロセス。すると、今度はそのスタッフが目的になってやって来るようになる。

こうした「属人性」を、大手のチェーン展開するコワーキング「スペース事業者」は嫌うようだが、そもそコワーキングはその土地々々によって、そして集まるメンバーによってコミュニティが違うものになるはず。サービスを均質化した枠に嵌めるのではなくて、利用者、コワーカーの、それこそ個性、属性に応じて、日々、形を変えてその場を回していくセンスとホスピタリティが必要だ。

だから、ぼくの主催するコワーキング開業運営講座でも安易なハウトゥは教えない。というか、そもそもコワーキング運営に方程式などない。与えられた条件でどう課題を解決していくか、その思考法をみんなで学んでもらうようにしている。

それには、全国各地のコワーキングの実践事例が大きなヒントになる。これは、コワーキングツアーで各地のコワーキングにおじゃまして獲得してきたインサイトだ。

ちなみに、21日に開講するこの講座も、そのひとつ。

ところで、偉いなと思ったのは、「出張ハックバー」と名付けて、全国でイベント開催してること。さらには海外へもSNSを使って情報発信していて、それを見た外国人エンジニアが訪ねてきたりするらしい。かと思ったら、昨年、スイスでもイベント開催してヨーロッパ各地からエンジニアが集まったらしい。スバラシイ。

話はいろんな話題に富んで(そう、いつもあちこちに飛ぶ)、お互いに持てる知見と情報を共有した2時間だった。(そう、いつもよりは短め。その分、早口)おかげで、また、妄想がむくむくとアタマをもたげてきてる。

ちなみに、井手さんの会社では、神戸市の委託を受けて、「神戸エンジニアLAB」の運営もしている。

聞けば、80〜100人単位のイベントを年に2回、インターン学生と企業とのマッチングイベントも年に4回開催しているんだそう。お忙しい。

もしかしたら、ハックバーとカフーツで、なにかコラボできるかも。
ちょっと考えよう。

ということで、今日はこのへんで。


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