今日のアウトテイク#67「外国人が外国人ノマドのためのコワーキングを経営することについて ほか」【メンバーシップ特典】(2024-01-24)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

また寒くなってきました。ご自愛ください。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"我々の売っているものの多くがコミュニティであり、それが主力商品だ。音楽ではない。"
(ジョン・ペリー・バーロウ)

#反省してあらためよう

もうずーっと前から「やらねば、やらねば」と思ってことが、やっとできたてホッとしてる。あー、ウレシイ。

毎日、ちょっとずつやっておけば、こんなに苦労することはなかったろうに、どうも気が進まず今日の今日までズルズルと引き延ばしてた。

遅れれば遅れるほど、手を付けるのが億劫になる。だから、サッサと覚悟を決めてやっとけばよかったのだが、日々のあれやこれやで…いや、それはい訳。サボってただけだ。深く反省して、今後はやり方を改める。

ま、ちょっと、やること多すぎるかもしれないから、まずはその整理から。

#コワーキング曼荼羅バージョンアップ、始動

毎度おなじみのこの「コワーキング曼荼羅」。

これはまさしくコワーキングすべての理を包含した教えであり指針。
これのバージョンアップを考えていて、あるアイデアを思いついた。
それで、ひとりでワクワクしている。
ただ、かなりの大仕事になると思う。
それだけに時間はかかるかもしれない。
ヒントは「64」。
よし、やろう。やっとこう。

#外国人が外国人ノマドのためのコワーキングを経営することについて

今春、日本でもデジタルノマドビザが発給される。これまで日本に関心はああったが、なかなか来る機会がなかった(呼んでなかったからね)リモートワーカーが続々とやってくる。それでツラツラ考えた。

ひとつは、それを機会に海外のリモートワーカーが、日本各地で日本のコワーカーと交流してもらいたい、ということ。ずっと言ってることだけど。

観光もいいけれど、できれば地元の人との接点を作って、なにかローカルを活性化するプロジェクト、それはビジネスに限らず、その地になにか新しい価値を産み落とすことになるコトにコミットしてくれればいいな、と。

それはここにも書いた、「知の再結合」だ。

要するにコラボだが、これぐらいのことをやらないと、ただの観光地で一過性の消費を煽って、継続的な関係を作れずに終わってしまう。

台湾も韓国もデジタルノマドビザを発給して、「仕事のできる人」に来て欲しがっている。
台湾のことはここで、

韓国のことはここで書いた。

ただコラボするためには、受け入れ側のローカルにその準備がなければならない。少なくとも、地元のコミュニティとしてコワーキングが運営されていなければ、わざわざやって来た人はガッカリするんじゃなかろうか。ぼくはそう思ってるんだけど。

もうひとつ。こっちは、場合によっては割と深刻な事態もあるかも。

そうして世界中からデジタルノマドが大挙押し寄せる日本に、海外から日本のマーケットを狙ってコワーキングオペレーター(コワーキング運営事業者)が上陸する可能性はゼロではない。というか、絶対あると思う。

アジア圏で着実に版図拡大を図っているコワーキング業者はいる。コロナ以前からアジアは、デジタルノマドやリモートワーカーの多い欧米系ワーカーの関心が高いし、中でも日本はほとんど情報がなかったから、一層注目度が高い。

いきなりやってくるのか、既存の事業者と組むのか、乗り込み方はいろいろ考えられるが、多分、水面下ではかなり話が進んでいるのではないかと思う。

で、それはたぶん、欧米系オペレーターではなくて、アジアのコワーキングとしてすでに欧米から多くのリモートワーカーを受け入れている、経験豊富なアジア系オペレーターじゃないかと思う。

タイやベトナム、シンガポール、マレーシアあたりを股にかけて事業展開しているコワーキングオペレーターは、この機会を逃さないようタイミングを見計らってるんじゃないかしらね。

実は今月、22〜24日はタイのチェンマイに、デジタルノマドとコワーキングのスタディツアーに行くはずだった。あいにく足の調子が悪いので、足手まといになるのを避けてやむなく不参加としたが、実はタイに行って確かめたいことがあった。発端は昨年3月に行ったバリだ。

バリ島では3日間で10数軒、コワーキングを回ってきた。文字通り「回ってきた」だけで、そこを利用するワーカーに話を聞いたりはできなかったが、途中でモヤモヤ感が湧き起こってきた。

そのことはここに書いてるが、

要するに、外国人が外国人ノマドのためにバリでコワーキングを運営している、という光景が繰り返されて、いささか拍子抜けしたのだ。利用者はほぼ海外からのデジタルノマドで、地元のワーカーはほとんどいなかった。まあ、バリはリゾート地だから当たり前といえば当たり前なのだが、ポイントは外国人が経営している、という点。

コロナ禍以前は、外からやって来るノマドワーカーと地元のワーカーがコラボして起業する、という話を見聞きしていたので、そういうシーンを期待していたのだが、全然見えなかった。まだ、コロナから完全に回復したわけではなかったのも理由の一つだろう。

が、地元の人の話を聞いて「あ、そうか」と思い至ったのは、インドネシアはノマドビザを発給することはしているが、やっぱり観光客の誘致のほうがメインであるということ。デジタルノマドに長く滞在してもらって、たくさんお金を落としてもらいたい、それが本音だと。

う、うーむ、まあ、そうなりますか、やっぱり。。あれから1年近く経っているけど、その後、どうなっているのかしら。

日本でも観光目線でコワーキングを事業として経営し、ノマドワーカーをたくさん呼び寄せてビジネスとする、そういうことが起こらないとも限らない。でもそれは、もうコワーキングではないよなぁ、と思ってたのだが、いや待てよ、それは何も日本人がやるとは限らない、と気づいてしまった。

バリのように、外国人が日本で外国人デジタルノマドにフォーカスしたコワーキングをやるかもしれない。アジア圏をネットワークすれば、相当なニーズ(=顧客)があるだろうし、そうなるからには日本は絶対外せない。いや、これは大いにあり得る話じゃなかろうか。

で、そういえばタイはどうなんだろう、と思ったわけで。そのへん、今回、参加された方の土産話が楽しみ。

別に外国人が日本でどんなビジネスをやろうが勝手だから、とやかく言われる筋合いはないといえばない。無論、彼らを意味もなく排除するつもりもない。ただ、外国人ノマドワーカーだけがいるコワーキングというのは、どうも違うなぁ、と思うのだが変だろうか。

そう考えると、やっぱり、そういう人たちを観光客としてではなく、同じワーカーとして歓迎するためにも、地元、ローカルがしっかりコミュニティを作っとかないといけないな。

このテーマは、また取り上げていくことになると思う。

ということで、今日はこのへんで。

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