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たった二つの質問でみるみる深まる思考の言語化ワーク

言語化する力を高めたいなら、自分の言葉を深掘りしましょう。

例えば、あなたが友人から「この本めっちゃやばいんだけど!」と言われても、何がどうやばいのか全く伝わって来ませんよね?笑

しかしこれが自分の頭の中ならば、なんとなくやばいポイントが意識できているので、「この本やばかった」で済ませてしまう。

このように人に伝えられるまで言語化されずに終わってしまっているのではないでしょうか。

なので、いざ誰かに伝えようと思っても言葉が出てこない。私も数え切れないほど経験があります。

しかしインタビューライターとして活動する中で、質問が人の思考を深めることに気が付きました。

インタビューの手法を自分に用いて思考を深掘りすることで、以前よりも言語化の精度が上がりました。この経験をもとに、すっきり言語化ワークをご紹介していきます。


言語化ワーク

言語化は最初にあなたの頭の中に浮かんだ一言がスタート地点になります。先程の例で言えば「この本やばい」がスタートです。

ここから2種類の質問を繰り返しながら思考を深掘りしていきます。

その質問はwhatとwhyです。
では実際にやってみましょう。

ここまでできれば誰かに本を紹介したいとき「この本の4章3節にフォーカシングイリュージョンって考え方が載っていて、今まで考えたことなかったけど、すごく納得できる内容だったから読んでみて欲しい」と伝えられます。

「この本やばい」って紹介するより全然いいですよね。笑

また発展編として、対比の考え方を使って質問にバリエーションを持たせることでより具体的な言語化ができます。

こんな感じでプラスとマイナスを意識して質問すると、より深い思考ができます。

ディベートのスキルも磨かれますので、一石二鳥です。

言語化の練習にオススメなのは愚痴

言語化ってすごく疲れます。だから言語化したいと思える自分のモチベーションが大切になってきます。

よく言われるのは「自分の好きなことについて語る」ですが、私がおススメするのは愚痴。

やっぱり怒りは、あらゆる感情の中でもエネルギー値が高いので、言語化というめんどくさい作業も乗り越えやすいと思います。

それに自分が何にどう怒っているのかを理解できると、気持ちがスッキリします。思わぬ自分の価値観が見えたりもするので、ぜひチャレンジしてみてください。

今回は、以前の職場で大変お世話になったMさんに登場してもらいます。笑

ここまで思考を進めると、私にとっては効率が最も大切な価値観だと気がつきます。

なぜ仕事において効率が大切かと言うと、自分も相手も、時間とお金を奪ってはならないと考えているから。

だから、他人への配慮を無視したような仕事の仕方を強要するMさんが許せなかったのです。

ここまで言語化を進めて、自分の価値観まで到達できると「この人と合わないのは仕方ない」と諦めることができます。

諦めると、無駄に感情を掻き乱されないように距離を取ったり、適当なところで折り合いをつけることができるので楽になりました。

悩んでいる時こそ、言語化作業をやってみてください!

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