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5-10分で読める青空文庫/与謝野 晶子著『何故の出兵か』

こんにちは、神崎翼です。

皆様ご存知、誰でも自由に読むことができるインターネット電子図書館『青空文庫』で、短い時間で読めるお話を中心に読書記録を付けています。

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今日の読書記録は与謝野 晶子著『何故の出兵か』です。
(読書日 2020/11/14)

分量:約6分

「もしやかの『君死にたまふこと勿れ』関連の評論か!?」と思って読みました。違いました。不勉強で恥ずかしい。こちらはシベリア出兵の是非ついて書かれた作品です。ちなみに『君死に~』は日露戦争時分の作品で、発表されたのは1904年。こちらは1918年の評論なので、十年以上の間がありますね。こうして並べてみると、与謝野晶子が生きた時代はまさしく戦争の時代であったのだなと痛感します。そしてこの評論で戦争に対して反対の意思表示をしているのを見て、一貫して与謝野晶子は戦争に対して反対を唱えてきたのだなと、その意志の強さに感服します。

ついでに調べたので書きますが、作中で引用された雑誌『太陽』はWiki先生いわく、博文館が創刊した日本初の総合雑誌のことだそうです。残念ながら『太陽』自体は廃刊になっていますが、博文館は形を変えて現在も存続しているそうですよ。

以上です。
次の読書記録で会いましょう。

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