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臨床診断学 呼吸器系診断

気道の異物や分泌物を喀出し気道を保護する反応

湿性咳嗽:痰を伴う咳

感性咳嗽:痰を伴わない咳

原因:感染性・・・急性ではこれが多い

   薬剤性・・・ACE阻害薬

   アレルギー

   胃食道逆流

   中枢気道病変・・・腫瘍、結核、異物

   慢性外的刺激・・・タバコ、有機溶剤など

下気道粘膜の分泌物(ムチン)に細菌や埃、炎症やうっ血による滲出物などの異物を含むもの

通常は気管支粘膜の繊毛運動により大半が食道へ飲み込まれている

血痰:肺や気道内の出血が混ざる喀痰 2ml以上の出血であれば喀血と呼ぶ

呼吸困難

呼吸時に不快な努力を要する状態

息切れ、胸が苦しい、動悸がする といった状態を含む

Fletcher-Hugh-Jones分類や修正MRC息切れスケールなどで重症度を評価する

嗄声

声帯異常、声帯の神経筋異常、呼気異常、口腔~鼻腔異常 により起きる

反回神経麻痺が代表的

胸痛

肺実質には痛覚がないので、その周辺の皮膚、筋肉、肋骨、胸膜などの部位の痛みである

特に心臓や血管由来の胸痛は緊急性が高い

性状、部位、持続時間、起きる時間帯・体位などを調べる

リスク因子

喫煙歴

職業、生活環境:粉塵や刺激性ガスなど

慢性副鼻腔炎:慢性気道疾患に合併しやすい

アレルギー:アスピリン喘息に注意

ツベルクリン・BCG

家族歴

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