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感染症学 院内感染対策

定義

①医療機関において患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症

②医療従事者などが医療機関内で感染した感染症

一般に入院後48時間以降におきたものを指す

アウトブレイク

一定期間内に同一病棟や医療機関といった場所で発生した院内感染の集積が通常よりも高い状態のこと

早期察知、対策が重要

また、感染対策チーム、抗菌薬適正使用支援チーム といった対策室の設置も必要

感染対策

医療従事者:感染マニュアル順守、ワクチン接種、健診

患者:不要なカテーテル削減、周術期感染予防

標準予防策

全患者に対して行う感染対策

患者の血液、体液、粘膜、皮膚を感染対象として行う

手指衛生、咳エチケット、アルコール消毒など

これに加えて、

空気予防策:結核、麻疹など→N95マスク装着

飛沫予防策:百日咳、インフルエンザ、風疹、ムンプスなど→サージカルマスク装着

接触予防策:薬剤耐性菌など 間接接触にも注意

を行う


特に耐性菌による院内感染を避けるためには清潔環境の構築が重要

医療機器の滅菌

接触面の消毒

水回りの清潔化

洗浄・消毒・滅菌

洗浄:対象物の異物除去

消毒:人体に有害な物質を除去、無害化する

滅菌:物質中のすべての微生物を殺菌、除去

予防接種

麻疹、風疹、水痘、ムンプス、B型肝炎に関しては医療従事者は予防接種が義務


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