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放射線医学 呼吸器画像診断 肺腫瘤編

肺腫瘤性病変

良性腫瘍

単発、小径
経過観察で大きさ変わらない
辺縁平滑、境界明瞭
石灰化 過誤腫ではポップコーン状石灰化

炎症性腫瘤

肺膿瘍:経気道性→陰影内に空洞

肉芽腫:びまん性石灰化
    散布巣

肺癌

腺癌:棘状突起
   胸膜陥入
   気管支透ける
   粘液産生性なら多数の結節影など

扁平上皮癌:空洞形成
      二次性変化しやすい・・・無気肺、閉塞性肺炎、気腫性変化

参考)空洞形成する疾患

上記の他に肺真菌症
     肺結核

小細胞癌:太い気管支から発生
     肺門、縦隔リンパ節腫大
     樹状影、索状影

大細胞癌:末梢に発生
     円形で辺縁が比較的整

パンコースト型肺癌:扁平上皮癌が多い
          上部肋骨や脊柱の破壊
          上肢のしびれや疼痛、筋委縮など伴う

転移性肺癌:様々な悪性腫瘍から生じる

血行性転移・・・両肺に大小の辺縁明瞭な結節
        下側に多い

リンパ行性肺転移・・・血管、気管支壁太くなる
           小葉間隔壁肥厚(Kerley line)
           リンパ節腫大

参考)Kerley lineみられる疾患・・・肺水腫、間質性肺炎
                 サルコイドーシス、肺線維症

経気管支性転移・・・主病変周囲の小結節


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