リウマチ膠原病学　関節リウマチ編2

薬物治療

NSAIDs：疼痛改善

ステロイド、疾患修飾性リウマチ薬（MTXなど）、生物学的製剤：関節炎鎮静化、関節破壊予防

メソトレキサート（MTX）：第一選択薬として用いられる

副作用防止のために葉酸製剤を併用

用量依存/非依存副作用が複数存在する

生物学的製剤：TNFαなどの炎症性サイトカインの抑制　MTXとの併用がよい

ただし、感染防御を抑制することになるので易感染性を伴う

例）トファチニブ、バリシチニブ・・・JAK阻害剤

その他

イグラチモド：NFκβ阻害剤

デノスマブ：抗RANKL抗体製剤

手術療法

人工関節置換術：肩、肘、膝、股関節

リハビリテーション療法：運動療法、理学療法、作業療法、装具療法

悪性リウマチ

関節リウマチと血管炎をはじめとする関節外症状の合併

血管炎型：全身性と末梢性が存在

非血管炎型：肺臓炎性と全身性感染症性が存在

症状

紫斑

皮膚、指趾の潰瘍・壊疽

上強膜炎

末梢神経障害

消化管虚血→壊死

心筋梗塞

治療：通常の薬物療法に加え、中等度以上のステロイド投与を必要とする