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【1日目:宮ノ浦エリア】直島旅行記


はじめに

 瀬戸内海に浮かぶ『アートの島』こと直島へ2泊3日の旅行に行ってきました。

 「どこか国内旅行に行こう」と考え、候補地を探していると「瀬戸内海の離島に泊まれる美術館がある」との情報に惹かれ、更に調べてみると、町(島)を挙げて現代美術の常設を行っている「家プロジェクト」やモネの水連が展示されている「地中美術館」があることを知りました。
 「アートにどっぷり浸りたい」欲があった私は、直島への旅行を計画しました。

日程は2024/03/15~2024/03/17の2泊3日
 季節は、寒い時期なら人も少ないだろうと見込んで3月中旬にしました。
ちょうど全国的に暖かく春の陽気となり、快適に過ごせました。
 首都圏近郊に住んでおり移動時間を考えると1泊2日で島全体を巡るのは厳しいので、2泊3日。月曜日は定休日で美術館等がお休みとのことなので、金曜日~日曜日で滞在する予定を組みました。

移動(東京→直島)

以下のスケジュールで直島へ移動しました。
08:30    羽田空港着
09:20-10:45  飛行機(羽田→高松空港)
11:00-11:53  リムジンバス(高松空港2番乗り場→高松港)
12:40-13:30  フェリー(高松港→宮浦港)

飛行機から見た富士山

 飛行経路を調べずに左窓側席を予約していましたが、富士山・南アルプスを通るルートのようで、雪化粧をまとった富士山が見えました!

リムジンバスについて

 高松空港から高松港までを結ぶリムジンバスがあります。飛行機の発着と出発時刻が連動しているので、便利なのですが、飛行機着から15分(国際線は40分)後に発車と意外と時間がシビアなので注意が必要です。
(預け荷物受取りが最後の方で、小走りでバス乗車し1-2分後には発車したので、お手洗いや空港内を見て回る時間はあまりないと考えた方が良いと思います)
運賃は高松駅~高松港までが1000円で全国交通系ICが使用可能です。
荷物もトランクルームor車内にキャリーケース置き場があります。

高松港に停泊するフェリー(あさひ)

 フェリーを運航している四国汽船さんでは「ふなたびぷらす」の一環として、船内にギャラリーを設けアートの展示を行っているようです。直島まで50分と少し時間があるので、ゆっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか?
(筆者は予定の確認と翌日の計画で見ずじまいでした…)

直島へ到着

 宮浦港へ到着すると、海の駅「なおしま」があります。フェリーの待合所の他に、観光協会が入っていたり、お土産を購入することができます。

海の駅「なおしま」のインスタ映えスポット

 島の各地で見られる浮きで作られたカエルは「なおしま浮球(うきたま)かえる」と名付けられており、島の漁師さんが手作りしているようです。
 『漁師が沖から無事に帰る。用済みになったブイが作品となって生き返る。観光客がまた直島に帰ってくる。』の願いが込められているようです。
(「2021年3月16日朝日新聞デジタルより)

草間彌生「赤かぼちゃ」

 フェリー乗り場の脇には、「赤かぼちゃ」があり、中に入ることも可能です。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気が味わえます。

宿へチェックイン

1泊目のお宿「みなとや旅館」

 直島到着後、荷物を預ける為に宿泊予定の宿である、みなとや旅館へ移動しました。
 13:30着で、チェックインは14:00-なのですが、スタッフさんのご厚意に預かりアーリーチェックインさせて頂きました!

旅館の概要

・チェックイン:14:00 チェックアウト:09:00
・1泊8,800円(2食付き1名利用)
・自販機あり(ビール・レモンサワー・コーラ)
・飲食物の持ち込み可
・アメニティは浴衣とバスタオル1枚
・水道・トイレ・風呂(家族風呂)は共同
・インターネット環境なし(無線・有線なし)


部屋の様子(2.5階の部屋)

  2.5階(2階と3階の踊り場)にあるベッド付きの部屋(外見の写真では玄関真上の部屋)に通されました。
 写真の左手側にクローゼット、右手側にはテレビがあります。また、エアコンもあるので、室温を調整しながら快適に過ごせました。(フィルターが真っ黒だったのが残念ですが…)
 また、廊下と部屋を隔てるものは、ふすまで施錠可能です。

宮ノ浦エリア周辺の散策

 宿に荷物を置いたのち、散策に出かけました。

宮ノ浦周辺マップ

 まずは腹ごしらえという事で、計画時から狙っていた「直島カレー」を食べに「 Cin.na.mon 」へ行ったのですが、残念ながら昼営業をしない日(不定休のようです)のようで、食べられずでした…

 周辺をぶらついていると、食堂があったので、入ってみました。

ヒラメ唐揚げ定食(1,700円)

 「ゆうなぎ」では、地元で養殖している「直島ヒラメ」を売りにしており、唐揚げの他に、煮つけや刺身でも提供しているようです。
 唐揚げはカリカリに揚げられており、骨までパリパリと頂くことができ、身もホクホクで、淡白ながらもうま味があり、程よい塩加減だったので美味しく頂きました!

島一周サイクリングへ

 昼食後、港周辺の作品と一通り見ました。時間が結構余ったので、島の地形把握を兼ねてレンタサイクルを借りて島をぐるっと1周することにしました。(家プロジェクト・美術館は2日目の予定)

 ここで私は普通のママチャリを借りてしまいました。

島1周ルート
画像は直島エリアマップの全体地図から拝借

 宮ノ浦周辺は平坦で、海風を浴びながら気持ちよくサイクリングできました。

フェリーと大槌島と瀬戸内海と

 美術館エリア(地図赤枠)に差し掛かると長い勾配が始まり、途端にキツくなり始めました。何とか立ち漕ぎをし息も絶え絶えになりながら峠に辿り着いた私は地中美術館のチケットセンターで一息つくことにしました。

ご当地コーラ「ソライロコーラ」

  休憩後、今度は急こう配を下り、つつじ荘までやってきました。

おやじの海石碑

  1980年代に大ヒットした「おやじの海」を称える石碑のようです。
(真ん中のボタンを押すと演歌が流れますが、音量はかなり大きめでした…)

夕食

 直島は早い時間帯にお店が閉まってしまうと聞いたので、夕食は旅館で食べることにしました。
 ボリュームがあり、美味しく頂きました。

夕食

 

お風呂(直島銭湯 「I♥湯」)

 お風呂は宿から徒歩2分にある銭湯、「I♥湯」へ行きました。
こちらは大竹伸朗によって手がけられ、外壁から浴槽までアート尽くしの「浸かるアート」でした。

夜のI♥湯
入り口前の券売機にて鑑賞(入浴)券を購入

 浴室内には男女の境界壁に巨大なゾウのオブジェがあり、浴槽と壁にはタイル画が施されています。画は春画や60-70年代のブロマイドがモチーフのもので、やや官能的なものでした。
 20時頃と少し遅めの時間に訪れたからか、先客が2-3名ほどしかおらず、ゆっくり鑑賞することができました。

夜の宮浦港

 入浴後、夜風に当たりながら、ライトアップされたオブジェを観に行きました。

ジョゼ・デ・ギマランイス「BUNRAKU PUPPET 」


藤本壮介「直島パヴィリオン 」


赤かぼちゃ

 赤かぼちゃも内部がライトアップされており、幻想的でした。
 観光客でごった返していた日中と比べ、夜は全く人が出歩いていないので、オブジェを独り占めすることができました。(日中の人たちはどこに泊まっているのでしょうか?)

その後、コンビニで買い出しをし、旅館へ戻りました。


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