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父に手紙を書いてみた✒︎

大阪市内在住の黒猫絵師デザイナー かにゃんクリエイトです!

実家は、大阪と京都のど真ん中の枚方にあります。

普段は、全然近い距離なんで、
「里帰り」というより「実家に顔出す」
ぐらいの至近距離です。

とはいえ、いつでも帰れる距離にあると、中々帰るタイミングを失うというか。。。両親から直接連絡が来ることはほとんどないのですが、よく兄弟から「帰らなさ過ぎ!顔出しなさい!」とお叱りのLINEが飛んできます。5人兄弟の4番目。姉から弟からあっちゃこっちゃから連絡がきます。
帰らな、帰らなと思いつつ3ヶ月ぐらい直ぐ経ちます。

そんなズボラな私も母が亡くなった3年前からは、父に逢いに、なるべく月に1回ぐらいは帰るよう心がけておりました。

母が亡くなった3年前からは兄と二人暮らしになった父。
すっかり寂しんぼになり、時々電話や葉書が届くようになりました。

人生1度も入院なんぞしたことなかった父が、今は流石に弱ってきました。母が亡くなった翌年の夏は熱中症になり入院。その時はもう父まで死んじゃうんじゃないかと病室で泣いちゃうぐらい心配したのですが、なんとか生還。同時期に熱中症で入院した近所のおじさんは、亡くなってしまいましたので結構本気で心配してました。

去年は、ガンが再発。かなりショックを受けていた父でしたが、1週間ほど検査入院し、通院治療をしているうちに、ガンは消失したそうです。

今年の2月にも通院先の病院のトイレで気分が悪くなり、そのまま入院することに。慌ててお見舞いに行きました。しかし3日で退院できたそうです。

元々マッスル爺ちゃんだった父。弱ってきたとはいえ、一般の高齢者よりはよっぽどたくましいのでしょう。中々の生命力があります。

そして、今年2月あたりからはコロナ禍。

スマホだったらビデオ通話もできるんだけど、
父が愛用しているのはガラケー。

「コレ便利やねん!」
と、弟が設定した短縮ダイヤルの操作手順を自慢げに私に教えてくれます。

慣れた電話を手放したくないと大事に大事に使っております。

大阪市内のど真ん中に暮らし、大阪神戸を何かと行き来する暮らしをしている私は、流石に米寿を迎えたばかりの父にこの状況下で会いに行く勇気もなく、3月はろくに連絡もせずに過ごし、4月には怒りの電話がかかってきたけど、「今はまだ帰れない。」と告げ、政府の緊急事態宣言でようやく父も納得し、5月を超え、6月に入り、納得はしているものの寂しい筈の父。

イベントのDM送って、近況報告でもするか!

(※展示期間は、現在は6/1−29までに延長されてます。)
コロナvsアマビエ展-復活- 神戸北野美術館

https://note.com/kanyancreate/n/n91eb28bce9eb


と思い立ち、DMを手に取ってみたものの
コレ、文字書くとこないな。。。と。

しゃあない。手紙にするか!と便箋をひっぱりだす。

一体いつの便箋だよ💦
コレ、私が「たれぱんだ」を生まれて初めて発見したときのだよ。

久しく、手紙なんて書いてないよな。てか、父に手紙なんて書くこと自体生まれて初めてなんじゃないかと思いつつ、なんて事のない、現状報告。

一応、元気でいる事。大変だけど、死にそうなほど困ってはいない事。
出展している展示が、TV局や新聞社から取材を受けている事。
お父さんも身体気をつけて。熱中症にならんようにねー。

と1枚の紙切れに書き綴る。

手紙を書きながら、横にはスマホ。

横目でチラ見してたスマホのSNSの中で、友達が歌ってた。

ラブレター
- THE BLUE HEARTS -
by ナイルパーチ富樫 from Heartful★Funks

あらま!なんとタイムリーw

父宛てだけど、コレも一種のラブレターかもね。

そんなことを思いつつ、読んでもらえるのかどうだかよくわからないけれど、ひとまず手紙を書いてみた。

翌日、父から電話があった。

まだ寝ぼけ眼の私。布団の中で電話をとる。

「来れないのはわかっているが、連絡がちっともない!元気なのか?大体お前は。。。。」と私へのダメ出しが続く。

あーコレは、まだ手紙届いてないな。。。
と、ボヤけた頭で思いつつ、よくわからないまま謝って電話を切る。

その翌日
兄弟LINEグループで、兄から父が食欲がないから食事を取らない!と言いつつ、カップラーメンを食べてた!俺の食事が不味いってことか!!
と、出来の悪い主婦みたいな書き込みがされてた。

その夜、また父から電話があった。
今度は少しだけウキウキしているのがわかる。

「手紙ありがとー!本当なら今直ぐ神戸に飛んで行って展示を観に行きたいけど、足が悪くなってからは、神戸まではよう行かれへんねん。あんたんとこにも飛んで行きたいけど、今はコロナやからな。大阪市内も今は電車が難しいし。でも嬉しかったー!元気な手紙読んで元気でたわ。」

相槌打ちながら、聞いてるだけでしたが、喋ってる声が段々と元気になってくのがよくわかる。相変わらず、電話を切るタイミングも突然だけど、1枚の便箋だけで、あんなに喜んでくれるならよかったわ。

コロナがあったから、手紙なんか久々に書いてみる気になった。

面倒なこともそう悪いことばかりじゃないね。

たまには、手紙も書いてみるのも悪くないね。



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