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こだわりの強さとチームの個性

土曜の昼間、たまにはnoteを書いてみる。
曇天の中、目の前の交差点には傘を持った地域の皆さまが多く歩いている。

たぶん、初めて学校コーディネーターチームのことを書く

LX DESIGNには、学校コーディネーターチームという名のCS部門がある。
教員OG/OBを中心に組織されていて、現場の温度感、葛藤なども含めて等身大で理解しており、
ゆえに、解像度が鬼高いため、こだわりも強い。

シンプルに事象を見ることで、スピードが強みになるスタートアップ的事業開発サイド(かつ、せっかちな金谷)からすると、ともすれば、やりながら改善していけばいい、という側面もあり、たまに怒られる。

が、そこが品質とブランドの最重要ポイントであることも当然、理解しているし、その品質をいかに向上させながら将来的には数万倍の顧客体験が届けられるか、が勝負。
『学校内外の翻訳機能』と一言で説明しがちだが、そこには極めて細かなUI改善と顧客ヒアリングが内包されている。

翻訳機能や顧客体験と最近、話題に上がったなと、
最新の記事で公開いただいたので、シェア。
『スタディサプリ三賢人の学問探究ノート』(ポプラ社刊)さまとのコラボレーションインタビュー。

ライターの塚田さまの文章が素敵すぎる。
はっきり言って、失敗だらけの20代でしたが、その中で見出した学びや想いを、生き様を、美化することなく、それでいて、等身大で表現してくださっています。
そのプロフェッショナル性は書き手を志す大学生〜若手社会人がいたら必読だし、皆様もお時間ある際にぜひ。

報われない教員のセカンドキャリア

話はやや広がるが、学校の先生のセカンドキャリアは評価されづらい。
僕自身、26歳の時に教員を辞めて、起業に向けて動き始めたが、その時に拾ってくれる会社はほぼなかった(と思う)。
そもそも、終身雇用時代の公務員として最適化された(?)業務設計だし、セカンドキャリアという概念もない、官民連携という思想もない。
ゆえに、約100万人の学校の先生業界で、少なくとも何万人かの方が転職・離職しているにも関わらず、ここの橋渡しには課題が大きい。

藤原和博先生LX DESIGNもご連携させていただいているリクルートから杉並区で初めての民間人校長となり、世の中を変えた。
しかし、教員出身で何かを為した人と言われても、そのくらいのインパクトのある人が思いつかない。

LXの学校コーディネーターチームが教員のセカンドキャリアを活かして活躍するのにふさわしい場であり続けて欲しいと思うし、もっとその機会を広げていきたいと思う。

教員の専門性と役割

教員の専門性とは何か?という問いがよく話題になるが、目の前の子どもたちにとって、感情や願いを的確に把握し、最適な機会を作り続けること、そのフローに寄り添い、チアアップすること。
母校東京学芸大学の鷲山学長は入学式の挨拶で『教育とはともに夢を叶えることです』とおっしゃったのは有名な話だが、本当にその通りだと思うし、教員の役割は刻一刻と変わる。
それに追いついていくには、学校の内外で誰がどう思い、困り、願っているのか、それを正しく把握するインフラが必要だ。
僕たちは、"複業先生"という学校への外部人材活用プラットフォームの会社だと思っている人がいるが、それはあくまで今の話にすぎない。

学校の現場に入り、力学を正しく知ると、もっと課題が大きく、市場が残されていることを知る。
今こそ、教員出身者が知恵を出し合い、大きな役割を果たす時だと思う。
ぜひ、ご一緒に。


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