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"複業先生"が生み出す、学校と社会のオープンイノベーションとは

こんばんは、LX DESIGNの金谷です。

今日は、先週(10月下旬)、富山県内の高校でキャリア教育のために"複業先生"を活用いただきました。

その時の背景を振り返り、今後の展望をお話しします。

新たなチャレンジ、3つのポイント

これまでの取り組みに加えて、今回、新たなチャレンジのポイントは次の3つ。

①企業が社員の"複業・兼業"を後押しする形で、オフィシャルに参加させてくれたこと

②大学が、学生の新たな働き方の選択肢として、"複業先生"に協力してくれたこと

③金谷は現地に行かず(行けず)、金谷なしのフルリモートで取り組みが進んだこと

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③は想定外の事態からでしたが、いずれもこれまでにない"複業先生"の、拡張の可能性を感じました。

今回参加してくれた10名の"複業先生"の皆様、素晴らしい機会をありがとうございます。

一部感想を引用、楽しかった現場感が伝わってきます!

『こちらこそ、大変貴重な機会をありがとうございました!芸術チームは、思いつきでグラレコ やってみたんですが、好評でした〜〜!引き続き、どうぞよろしくお願いします!😊』

なぜ、"複業先生"が必要だったのか

もともと、LX DESIGNが"複業先生"に取り組む理由としては、

92%の子どもたちの出会いが"親、先生のみ"に限られていることで、本来出会うべきロールモデルに会えていない。

それらを、テクノロジーとコミュニティの力で解決したい、ということでした。

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それらを学校でも支払えるコスト感の中で、最大解決するか、

予算が限られていても、そこに対して、なにかアクションしたいと思っている大人はいて、

それぞれが繋がることで、この課題は解決されると始まったのが"複業先生"です。

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"複業先生"が生み出す、学校と社会のオープンイノベーションとは

今年5月にβ版としてローンチ後、首都圏だと郁文館グローバル高校、神奈川県聖光学院などのトップ私学、富山県内の複数県立・私立高校など、いくつもの学校で実証事業をさせていただきました。

今回は、その中でも、企業との初めての連携企画となり、大きな一歩となりました。

なぜ、それがそんなに重要なのか?

気付いてない人も多いので、話します。

まず、"学校教育"というビジネスモデルはすでに構造破綻を起こしています。

教員の人手が足りない、新規で採用しようにも採用コストを用意する投資体力がない。

投資体力がないので、子どもたちへの現場に新たなテクノロジーや取り組みを導入できない。

そんな澱んだ市場に新たに参加しようとする"本業先生"もどんどん減り、年々、教員採用試験の倍率は悪化する。

ゆえに、もう構造上、単独で改善する可能性が薄いとほぼ全ての関係者が見抜いています。

じゃあ、放っておいていいのか?

それもちがう。

毎年、約1,000万人の子どもたち(小中高生)はそこに学んでいるし、国の基幹産業だから、誰かがどうにかしないといけない。

その使命を勝手に背負って、もうすでに"詰んでいる"と誰もが思っている市場にサービスを投入しています。

これが重要。

みんなが詰みだと思っているのに、自分だけはなにかの理由でいける確信がある。

すべてのビジネスは詰みから始まる。

"複業先生"をローンチする前から、企業連携を行うことを視野に入れていました。

企業連携を行うことで、なにが起きるか?

一つは、学校の中に経済活動の一部が持ち込まれること。

もう一つは、社会経済活動の中に、学校の中から引っ張り出してもらえる子が増えること。

これらを、未だかつて、誰も再現可能な形で成立させられていない。

小1起業家の子の話も、それはあくまで1,000万人のうちのたまたまの幸運であって、もっと普遍的に機会が提供されるべき。

学校外での活動が起業でも、インターンでも、はたまた、一周回って学校やコミュニティをよくするための生徒会活動でもよい。

リアルな社会の中で、誰かのためにアクションする、という経験を持てるようになり、そこで、才能を爆発させていく。

そんな未来の可能性に僕たちは投資したい。

この前は高校外で活動する、うちの富山生がLIVE配信してくれていました。

今回の事例だけでなく、すでに、いくつものアライアンスは交渉を始めていて、今年中にリリースできるものも用意しています。

これからもあらゆるプレイヤーの方々に関わっていただきながら、強く、しなやかなサービスを作っていきます。

引き続き、よろしくお願いします。







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