人に並ばれる仕事

 世の中には本当に多種多様なしごとがある。 

ぼくもこの歳になるまでアルバイトをふくめて10いかないぐらいの仕事を経験してきた。 子どもと関わったり店長の怒号を横目に食事をせっせと運んだり。 理不尽があったり、自分にはこの仕事向いてないんだみたいな挫折をなんどか経験したけど、それなりに色々経験できたので良かった。  


僕は昔コンビニでアルバイトをしていた。夜勤だった。夜10時ぐらいにお店に行って遅番の相方と一緒に終電のお客さんを相手にしながら品出しとかする。2時ぐらいになると相方はあがるので、その後は適当にサボったりしながら品出ししたり会社や学校に行くお客さんをさばいていく。

僕が働いていたコンビニは駅前にあったので、夜遅く朝早くでもそれなりに人が来る。相方がいる2時ぐらいまではそうでもないんだけど、朝の通勤ラッシュの人たちを1人でさばいていくのは大変で、いつも辟易しながら働いていた。  

そのなかでは大変だったけど、貴重な(もう二度と味わいたくないこと含め)経験もできた。 これから会社に行くであろうサラリーマンらしき4〜50代の男性に「スポニチ!」と叫びながら硬化をフリスビーのように投げられたり、自分ひとりしかいないレジめがけて15人ぐらいの人が列をなすという経験は今後の人生では経験しないだろう(したくない)。  

ただ、自分めがけて大小様々な人間が列をなしてむかってくるという光景はある意味面白いので、人に並ばれたいという人にはコンビニ店員おすすめです。    

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