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働き方改革で消えた能力向上の時間

みなさん、お疲れ様です!メカともデス!

本日は「働き方改革で消えた時間」について考察したいと思います。

働き方改革で法改正が行われ早1年3か月。
みなさんの職場はどのように変化をしたでしょうか?

強制的な長時間労働から労働者を救うこの法ですが、好評とは思えない声が各企業から上がっている事も事実。
申告しなければ結局成立しない この法は、残業代を減少させ労働者を窮地に追いやる法ともなってしまっています。

そもそも、実際の民営企業の事を知らない方々が法を作っている訳なので、良き改善になる訳もなく、残念な限りです。

ただ悪い事ばかりでもなく、自分の時間が増えた。と言う方もいる事は間違いありません。

働き方改革とは

そもそも働き方改革とは どのような法だったのでしょうか?
ウェキペディアさんに伺ってココにまとめようと思ったのですが、なかなかまとめ切れる内容ではなありませんでした。

その為、数ある働き方改革ですが、一般的に問題とされている法は
「時間外労働の上限規制」
ではないか?と考え、この「時間外労働の上限規制」について考えて行きたいと思います。

先ずは、正しい「時間外労働の上限規制」から見て行きましょう。

時間外労働の上限は、月45時間かつ年360時間が原則。繁忙期には単月で休日労働を含み100時間未満で、月45時間の原則を上回るのは年6回までの年720時間の範囲内で、三六協定に定めた限度時間の延長ができる。違反企業や労務担当者には、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金を科す。大企業は2019年4月1日から、中小企業は2020年4月1日から適用される。

これを見ると、大枠「2時間/日以上の残業は認めない」と言う形ですね。
平均しての話なので、残業をする日もあれば無しの日もある。
と言うイメージでは無いでしょうか?

大きな企業ともなると、この法の範囲内で納める為に業務そのものを長期化したり、分担する事になります。
中小も、この範囲になるのですが、基本的には業務の長期化になり、中小ほど利益が出しにくい環境になった。と言って良いでしょう。

しかし、労働者にとっては上限が設けられた事により、自分の時間が増えた事になります。
個人の時間、家族に使える時間、友人に使える時間。
失っていた時間が今後失わなくて良くなる。時間が返って来るのです。
こんなに良い事は無いではありませんか。

会社にとってはマイナスの部分があるでしょうが、個人にとっては良い政策と言えるでしょう。

だって、個人の自由に使える時間が増えたのだから。

働き方改革で消えた時間

個人の自由に使える時間が増え、生活にゆとりが出ました。

と、本当に思っている人は危険な考え方だと言えます。
自由に使える時間が増えたから、その間に別のスキルを身につけ副業が出来る。と言う考え方も出来るでしょうが、その副業に必要なスキルはどのような物なのですか?

専門性はどうなのでしょうか?

会社から家路に着き、そこから全く関係のないスキルを磨く。
その与えられた僅かな時間で磨けるスキル等、ほとんどの人が出来る事なのでは無いですか?

私は働き方改革で「スキルを磨く時間が消えた」と考えています。
仕事以外にも勉強をする事は沢山ありますから、それについては時間はあった方が良い。しかし、現在の業務に対するスキルを磨く場所は 会社以上に磨ける場所は無いはずです。

ブラックだ!と言う考え方もあるでしょう。
しかし、プラス1時間でも年換算で有れば膨大なスキルを磨く時間を無くしているのです。

みなさん、996と言う言葉、知っていますか?
これは中国で問題になっている労働時間を表す言葉で、朝9時から夜9時まで週6日働く。と言うものです。

1日12時間労働を週6日間続ける。と言う事です。
これはさすがに人間が参ってしまうでしょうが、現実としてスキルを磨いている時間が1日2時間は違う。と言う事です。

因みに、深センにある「センテント」と言う会社をご存じでしょうか?
中国版LINE We chat を扱っている会社です。
googl、appleに並ぶ超ド級大型企業です。

コチラの会社の平均退社時間。なんと21:50だと言います。

道徳的にと言うか、人間の労働時間として厳しすぎる環境ではありますが、現実問題としてスキルの向上は2時間までの残業としている日本とどちらが上になるかは明白です。

これをスキルを向上させる時間だと定義するならば、良し悪しは別として、日本人が失っている時間。「スキル向上の為の時間が消えている」と言えるのでは無いでしょうか?

消えた時間を埋める

比較対象が極端な例で有るがゆえ、「消えた」と表現するのは適切ではないかもしれません。

しかし、スキルを磨き上げたい人にとっては悪法で有る事も事実です。

では、この消えた時間をどのように埋めれば良いのでしょうか?
正直、消えた時間は経験する時間になるので、経験をどのように取り込むか?と言う事を考えなければなりません。

経験は机上の理屈で手に入る物は僅かです。
その為、机上で手に入る経験は先輩、上司から買う。
そして、直接経験しなければならない物は、会社に居る時間で経験をする。

このように、直接経験するものと、そうでない経験を分類し取り込めるようにしないと、単純に負ける。と言う事になります。

まだ間に合う。等とあぐらをかいている余裕など もうありません。
今すぐスキルを磨き上げる為に努力してください。

コロナ解除と同時に、多くの優秀な外国人労働者が日本にやってきます。
JOB型ワークは スキルがあってこそ有益に働くシステムです。

スキルが足りなければ、サラリーに直接反映を受ける事になる。

すぐそばまで来ている未来を想像し、自分に足りないスキルを身につけて行けるよう経験の分類をし、効率よくスキルを上げて行きましょう。

私は彼らの事を少し知っています。
だからこそ、今の状態が危険であると認識しています。

この記事を見た方が一人でも危機感を募らせ、今すぐスキル向上のために時間を費やしてくれる事を願っています。


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最後までご回覧いただき有難うございます。
如何でしたか?
今回は少し怖い話をしました。
でも、これはフィクションではありません。
現実なのです。
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