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本質とは基本の延長線上にある

みなさん、お疲れ様です!メカともデス!

本日は、本質について考察して行きます。
本質と言っても、モノに対する本質と言うよりも、事に対する本質として考えてみました。

と言うのも、本質を活字にすると

物事本来の性質、それ無しではその物が存在し得ない性質。

と、解釈出来る為、「モノに対する本質」と「事に対する本質」とでは、少し目的とする所が変わってしまうと思うのです。

さて、そんな訳で「事に対する本質」を探っていこうと思います。

事に対する本質とは何か。
それは、何かしようとした時に進むべき正しい理解ではないでしょうか。
これは勉学、スポーツ、遊び、ビジネスにおいて共通な事なのだと思うのです。

例えば運転。
運転とは教習所で教えてもらう事柄でシートに座り、アクセル、ブレーキ、ハンドルを使って目的の場所に行く。もしくは止まると言う行為。

こんな感じでしょうか。
この行為に対し、基本を教習所では教えてくれます。
「シートを起こしてハンドルの10時10分、もしくは9時15分の位置を持つ」
「ハンドブレーキを下ろし、フットブレーキをゆっくり放し、ゆっくりアクセルを開けていく」

安全確認などは割愛させて頂きますが、運転に対しての基本操作を教えてくれる訳です。

しかし、運転をする。と言う事は様々なシチュエーションが存在し、この基本操作だけを学んでも知らない挙動が車には出てしまいます。

例えばパニックブレーキ
ある雨の日、高速道路の ゆるやかなカーブで突然目の前に猫が飛び出して来ました。
あなたは慌ててブレーキを掛けます。
この時は普段の運転で使うようなゆっくりブレーキを掛ける。なんて事は無く、一気にブレーキペダルを踏み込む訳です。

この時、車はどのように動くのでしょうか?
恐らく車は横滑りをし、スピンするのではないかと思います。

また、逆のパターンで思ったよりも急なカーブでハンドルを切り足したが曲がらなかった。

と言うパターンもあります。

これは、教習所で教えてくれる運転の基礎だけでは対処出来ません。
このような車の動きを、より高度な運転技術の世界では
「オーバーステア」
「アンダーステア」
と言うような言葉で表します。

私は、その車の挙動を制御する事が出来る技術を「運転の本質」では無いかと思っています。

運転に関する所は私の得意分野でもありますので、実際の基本は教習所で教えてもらう所から更に先にあり、その基本の延長線上に本質があるのだと考えています。

その場合、随分と話が長くなりますので、あえて割愛させて頂きますが、その他スポーツも素振りや走り方の基礎の先に本質があるのでは無いでしょうか?
その本質を知る者がスポーツの世界で上位に居るように思えるのです。

ビジネスの世界では

では皆さんが現在のビジネスではどうでしょう?
現職は技術職でしょうか?営業職でしょうか?管理職でしょうか?

どの業種、どの立場でも構いません。
次の問題に答えられる方は居るでしょうか。

あなたの仕事において基本はどのような事ですか?

これ、技術職だと割と答えやすい質問だと思いますが、その他の職種はどうでしょう?結構悩みませんか?

例えば営業職の方。
基本って何でしょう?

挨拶、服装、名刺の渡し方、言葉の扱い方、商品の説明等でしょうか?
営業職の仕事は「利益を上げる為にモノを売る」と言う事ですよね。
その為の最低限のマナーであったり、商品の理解度等は基本では無いかと思うのです。

しかし、その基本だけではモノは売れません。
何故売れないのでしょうか?

ココまでは教えれば誰でも覚える事が出来る事だからです。
誰でも良いと言う事なのです。

技術職。例えば設計者であれば、基礎的な製図の知識、ボルトの強度、材料力学や機械力学等の基礎があっても ある装置を設計して。と頼んだ時に設計できない事と同じです。

要するに、基本はあくまでもベースであって、本質を知らなければビジネスは成立しない。と言う事になるのです。

本質を知る

では、ビジネスにおいての本質とは何か?

先ずは「お金」です。
利益と言った方が分かり易いかもしれません。
どの業界、どの立場であっても利益を出していく事を知る。
仕入れに対して利益を載せて売る。と言う単純な事を言っているのではなく、長期的に見た時の利益も含めて「お金」と言う言い回しをしています。

極端な例を挙げます。
ある 案件があったとしましょう。
これは最初から赤字になる事が分かっているが仕事として業務をこなす。これでは利益にならない。と言う事ではなく、この案件は赤字だが、この先に横展開があり、この案件をベースに中長期的には利益を出し続けられる。

この赤字案件を取り込まなければ、次に続く利益案件も逃してしまい結果中長期的には利益を出しにくい事になる。

この例にあるように、「お金」とは直ぐにプラスになる事が絶対的な事ではなく、どこからかプラスに転じて長期的にプラスを維持する方が利益化しやすい。と言う事になります。

そして2つ目は「誰の為」なのかです。
自分の為に売る。と言う事を考えていると買い手の事を深く考えません。
買い手の事を深く考える事が重要になってきます。

これも全ての業種、職種、立場で共通している事だと思います。
営業だから相手の事を考えて商品を売る。と言う事ではなく、その開発、デザイン、製造等全てにおいて買い手を見ないといけません。

むしろ、営業職以上に開発やデザイン、製造と言った お客様に直接会わない人が最も考えなくてはならない事です。

これは、逆に考えれば分かり易いですよね。
あなたの要求しているモノとは違う機能で、違うデザインで、違う品質のモノにお金を払って買うのか?
と、問えば分かるはずです。

そして重要な事は、ココで私は「お客様」とは一言も言っていないと言う事。

買い手とは、お客様だけと捉えてはいけません。
次の工程。横の部署間も 同じように「買い手」であると思ってください。
同じ会社だからと言って甘えてはいけません。

関係部署は何を期待し、何を欲しているのか?

私はビジネスにおいての本質はこの2つであると考えます。

①お金
②誰の為

そして、その本質は「基本が前提」であると考えています。

少なくとも私はコレで上手く行っている。

仕事が出来る人は、基本を覚え、その先にある本質で戦う事を知っている。

あなたも本質で戦えるはずです。

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最後までご回覧いただき有難うございます。
如何でしたか?
私は意外と本質で戦っていない人見かけます。
自身がお金を得るとはどういうことなのか?
考えて仕事に励めると良いかと思います。
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