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春を呼ぶベアラウホの香り

3月中旬〜4月にかけてのこの時期、市場に寄ると必ず目にするのが「ベアラウホ」、直訳すると熊ネギですが、日本でいう行者ニンニクに近い山菜です。自然が多い地域では、春のベアラウホ狩りが家族イベントになっているのだとか。

ずらりと並んだベアラウホ。産地で値段が違います。

せっかくなので、監督家でも購入して、調理してみることにしました。レシピを検索してみると、在欧日本人の方々は行者ニンニクのように醤油漬けにしてみたり、ニラのように餃子に入れる調理法が人気のよう。しかしこの日は何となく洋食を作りたい気分だったので、ジェノベーゼのようにベアラウホでペストを作ってパスタといただいてみることにしました。レシピはジェノベーゼの作り方を参考に自己流アレンジを加えたものですが、ご参考までに・・・。

ベアラウホペストのレシピ

材料(パスタ2皿分):
  ・ベアラウホ1束
  ・松の実 50g〜70g
  ・ニンニク2カケ
  ・オリーブオイル 150ml
  ・塩少々
        ・パルメザンチーズ お好みで
*事前にシンクに水切り用のザルを設定しておくと便利

  1. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらニンニク2カケを入れる。

  2. タイマーを5分にセット

  3. タイマーが4分を切ったところで、ベアラウホ投入。

  4. タイマーが鳴ったら、ザルにベアラウホとニンニクをあける

  5. フードプロセッサーに全ての材料を入れ、スイッチON

  6. ペースト状になったら一度攪拌をやめて味見。ここで調整できるので最初は塩分少なめで始めるのがおすすめ(チーズの塩気もあるので)。

  7. 保存用の消毒済み容器に入れて、終了。このレシピは3日以内に食べ切る想定ですが、塩の量やオイルの量を調整すれば長期間保存も可能です。

ベアラウホの味は?

ベアラウホペストを使ったパスタ。今回は1.3mmのスパゲティを使いました。

一番シンプルにベアラウホペストを味わうならこれだろうと、今回は細めのスパゲティに絡めていただくことに。彩りが欲しかったので、直前にプチトマトも少し加えてみました。
感想は、思ったほど臭いは強くない(まだ出始めの時期というのもあるかも?)けど、しっかりとニラのような風味はあり、それがちょうどニンニクやチーズと良くマッチして個人的にはとても好きな味でした。ただ、個性が強い山菜なので匂いが強めの野菜が苦手な人には向かないかもしれません。
鶏もも肉のグリルや、白身魚のソテーなどにもソースとして合わせたら美味しいと思います。またそれも作る機会があったら載せますね。
ではでは、暖かくなってきましたが皆様体調に気を付けつつ、良い日々を過ごせますように!


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