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【ADV-PCG】ラティexδミュウツーδ(ちろスペ)のデッキレシピと対戦レポート【RS-PK】

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はじめに

今回はラティアスexδとミュウツーδを中心にしたデッキの紹介と、これを使った自主イベント「エメラルドジム定期大会」での対戦レポートを書きます。

デッキ概要


当時PCG9のTVのCMに登場していたパックを代表するカード!
対戦での性能も高い一方投機対象として高騰しています

 ラティアスexδの「フェローブースト」でエネルギーを加速し、ミュウツーδの「デルタスイッチ」でアタッカーにつけ替えて戦うのが主なコンセプトです。エネルギーを加速したりつけ替えたりするポケモンは他にもいますが、どちらもたねポケモンなので攻撃に移るまでのスピードが速く、基本エネルギーであれば色や対象を選ばないので柔軟性が高いのが強みです。
 このタイプのデッキは最近ちろさんという方がよく調整して多用しているので「ちろスペシャル(ちろスペ)」や本人が使われている通称である伝説厨といった呼び方もされることもあります。色々なポケモンを採用する選択肢があり、伝説のポケモンを中心としたデッキ構成になりやすいため見ばえの良さやデッキを作る楽しさも持ち味と言えそうです!

ラティレックについて

「ラティレックのレック」といえばこのレックが連想されるが、
他のレックexも採用候補なので紛らわしい

 ラティアスexδを使ったデッキは他にレックウザexを使った「ラティレック」や、さらにマルマインexを併用した「ラティレックマイン」も有力です。「ドラゴンブースター」によってミュウツーを使わずに攻撃することができ安定性が高いのが強みです。今回紹介するタイプのデッキを使うにあたってはラティレックとの差別化を考えたほうがいいかもしれません。


デッキレシピ

ポケモン:23枚
1:フーディン☆
2:ラティアスexδ
1:ラティアスex
2:ラティオスexδ
1:ラティアスδ
2:レジロックex(ADV4)
2:ルギアex
1:カイオーガex(ADV4)
1:カイオーガex(PCG8)
1:ジラーチex(PCG8)
1:ウソッキー
2:ミュウツーδ
2:ラプラス
1:ホロンのコイル
3:ホロンのポワルン

サポーター:10枚
4:ホロンの導師
1:ホロンの冒険家
3:漂流者
1:ロケット団の幹部
1:ハギ老人の思いやり

トレーナー:13枚
3:ホロンのトランシーバー
4:暴風
2:ポケモン回収装置
2:オレンのみ
2:ふうせんのみ

スタジアム:2枚
2:巨大な切りかぶ

エネルギー:12枚
5:超エネルギー
6:水エネルギー
1:炎エネルギー

採用カード解説

ポケモン


1:フーディン☆
ポケモン☆はフーディンを採用しました。他のポケモンではなかなか倒せない進化exや2進化を「スキルコピー」→「エレメンタルブラスト」で倒すのが主な役割です。
加えて超エネルギーが入るデッキなので「サイコセレクト」を使うこともできますし、ルギア以外にも相手に応じて色々なカードを使える超タイプのアタッカーとしても役立ちます。

2:ラティアスexδ
このレシピではサーチしてくる前提の2積みですが、素引きできれば1ターン目から加速できる確率が上がるので4枚まで選択肢になります。「パワークラッシュ」もハッサムexなど炎弱点の相手には使っていけます。

1:ラティアスex
必須カードではありませんがサブアタッカーとして優秀です。「フェローブースト」で直接このカードを加速できるのでミュウツーを出す必要がなく超と闘の抵抗力を活かせる相手も多いです。「ミストボール」は「パワークラッシュ」と10の差ですがこれで一撃で倒せるかどうか変わるケースもそこそこあります。

2:ラティオスexδ
ex中心に戦ってくる相手への「アイスバリア」が便利です。他のデッキにも普通にタッチされるカードですが、このデッキはラティアスがもともと入るのでこのカードを直接加速させることができ、ラティアスも逃げる0になって非常に相性がいいです。
また3エネでデメリットのない「ハイドロスプラッシュ」は序盤にジラーチや進化前のポケモンに先制攻撃をするのにも適しています。

1:ラティアスδ
「デュアルオーラ」で厄介なポケボディーを止めます。必須ではありませんがラティオスexが自然に入るデッキなので1枚のスペースですみます。「フェローブースト」を使う際にバトル場に出したり、初手に出されやすいジラーチを非exのデメリットのない「きりさく」で倒すことができ壁としても役立ちます。


2:レジロックex(ADV4)
環境トップのわるいバンギラスの弱点を突けば一撃で倒すことができ、「ヒーリングストーン」がばら撒き攻撃や低打点に強いためカードパワーが高いです。1枚は採用することになるでしょう。

2:ルギアex
「スキルコピー」で使うために2枚採用しました。2進化exも一撃で倒せるのは便利で、ラティ☆を使わない場合は入れたいカードです。

1:カイオーガex(ADV4)
環境トップのレックウザδ対策で採用しました。似た効果のグラードンexも選択肢になりますが、水エネともう一方のカイオーガexでまとめやすい点を評価しました。

1:カイオーガex(PCG8)
必須ではありませんがベンチ攻撃でサイドを取りやすいので採用しました。また「うきぶくろ」が自身以外にも適用される珍しいケースです。

1:ジラーチex(PCG8)
大ダメージを与えていくデッキなので若干ミスマッチなカードですが、超エネが自然に入るデッキであり自分がカイリキーを使った際にこのカードが厄介だったのでとりあえず1枚は残しておくことにしました。

1:ウソッキー
封印の結晶とオドシシが苦手なデッキなので弱点の「つきおどす」で先行するために採用しました。「まねる」が有効な相手に活躍できます。

2:ミュウツーδ
デッキのキーカードで1回は必ず使いたいので2枚は入れたいですが、2体目のミュウツーの効果を使って「エネバースト」を使いたいことも意外とあるので3枚採用も考えられます。

2:ラプラス
ホロンの導師から次のサポーターにつなげられるので入れたいです。

1:ホロンのコイル
3:ホロンのポワルン
「フェローブースト」と「デルタスイッチ」の対象外ですが、導師からサーチできてこれらを手張りすることで間接的に「フェローブースト」がしやすくなっているので入れたいです。

トレーナー

4:ホロンの導師
ほとんどのターンで一番使いたいサポーターなので4枚入れたいです。

3:漂流者
基本エネルギーを使うデッキで、どうぐを活用できるのであれば強力なサポーターです。

1:ホロンの冒険家
1:ロケット団の幹部
1:ハギ老人の思いやり
主に使いたいサポーターは上の2つですがラプラスや漂流者からサーチして状況によって使っていきます。

3:ホロンのトランシーバー
スペースがないので3枚に絞っています。一般的にはシーバー4導師3ですが、多くのターンで導師を使いたいデッキでラプラスと漂流者で山札からサーチするので導師が山札にたくさんあるほうがいいため逆になっています。

4:暴風
封印の結晶やほこらが苦手なのでぜひ4枚入れたいです。

2:ポケモン回収装置
2:オレンのみ
漂流者からサーチし、特にレジロックとの組み合わせが強力です。
2:ふうせんのみ
漂流者からサーチし、逃げる2以上のポケモンも使いやすくなります。

2:巨大な切りかぶ
あいてのほこらや砂漠を捨てさせるカードを増やすととともに、登場時効果を使い終わったミュウツーやラプラスを捨ててベンチを空ける役割があります。また一度アタッカーとして使ってダメージを受けたexをふうせんのみやポケボディーで逃がし、ミュウツーでエネルギーを移動した後に使って捨てることでダメージを実質無効化することも狙えます。

エネルギー


5:超エネルギー
「シールドビーム」や「サイコセレクト」をエネルギー1個で使うのに欲しい場面が多いです。
6:水エネルギー
ラティオスを安定して使うのに欲しく、ルギアやカイオーガ、無色ラティアスにも必要なのでつけたい局面が多そうです。
1:炎エネルギー
他の2色ほど使う機会は多くありませんが、ラティアス2種やルギアのワザに必要なので選択肢としてあれば便利です。


他の採用候補カード

デッキの構成上サーチしやすいたねポケモン、基本エネルギー、どうぐ、サポーターはあらゆるカードが選択肢になります。そのため特に話題にあがりやすいカードのみ触れていきます。

ポケモン

・ラティアス☆、ラティオス☆、ミュウ☆
ポケモン☆はこれらのカードも有力です。ラティ☆はフーディン+ルギアと比べて対応できる範囲が限られる代わりに☆のみで攻撃可能なメリットがあります。ミュウは水タイプアタッカーとしては他のカードも入るので少し強みが薄れていますが、「レインボーウェーブ」が使えることや基本エネが多く入るのでオドシシバクーダに強くなります。

・エイパム、トロピウスδ
導師でサーチできるポケパワー持ちは初手に来るのとポケパワーへの依存度が高くなってしまう代わりにデッキの性能はあがります。ポケパワー封じをしてくる相手が少なさそうなら採用したいです。

・ジラーチ(PCG2)
「ほしのねがい」を使った後に同じターンで「フェローブースト」を使えるので無駄がありません。半面ラティアス以外とのかみ合わせが悪いのでワープポイントなど入れ替えカードと併用したいです。

・ホウオウex、レックウザexδ
ポケモン自体は強力で基本エネを使うところも相性もいいですがHP110で導師でサーチできないのが惜しいところです。マユミやデュアルボールを入れるなら採用を検討できるでしょう。

トレーナー

・マユミのネットサーチ
たねポケモン主体のデッキなので一見入れたいカードですが、サーチ対象になりやすいミュウツーδは2色ぶんになってしまいます。

・他のサポーター
ラプラスと漂流者でサーチできるので色々なカードが候補になりますが、その時一番使いたいサポーターが導師ということも多いです。

・ワープポイント
封印の結晶対策になり、実戦で起こりやすい眠りやマヒで時間を稼がれる対策にもなります。ただし普段は漂流者+ふうせんのみと役割がかぶっているので両方入れるとデッキスペースが厳しくなってきます。

・不思議な大樹、ホロンの廃墟
ほこら対策を強化しつつ安定度を上げられます。

エネルギー

レシピでは闘エネルギーが入っていませんが、レジロックが戦いやすくなるので他の色と比較して採用することも十分考えられます。他のタイプのポケモンを入れる場合は別の基本エネルギーも候補になるでしょう。


戦い方

 最初はフェローブーストでエネルギーを加速し、準備ができ次第早いペースでデルタスイッチを使いながら攻撃していきます。はじめはラティオスやレジロックなど継続して攻撃しやすいポケモンを使いたいです。
 序盤に加速した分と毎ターンの手張りで場にエネルギーをため、中盤以降はルギアなどの高火力のワザも使って1:1交換を続けての勝利を狙います。 
 メインアタッカーはexですが非exを挟んだり、ふうせんのみ+デルタスイッチ+巨大な切りかぶを組み合わせることでエネルギーを残しつつダメカンの載ったポケモンを消したりしてサイドを取られにくくするのも有効です。

対戦レポート

大会全体のページはこちらです!

1回戦 カイリューexδ ○
初手にエネと導師がありフェローブーストで加速していきます。相手は初手ミニリュウδのみで他にポケモンが出なかったのでトロピウスδが入っていればまきつくのマヒを解除して2キルできたのですが今回の構築ではマヒを対処できずチャンスを逃してしまいます。
その後お互いにポケモンを展開していき、こちらはつんざくで押されないようにアイスバリアで攻撃します。相手もサイクロンエネなどで攻撃を通してきますが逃げる0になったラティアスを壁にでき負担を減らせました。
4エネのカイリューexに60ダメージのった状態になったところで2枚目のミュウツーで1枚目のミュウツーにエネルギーを集め、エネバースト90できぜつさせます。これで非exを前にしエネルギーも残せたので続けて壁に出されたキリンリキなども倒し、最後にカイリューに倒された返しにルギアでサイドを引ききって勝てました。

2回戦 フシギバナ(PCG8)マイン ○
そこそこいい初手でフェローブーストからすすめていきます。非exでジラーチやフシギダネの弱点をつけるラティアスδも使いたかったものの、デュアルオーラでフシギバナのポケボディーを消すのに温存したかったのもあってレジロックで攻撃することにします。
超弱点のフシギソウを効率よく倒すのに欲しかったフーディン☆がサイド落ちするなどうまくいかないところもありましたが、スクランがはたらいているフシギバナをミュウツーのエネバーストで弱点で倒すなどテンポよくサイドをとれて勝てました。自分の側からでははっきりわからなかったもののポケボディーを消したことでexが耐えた局面もあったかもしれません。

3回戦 ナッシーライチュウ ×
相手の初手はポワルンでデルタドローで展開してきます。こちらはルギアスタートで初手にフェローブーストができませんでしたがレジロックにエネルギーを集めてなるべく早くポワルンを倒します。
しかし返しのターンにマジハンでポワルンを移動され、封印と砂漠の遺跡を出された上で幹部を使われます。これで暴風を流されてしまい次のターン攻撃できなくなってしまいます。ダメカンが溜まってしまうのが非常に厳しく、レジロック、ルギア、ラティアスがきぜつしてしまい負け。

 最終戦を勝てれば優勝でしたが負けてしまいオポで2位タイでした。結果だけみれば惜しかったかもしれませんが3戦通してワープポイントが欲しかった場面が多く、展開ワザを使う相手に幹部で返したかったものの1積みでうまく使えなかったなど構築面で合ってなかったと感じるところが多くありました。またミュウツーでエネバーストを使うゲームが続き、もともと2積みで1枚初手やサイド落ちするのも厳しかったので採用枚数を増やすのも検討してみたくなりました。

参考リンク

概要でも触れましたがこのデッキはちろさんが使って結果を残しています。いくつかレシピが残っているのでぜひ参考にしてみましょう!



おわりに

このタイプのデッキはフリー対戦ではたびたび使っていましたが大会の場で使うのは初めてでした。まだまだ構築やプレイングが定まっておらず、使っていて楽しいデッキなので今後も調整を続けていきたいと思います!



PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0

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までご連絡ください。なるべく対応します。

※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

※カード画像やデッキレシピ画像は
「ポケモンカード旧シリーズ検索 様」
https://pcg-search.com/card/search.php
のものを使用させていただいているものがあります。


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