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【L-BW】たぶりす杯WCS2012 大会結果とデッキレシピ

はじめに

 この記事は2024年3月17日に行われたLEGEND-BWシリーズの自主大会「たぶりす杯WCS2012」について書きます。
 私がよく遊んでいるADV-PCGシリーズよりも後のもので、大会に参加していませんが前回と同じ会場と主催で過去にPCGシリーズの大会を行い記事にしたので1か所にまとめておきます。PCG以外の過去のポケカに興味があるかたはぜひご覧ください!

WCS2012レギュレーションについて

 今回の大会は2012年に行われた世界大会の時のルールで行われました。 LEGENDシリーズすべてと、BWシリーズの前半のカードが使えます。
 2011年のカードプールに追加された形になりますが、最新カードの「ダークライEX」「ミュウツーEX」が非常に強力なカードで、展開サポートとして優秀な「ドーブル」を加えた3種類のポケモンが多用されます。勝つにはこれらをメインに使っていくか対策していくかが必須になるでしょう。詳しいレギュレーションはこちらをご覧ください。

 実際の大会での上位入賞のデッキタイプとレシピはこちらで確認できます。


参加者のデッキレシピ一覧

 参加者10名のレシピは以下の通りです。今回はここでデッキの概要も書いていきます。メインポケモンが同じものは最初の方のところでまとめさせていただきます。またLシリーズの「~グレート」、BWシリーズの「EX」は今回ほとんど区別する必要がないため省略しています。

あいあーげさん ダークライミュウツーテラキオン

ダークライの弱点をつけるテラキオンとエネルギーの移動ができるシェイミが入っています。エネルギー交換装置やプリズムエネルギーで色事故が起きにくくなっています。

たぶりすさん ミュウツートルネロステラキオンセレビィ

セレビィと草エネルギーによってエネ加速ができるようになっています。トルネロスEXもこの環境では有力なポケモンで、弱点をつかれにくいのが特長です。メインポケモンの頭文字をとってCMTと呼ばれています。

ぱっすーさん ダークライ

アタッカーをダークライのみに絞ることで多数のグッズを入れることができ安定感が増しています。このタイプのデッキはスピードダークライと呼ばれています。

ればにらさん アイアント

「くいあらす」によるLOを狙うデッキです。アララギ博士が多用されるシリーズなので山札切れが起きやすくなっています。裏面になっているカードは公式のカード検索に出ないアルフの石板L3(自分のサイドを見て元に戻す)です。

遥さん ダークライミュウツーテラキオン

グッズの採用は人によって差があり、こちらのレシピではスーパーポケモン回収やロストリムーバーが入っています。1枚入れていればジャンクアームで複数回使えるのがこのシリーズのポイントです。


葱さん ミュウツートルネロステラキオンセレビィ

2色の基本エネルギーを使い分けるデッキなのでエネルギー転送やエネルギー回収が採用されています。

Davidさん ダークライミュウツー

世代を代表するポケモンであるダークライとミュウツーの2種を使ったデッキは略称をとってDM2と書かれることがよくあります。

HKさん ミュウアギルダーシャンデララフレシアダークライテラキオン

この環境では珍しい進化ポケモンが中心のデッキです。ミュウでアギルダーの「なぐってドロン」を使い、その後シャンデラを出して「のろいのかげ」を使うサイクルを繰り返します。ダメージを調節することでマヒにし続けることができます。

Oさん ミュウツートルネロステラキオンセレビィ

葱さんとOさんは同じレシピです。

Raulさん ダークライミュウツーテラキオン

同じポケモンの組み合わせのデッキは3名の方が使っていました。こちらのレシピは新理論が優先して採用されています。

代表的なカードの使用率は以下の通りです。
ダークライEX:60%
ミュウツーEX:70%
テラキオン:70%
ドーブル:90%
シェイミ:80%
トルネロスEX:30%
セレビィ:30%
ロストリムーバー:20%

【参考】めたるさん ミュウツーテラキオン

体調不良で欠席されためたるさんにも使用予定だったデッキレシピを提供いただきました。トロピカルタイダルウェーブはコイン判定がありますが相手のどうぐを捨てることができるカードで、ハイリスクハイリターンなカードながら採用されることがあります。

【参考】みやもっしーさん ミュウツートルネロステラキオンセレビィ

店主のみやもっしーさんは対戦に参加されていませんが、今回も大会を行うにあたってデッキを組んできてくださったので参考として掲載させていただきます。ビリジオンはテラキオンを弱点によって倒すことができ自分はテラキオンのワザで倒されないという性質を持っています。

大会ルール

今回の参加人数と当時のWCSの形式を考慮し以下のルールで行いました。

■形式
1試合2ゲーム先取のリーグ戦(1リーグ5人)
各リーグ上位2名が決勝ラウンドに進出

■対戦時間
予選:60分

■リーグ内の順位のつけ方
スコアシートに勝ち点、取ったゲーム数を記載

①勝ち点が多い
②取ったゲーム数が多い
③取られたゲーム数が少ない
④直接対決
⑤ランダムな方法

【勝ち点】
◎:時間内勝利 3点
(制限時間終了後の後攻プレイヤーのポケモンチェックまでに2ゲーム先取した場合)
◯:時間切れ勝利 2点
(上記以外の場合)
△:引き分け 1点
×:負け 0点

【取ったゲーム数】
ポケモンカードの勝利条件を満たした数を記載
時間切れ処理による勝利はカウントしない

■ 先攻・後攻について
・第1ゲーム:じゃんけんで勝ったプレイヤーが、先攻・後攻を選べる。
・第2および第3ゲーム:直前のゲームで負けたプレイヤーが先攻・後攻を選べる。

■ 勝敗について
終了コール時点で勝敗がついておらず、終了コール時のプレイヤーが先攻で対戦を始めているプレイヤーだった場合、後攻で始めたプレイヤーに番を1回追加する。後攻でバトルを始めたプレイヤーの番中に終了コールがあった場合、番は追加しない。(その番は最後までプレイできる。)
※後攻プレイヤーの番終了後のポケモンチェックを含む。

制限時間終了時に、対戦の勝敗がついていない試合は、以下により勝敗を決定。

①第1、第3ゲームが終了する前に制限時間となった場合
・勝利のために必要なサイドの残り枚数が少ない選手がその試合の勝者となる。
・勝利のために必要なサイドの残り枚数が同じ場合引き分けとなる。

②第2ゲームが終了する前に制限時間となった場合
・第1ゲーム勝者が試合の勝者となる。

大会結果

予選

予選は2つのリーグに分かれて行われました。

グループA
3-1 あいあーげさん 
3-1 遥さん

2-2 ぱっすーさん
1-3 ればにらさん
1-3 たぶりすさん

グループB
3-1 HKさん
2-1-1 Davidさん
2-1-1 Oさん
1-3 葱さん
0-2-2 Raulさん

決勝トーナメント

準決勝
○ Davidさん - × あいあーげさん
○ 遥さん - × HKさん

決勝
○ Davidさん - × 遥さん

 以上よりDavidさんが優勝しました!おめでとうございます!
 ダークライよりも対策カードであるテラキオンの方が多く使われているというデッキ分布でしたが、ベスト4はみなダークライを使ったデッキでした。簡単にはいかないレギュレーションのようですね……。


会場の様子

 今回も「PLAY FACTORY TOKYO」さまをお借りして行いました。いつもありがとうございます!


予選通過者は恒例となったレイによるお祝いが行なわれました

おわりに

 このレギュレーションは有力なポケモンの種類が少なく、特定のカードの使用率が非常に高い中で色々な構築が見られました。私も少し体験してみましたが勝ち越すのはとても難しそうに感じます。細かいタッチカードの違いを調整していってデッキの質を上げるのが好きな方は一度遊んでみてはいかがでしょうか。
 次のたぶりす杯が違うレギュレーションで開催されたときも記事にする予定ですのでまたご覧ください。参加者を募集しているときは私のXのアカウントで触れることもありますのでそちらもよろしくお願いします!

過去の大会まとめ


サポートいただいた分野により力を入れて記事を書きたいと思いますので、もしよろしければお願いいたします!