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【L-BW】たぶりす杯WCS2011 大会結果とデッキレシピ

 

はじめに

 この記事は2022年12月17日に行われたLEGEND-BWシリーズの自主大会「たぶりす杯WCS2011」について書きます。
 私がよく遊んでいるADV-PCGシリーズよりも後のもので、今回は大会にも参加していませんが、前回は同じ会場と主催でPCGシリーズの大会を行い記事にしたので1か所にまとめておきます。PCG以外の過去のポケカに興味があるかたはぜひご覧ください!

WCS2011レギュレーションについて

 今回の大会は2011年に行われた世界大会の時のルールで行われました。LEGENDシリーズすべてと、BWシリーズ初期の一部のカードが使えます。
BWのポケモンは少ないながらも強力なものが多くよく使われる一方で、特性(ポケパワー・ポケボディー)が便利なポケモンやトレーナーズ、特殊エネルギーはLのカードをメインに考えていくことになります。
 このルールは少ししか触れたことがなくそこまで詳しくないため、詳細は参加者の一人である葱さんの記事をご覧いただければと思います。この記事内に当時の大会の上位入賞者のレシピがまとめてあるリンクもあります。

参加者のデッキレシピ一覧

  今大会も16人で行われました。参加者のレシピは以下の通りです。今回はここでデッキの概要も書いていきます。メインポケモンが同じものは最初の方のところでまとめさせていただきます。またLシリーズの「~グレート」「~LEGEND」は今回ほとんど区別する必要がないため省略しています。

葱さん ラフレシアランクルス

 グッズの使用を封じるラフレシアとダメカンを自由に移動できるランクルスを組み合わせたラフランというデッキタイプはこの環境の有力デッキの一つです。WCS2011ではサポートでベンチポケモンを呼ぶことができず、一度進化されてしまうとなかなか崩すことができません。
 このメイン2ラインに加えてHPが高く一撃で倒されにくいアタッカーや回復ができるカードを採用します。弱点やワザのダメージなど意識する相手によってどのポケモンを入れるかはいくつもバリエーションがあります。


タキタカイトさん メガヤンマドンファンチラチーノ


 少ないエネルギーで大きなダメージが出せるチラチーノ、メガヤンマ、ドンファンを使った速攻デッキです。グッズを多く採用してコンボデッキが場を完成させる前にサイドを引ききるのを狙います。アタッカーにどれを採用するかはいくつか選択肢があります。


あいあーげさん エンブオーキュウコンレシラムレックウザ&デオキシス


 エネルギー加速ができるエンブオーとドローができるキュウコンをメインにしたデッキも有力です。キュウコンは1進化で用意しやすく、複数立ててもその分確実に3枚引けるところが強みです。色が合いスペックの高いレシラムもほぼ採用され、出してすぐに強いワザが使えるレックウザ&デオキシスも優先度が高いと思います。


パストスさん ゲンガージバコイル


 ゲンガーのワザで相手のポケモン6枚をロストゾーンに置き、ロストワールドでの勝利を狙うデッキです。他に特性でサポートができる各ポケモンが採用されています。ワザ1回でサイドを1枚取っているのに近い動きができるため、普通にダメージを与えてきぜつさせていくデッキよりも早いターンでの決着も狙えます。

遥さん ジバコイルエンブオーレックウザ&デオキシス


 ジバコイルエンブオーの組み合わせも当時の世界大会で優勝した実績もある強力なデッキです。キュウコンと比べるとエネルギーをトラッシュすることへのケアをしなくていいことと、ロストバーンの最大ダメージの高さが魅力的です。


HKさん ラフレシアランクルス

回復役にジャローダ、バトル場で戦うのにバンギラスと2進化ポケモンを多数採用しており、完成したときは非常に高いパフォーマンスを発揮できるようになっています。


めたるさん チラチーノゾロアークキングドラ

 ダブル無色でそれぞれ一手で攻撃に移れるチラチーノゾロアークを採用した速攻系デッキです。進化前などHPが低いポケモンはチラチーノ、エネコストもワザのダメージも大きいアタッカーにはゾロアークと使い分けていきます。このレシピはキングドラが採用されており、ポケパワーでダメカンを載せるサポートをしつつ、自身が戦ってメインポケモンが両方苦手にしているドンファンの対策もしています。


ぼーとさん レシラムバクフーン


 バクフーンでエネルギーを加速したレシラムで戦うデッキです。炎エネルギーを加速するポケモンはエンブオーもいますが、バクフーンはトラッシュから加速できて本人のワザも強いため継続して戦うのに優れています。2進化を使うデッキですがかなり早いペースでサイドを取り始めるデッキです。


なにものかさん ドンファンゾロアーク

 少ないエネルギーで速攻を仕掛けるタイプのデッキですが、メガヤンマやチラチーノを使うものと比べて流行のポケモンを対策してサイドレースを有利に進めようという意図が強いことがうかがえます。

こばゆうさん レシラムバクフーン

たぶりすさん ダイケンキドンファン

 人気ポケモンの弱点をつけて受けるダメージを減らせる能力を持っているポケモン2種類を採用しており、2:1交換が狙えるようになっています。

emptyさん ラフレシアランクルス

スイクン&エンテイはHPが高く、ワザのデメリットがほとんどないためラフランへの採用率が非常に高いです。ゼクロムレシラムはHPが高く、ダメージスワップとげきりんを組み合わせて高ダメージを出すこともできます。このレシピでは回復役としてキレイハナが採用されています。

えぼそさん ラフレシアランクルス


 わせさん ラフレシアランクルス

 ればにらさん ジバコイルメガヤンマキングドラ

 エネルギーのいらないメガヤンマキングドラで戦いつつジバコイルにエネルギーを貯められます。でんじドローも2進化のキングドラの用意やインサイトの条件を満たすのに役立ちます。

 708さん ラフレシアランクルス


【ゲスト】みやもっしーさん ゼクロムメガヤンマパチリスシェイミ

 店主のみやもっしーさんは対戦に参加されていませんが2011レギュでの大会を行うにあたってデッキを組んできてくださったので参考として掲載させていただきます!


大会結果

 今回も4人ずつのリーグに分かれ、予選を突破した4人で決勝トーナメントを行う方式で行われました。予選の結果は以下の画像の通りです。なお対戦時間は40分でした。

Aグループは色々なタイプの分布でしたが2-1で直接対決を制したゲンガーが進出
Bグループも4人全員違うデッキでしたが速攻デッキが全勝で上がり
Cグループは流行デッキをアンチするデッキが多いようでしたが直接対決に勝ったラフランが進出
ラフランが3人いるグループDは2-1の3すくみのためサイド差でジバヤンマが突破


決勝トーナメントは以下の組み合わせになりました。

最終結果は、

優勝 めたるさん チラチーノゾロアークキングドラ
準優勝 パストスさん ゲンガージバコイル
3位 emptyさん ラフレシアランクルス
4位 ればにらさん ジバコイルメガヤンマキングドラ

となりました!おめでとうございます!

デッキ分布は色々なタイプに分かれていましたがラフランが16人中6人と一番多かったです。当時と比べると使用者が多い印象はありますが、他のレギュレーションもやっているとなじみやすいデッキだったのかもしれません。

大会レポート

 今回の大会について記事を書いてくださった方のものをまとめています。
またTwitterでは「  #たぶりす杯  」というタグで大会中の様子や終わった後の振り返りをされている方も多いのでよかったらご覧ください。

・emptyさん


・なにものかさん


会場の様子

 今回も「PLAY FACTORY TOKYO」さまをお借りして行いました。柔軟に対応していただきありがとうございました!



本戦進出者はここでの大会で恒例化したレイでお祝いされました!


おわりに

 今回は日本では珍しい環境での自主大会でした。過去のポケカで遊んでいる人同士でもメインで遊ぶシリーズの違いによって関わることがないこともあるので色々なルールで遊ぶのもいいと思います。
 2011年のレギュレーションは今は頭の中で想像するくらいでほとんど触れていなかったのですが、大会の様子を見るとやってみたくなりますね!PCGシリーズをメインで遊んでいる方も機会があったらぜひ遊んでみましょう。

サポートいただいた分野により力を入れて記事を書きたいと思いますので、もしよろしければお願いいたします!