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梅雨は波も小さくなって雨も降っているので、サーフィンよりもバスフィッシングが俄然面白いのです。

明日から僕が住んでいる海辺の町も梅雨になるらしいです。実はちょっとウキウキしています。

どことなく空気に含まれる水分が体にまとわりつくようになってきていたので、早速先週辺りから除湿機をフル稼働させ湿気対策をしました。と同時に、いい季節になってきたので、サーフィンと一緒に自粛していたもう一つのライフワークも復活させようと思っています。

みんながコロナ自粛だったので、いつもよりは短い間ではあったけれど、なんとか今年も梅雨前の、一年の中で一番太陽が溢れ、カラッとしていて、外で遊ぶのに気持ちがいい季節を海で楽しむことができてほんとよかったと、つい昨日みんなで話していたところでしたが、
ここからおよそ1ヶ月間は、ジメジメ蒸し蒸しの、押入れの中の服とか布団とかの乾燥に頭を悩ませる季節がやってきます。下駄箱の革靴はすぐにカビます。家の前の破竹もびっくりするスピードで急成長するし、夜は夜でカエルの大合唱です。重低音のウシガエルの輪唱をメインに、殿様カエルとアマガエルのコーラスが延々と朝まで続くのです。しかもものすごいボリュームなんです。

そして梅雨になると全国的に波が無くなります。
なんでなのかは、以前サーフトリップジャーナル誌で、気象予報士の森朗さんに原稿依頼をしたことがあって、文字校正をしながら、ヘェ〜なるほど、だから梅雨には波がないんだぁ、ってものすごく納得したことは覚えているのですが、肝心の内容はすっかり忘れてしまったので、それについてはちゃんと調べてご報告しますが、確か梅雨前線がうねりをブロックするからとかなんとかそんな理由で、とにかくこの梅雨時季は波がないのです。

サーフィンは僕たちの生活の中では、特別なものというよりも日常的なものであるので、いくら梅雨で波がないといっても、全く海に入らないということはないのですが、どうしてもやっぱり満足できるほどのコンディションは望めません。

それとは逆にこの梅雨の季節に、エキサイティングなシーズンを迎えるのが、実はバスフィッシングなんです。

そうです。これが僕のもう一つのライフワーク。

なので僕たちは、雨がシトシト降る梅雨になると、車の中に常にタックルとルアーを忍ばせておいて、波があまり良くないようだと、そのまま秘密の池や川にウキウキしながら車を走らせるのです。

最初に述べておきますが、僕はブラックバスが害魚だとは思っていませんし、確実にキャッチアンドリリースしています。ブラックバスに関しては食べるために釣っている訳ではありません。バスフィッシングというゲームというか、スポーツフィッシングとして楽しんでいます。色々な意見があるとは思いますが、いずれにしろ、ブラックバス釣りは僕のライフスタイルとってなくてはならない大切な遊びなんです。

話を戻しますと、なぜこの梅雨がエキサイティングなのかというと、春に産卵を終えたブラックバスたちの体力も回復し、水温も上昇して、積極的にエサを食べる季節になるからです。しかも雨によってブラックバスの警戒心も薄れ、水面から飛び出すようにエサやルアーに飛びかかってくるので、主にトップウォーターと呼ばれる水面でルアーを操作する釣り方で、高確率でバスを釣ることができるシーズンになります。

水面でヒョコヒョコとルアーを踊らせていると、物陰でエサがくるのを待っていたでっかいバスがすっ飛んできて、躊躇なくズバ〜ンと水面を割ってルアーに飛びかかってくる、あの光景を一度でも体験してしまったら、もうこの釣りの虜になること間違いなし。

そして僕たちが住むこの海辺の町は、関東でも有数ブラックバスが釣れる池がたくさんある地域としても有名なのです。この町では大人も子供も、分け隔てなくブラックバス釣りが大好きで、「波どう?」といういつもの挨拶と同じように、梅雨には「最近でかいの釣れてる?」と挨拶するのです。なんとも素敵な町ですよね。

そんな梅雨が始まります。さっきお気に入りのリールに新しいラインを巻き直し、タックルボックスの中にトップウォータープラグを忍ばせました。

明日、雨が降ったら釣りに行きます。

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