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父のフィルムカメラ

新年あけましておめでとうございます。
皆さまお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は3年ぶりくらいに実家で年越しをし、思う存分ゆるゆるだらだらとしていたのですが、、

なんと、去年亡くなった祖父の遺品を整理していた父が、カメラを大量に発見したと。(祖父は生前カメラが好きで、デジカメからごっつい望遠レンズがついた一眼など色々出てきました)
そしてその中でもひときわ異彩を放つカメラが。

見るからに古そうなフィルムカメラ。
父に聞くと、元々は祖父が使っていたもので、父が高校生のときに卒業アルバム編集委員になったのをきっかけに譲り受けたカメラだそうな。(およそ5,60年前!)
で、父が使わなくなってからは祖父がまたちょっと使っていたらしい。
まぁなんともエモい歴史を持ったカメラだったのです。

ずーっとほったらかしにされていたので、まずピントリングが動かない。笑
ぎしぎし、ぐっぐっ、あ、動いた。

チリやらゴミやらで汚れているので、軽くお掃除してみます。

レンズの中もきったないなーと、父。

未使用のフィルム(フジカラー SUPERIA PREMIUM 400)も見つけたので、それを入れてセット完了。
果たしてちゃんと撮れるのかしら。

ファインダーの中もきったないなーと、父。

ずいぶん久しぶりに触ったはずなのに、手際よくレンズを着脱したりフィルムをセットしたりする父にも驚き。
覚えてるもんなんだなぁ。

さて。
父からバトンタッチ。
とりあえず試し撮りと思って実家の周りをパシャパシャ写してみます。
露出計が動いていないので、いけてんのかこれ、、と思いながら。

結果、こんな感じで撮れました。

おお、レンズ曇ってはいるが、これはこれでオールドレンズっぽい風味もあって良いではないか。
5,60年前に製造され、長らくほったらかしにされていたカメラがここまでちゃんと写せるとは。

調べてみたら、このニコマートFTという機種、比較的安価な大衆機ながら非常に頑丈とのこと。
ふむ、まだまだ使えそう!

ということで、祖父から父へと引き継がれたこのカメラ、今度は私が大事に使ってみることにします。

思わぬ縁に、素敵な一年を予感させる2023年の幕開けとなりました。

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