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経営ミッション発表会を終えて1週間- 当日の設計と効果を振り返ってみる。

2022年9月16日に全社で経営ミッション発表会を行ないました。その後、抜け殻になりつそうでしたが、次々やってくる社内広報やバリューの組織タスクに、通常の業務、一人45分x70名でガッツリやり始めた社員全員面談などに忙殺されています。ちょっと振り返ると共に、MVVの設定などに取り掛かる方の参考になったらとも思ってます。

9.16 経営ミッション会議

事前設計の関して

漏れ聞くところによると、かなり会議の前は社員は疑心暗鬼だった模様。端的に言えば「社長がまた訳のわからないことを始めた」と言う印象だったよう。ただ、現場が「ミッションって何?MVVって何?今回何やるの?」となるのは、事前に予想できたので、いきなり社長が発表!と言う形ではなく、助走をして場の熱量を高めてから、発表に移ることにしました。

また社員の心理状態を「会社が社員に何か与える」、「社員が与えられるものをただ待つ」という受け身の状態にしたくなかったので、「自分自身が一員として作るんだ」とたかったです。そこで発表会とは名ばかりで全体の7割はワークショップ形式にしました。

ワークショップ① ペアインタビューワーク

70名の社員が丸くなって座るところからスタート

まずは全社員、車座の配置からスタート。最古参の役員の方に挨拶一言もらいつつ、チェックイン(その時の気持ちや状態を簡単に紹介してもらうこと、場を和ませる)から開始しました。

その後、30分x2本で、会社の中で話したことのない一番遠い人とペアインタビューをしてもらい、相互に今までの会社人生やこれから組織で大切にしたい価値観(後のバリュー作成につながる)を話してもらいました。

社長プレゼンテーション / 役員インタビュー動画

その後、昼食を挟んで自分(社長)のプレゼン。「110年目の第4創業」「やんちゃな会社だった初心に帰る」と言う話の後に役員のインタビュー動画を差し込んだ。この動画は見るたびに泣けてきます。

社長プレゼンテーション部分 / ミッション、ビジョンの発表

新しいミッションは、社会に安心と希望を届け続けると言うもの。これからの不確実性の時代に、エネルギーインフラを担ってきた企業として、安心=当たり前の暮らしを守りつつ、希望 = 真っ暗な時代の光明を社会の中で担っていくという覚悟を示しました。

KOBIRA MISSION

アンケートを読むと「安心と希望」というフレーズは社員の胸にも残った模様。あと、2032年に達成したい6個のビジョンについても発表しましたが、こちらは大量なので場をあらためてnoteに書きたいです。

当日のお菓子のデザイン

当日のお菓子のデザインも、海賊にしたり(うちの先祖は海賊らしい)、会社の事業部の商品にしたりと、アイシングクッキーで作って好評。細かい部分にメッセージの一貫性も持たせました。

ワークショップ② 会社に残したい、未来に向けて持ってほしい価値観のレゴワーク

最後の3時間は社員全員でレゴワーク。それぞれが過去から今までもってきた大切にしたい価値観や、これから未来に向けて持っていきたい価値観を形にしていきます。最後には、テーブルごとに合体させて、代表者がやってきた他の他テーブルの方に説明もしました。

とあるテーブルの作った「会社の未来に向けて残したい価値観」w

このレゴワーク、意識変化にとてもプラスの影響があったと思います。

途中のワークごとにポジティブとネガティブな感想をいろいろ書いてもらって、ポストイットで貼ってもらったんですが、その感想の質がレゴワークの前と後でより主体性があるものに変わっていきました。ミッション作成した時にもやらせてもらったんですが、とても良いですね。

最後は皆でポーズして終了です。アンケートも好評で、皆がこういう場に飢えていたとも思います。

ミッション、ビジョン、バリュー、年表がついた冊子を全員に持ちかえってもらいました。

またプロとして場の設計に携わってくれたmusuhiさん、素晴らしいデザインを提供してくれた久保さん、撮影してくれたスベさんチームもありがとうございました。

経営ミッション会議後の設計

これから先のアクションは、ミッション、バリューの浸透と組織状態のより具体的な向上です。ミッション待ちで止めていた作業が雪崩のような襲いかかってる状況。思いつくままに書くと以下の感じ。

9月後半 KOBIRA社内ポータルの解説 (資料や動画が一貫して見れる場所の提供)
9月後半〜10月 全社員面談 (私とCHROの池田くんで)
10月初旬 組織サーベイの実行
10月上旬 コビラジ(社内ラジオ)開始
10月後半 KOBIRAバリュー作成1day会議. (指名された社員と役員で開催)
11月   全社員参加でバリュー発表会 & 忘年会

その後は採用やオンボーディング整備、評価制度の見直しなどもあり、今後も慌ただしく動いていきます。またいろいろと爆速で変わっていく姿を共有できたらと思いますので、お楽しみに。

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