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【現役”書店員”セレクト Vol.1】 おすすめ書籍を紹介します! 「新書」編


ごきげんよう〜♫かんたーです♫


みなさんは”新書”に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
私は”意識ミドル系”という位置付けで読んでいます。


情報の鮮度も高く、読書中にまた別の”新書”を読み進めていくと「+α」で気づきを得られる場面が少なくありません。そして非常に有益な時間を楽しめるジャンルが多い書籍が”新書”なのだと思い、気になる作品を購入しています。


そして新書担当も3年目に入り、以前より”新書”というジャンルに手を出しては抜け出せなりつつあります。そんな”目利きのある現役書店員!?”が、おすすめの新書を9選ご紹介していきます♬気になった方は最後までお付き合いくださいませ♬


「それでは行ってみよう〜〜〜〜!!!!」



【現役”書店員”セレクト】 おすすめ新書 〜9選〜

⒈『体験格差』

講談社新書 今井悠介 著

日本初の全国調査が明かす。「体験ゼロ」の衝撃!
連鎖するもうひとつの貧困と題した1冊で、自身がこの本を手に取った理由…それは、自身の過去を通して考えてみたくなったから。


この作品には「お金と体験格差」であったり、「地域と体験格差」「ひとり親の子ども」「マイノリティの子ども」といった”多種の家庭を、多角的”に捉えております。


現在進行形で読み進めている最中ですが、自身には無関係と思わずに見識を広げて頂きたい1冊になります。





⒉『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

集英社新書 三宅香帆 著

「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」贈る1冊。
現役書店員の私であっても”積読”が増え続け、詰んでいます。


明治時代〜現代の”読書史”と”労働史”から読書へ対する”本質”を、よりわかりやすく解説してくれています。近代だけでも「なぜ本を読まなくなったのか」が見えてくるので、知識を増やすためでも優良な1冊に。


どの実業家の話を聞いても、はたまた読書を習慣化できると長生きできるという論文を見聞きするとやはり”本を読む行為は人間にとって不可欠”なのではと感じます。


新書としても非常に入りやすい1冊なので「これから読書するぞ〜!」という方におすすめの1冊。(そして…私がこの作家さんのファンであることは秘密ですww 結局、推し活かよ!)





⒊『無理ゲー社会』

小学館新書 橘玲 著

現代に起こる”格差”を通して、いかに「わたしたちは無理ゲー社会を生きているのか」にフォーカスした1冊。一種の”呪い”を紐解いていくように読み進めていくと、また違った世界が見えてくる。


「ぶっちゃけ、みんな大変なんだよ。だからこの本で、少しでも救われたいんだよ。わかっちゃいるけど、見知らぬふりをしていたけれどさ、これが現実…」





⒋『運は遺伝する』

NHK新書 橘玲 安藤寿康 著

”知能格差社会の真実から遺伝的な適正の見つけ方”までを、対談形式で解説。
ただムズカシイ言葉・表現の乱立するので、読み進めるのが少しばかり厳しいかも知れません。読むときのポイントとしては”わかりやすい表現””要点”だけをかいつまんでいくことで理解できるでしょう。


「運の遺伝はこれだけあるのか〜」「あまり遺伝関係ないじゃん!」と驚くものも複数あり、興味深い1冊です。『運』は”遺伝”なのか”環境”なのか。答えはこの本書に。





⒌『バカと無知』

新潮新書 橘玲 著

”きれいごと社会”の残酷な真実
あなたの周りにもきっといるであろう。この本を読むことで、少しでもそういった人たちの対処がしやすくなるかも知れません。


現在、「Kindle Unlimited」にて”読み放題”作品。気になった方は読んでみてはいかがでしょう。





⒍『メンタル脳』

新潮新書 アンデシュ・ハンセン 著

「現代人のメンタルは史上最悪!」
(わっかる〜!!)

そして、この書籍の良いところは…自己啓発本みたいに章の最後に”ポイント”が書かれています。そこだけ読んでも参考にはなるでしょう。


けれどこの作家さんの本は基本、読みやすく書かれていますので、さらっと読めスッと頭に入ってきます。時間をかけたくないけれど、何かためになる本を読んでみたい方にはおすすめ。





⒎『脳はどこまでコントロールできるか?』

ベスト新書 中野信子 著

”脳科学”といえば中野信子先生

タイトルだけで「ちょっとこの本は…」と敬遠されがちでしょうけれど、現実社会や実生活に落とし込んでわかりやすく描かれています。脳科学に興味があってもなくてもオススメな1冊。





⒏『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』 (選書)

サンマーク出版 中野信子 著

「運は100%自分次第」
というオビに惹かれ…(メンタル心配な自分)

そう。最近の私は、”スピ”に少しだけ興味を持ち、”オカルト”を信じて危うい方向へ…中身は至って健全な内容。さすが「科学」がつきとめた”運”の本だけのことはある内容で、”現実的にどういった言動・行動をすれば良いのか”を描いてくれています。





⒐『人は顔を見れば99%わかる』

河出新書 佐藤ブゾン貴子 著

最強の”顔面診断”がこの1冊に

エンタメとしても非常に優れています。またビジネスやプライベートでも取り入れることが可能で、顔に全てが出るわけではないけれど「なんか”違和感”あるよね〜」がこの1冊で丸裸に。


私は書籍の活用方法は、自身の顔を鏡で見ながら「これかな〜」というふうに使用てみたり。そう!自分にも使えるんです!!


エンタメ要素もある1冊ですので、隙間時間に読み進めることをオススメします。





【現役書店員】 「新書の選び方」とは

選ぶポイントは2つだけ。

⒈自身が読みたい「タイトル」で選ぶ

⒉目次で”読みたい項目”があるか


自分が読みたい「タイトル」で、本を購入される方は、多くないと認識しております。(主観)ただこの国は、映画のようなエンタメであっても、面白い作品がどうかではなく、周囲の反応やメディアの宣伝などで「見に行ってみよう〜」となることが多いことでしょう。


恐らく本に関しても「〇〇賞受賞〜」というメディアなどで手に取る方も少なくないため、強く言いたいのは「読みたい!気になる!」という”心の声に素直”になって購入されることが大事。


また、”読みたい項目”があるかどうかも大事なので、目次もチェック。
気になる部分だけ”確認”される方もおられます。けれど”全体像”を通してその項目が生きます。


その全体像を把握して、「著者が何を伝えたいのか。どんな事実があるのか。それは真実か」など1冊を俯瞰し、”要点”を理解できるでしょう。インプットとアウトプットをうまく使いこなす意味でも”新書”は優れているかも知れません。





最後に

”時事問題”から”専門的知識”など、多種の分野を深掘りし、さらに”自身の体験・考え”を交えながら読み進めると「マジでおもしれー!」です。


小説のように設定があるわけでもなく、事実を淡々と伝える中で「なぜそうなったの?」のアンサーもしっかり丁寧に解説してくれる。
それこそが”新書”の存在・役割意義なのかも知れません。


多様性の求められる時代だからこそ幅広い知識は不可欠で、寛容性も高まるのではないでしょうか。


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次回の「Vol.2」も乞うご期待♬



〜それではまた〜





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