伏線回収が秀逸な・和山やま『カラオケ行こ！』レビュー

今、最も話題な漫画家・和山やま先生の最新作『カラオケ行こ！』のレビューです。

結論から言うと

面白い作品ではありますが、『夢中さ、きみに。』や『女の園の星』とは違い

笑いは終始、控えめな作品です。

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

女の園の星 1 (フィールコミックス)

『夢中さ、きみに。』を読むことを推奨

この作品の終盤に描かれる描写は

『夢中さ、きみに。』を読んでいる方が、グッときます。

前作を読んでいなくても、楽しめる作品なのではありますが

『夢中さ　きみに。』を先に読むことを推奨します。

終盤が1番の見所！

前編と後編の2部構成で描かれているこの作品。

和山やま先生ファンなら、理解できると思うのですが

前半の退屈さで、途中読むペースが落ちます。

ただ…

触れちゃいけない伏線を散りばめているのが

素人にも容易に感じられ

結局、ラストが気になるのです。

人間味だったり

思春期の葛藤など

人間のあるがままの思いの描写に拍車がかかって

”和山やま”先生のファンはこれからより一層増えることだと思います。

繊細さと大胆さを描いた

『カラオケ行こ！』は地方書店員コミック担当も激推しします！

カラオケ行こ！ (ビームコミックス)

〜それではまた〜