「鉄砲の時代に刀で戦い続けるようなもの」~元貿易商社社内SE、自動化スペシャリストが綴る中小企業がDXで失敗しないための記事~

冒頭のセリフはAbemaニュースにてドワンゴCEOの夏野剛さんが言っていたものですが、これほどDXの必要性について的を得ている(鉄砲だけに)ものはないと思い、あやかりました。
※他にもたくさん名台詞がでているのでぜひこの回みてください


DXについて「いや、こちらはよく分からない」、「人手で間に合ってるから」という人がいますが、何か勘違いしているというか呑気な気がするので言っておきたいと思います。


「滅びますよ」

と。

DXをデジタル化・自動化という文脈で話しますが、
蛍光灯、車、冷蔵庫、洗濯機、スマホ、これら文明の利器というものができて、生活が便利になり、皆さん今はもう悠々自適に暮らしていますか?

必ずしもそうじゃないでしょう。手が空いた分、他のことをやって忙しくしているのではないですか?

ビジネスにおけるDXもそうで、きっと最初は手が空いて、DXができていない競合と比べて圧倒的な差がでるかもしれません。
しかし、いずれみんなデジタル化・自動化が当たり前のようになると、他の付加価値を創出することに勤しむでしょう。

つまり、DXはいずれ当たり前になる、取り入れ必須なものということです。肉体労働は別として、それ以外で「パソコンができない人と仕事ができると思いますか」、が「DX進めていない企業と仕事ができると思いますか?」にいずれなってしまう訳です。
「今時こんなに出勤するのかよ」、「メールじゃなくてSlackにしてくれ」、「ファイル添付じゃなくて共有してくれよ」なんて声は、もう聞こえてきていませんか?

逆に言うと、まだ取り入れていないプレイヤーがたくさんいる間は圧倒的な差をつけて高見の見物をしばらくでも味わえるチャンスがある、その間に資本形成や投資ができるかもしれない、早めに他の付加価値を生み出すことにリソースを割くスタートを切れる、それが今ということです。

だから、私は自動化のスペシャリストとして働いていますが、決して皆さんの仕事を奪うとは思っていません。なぜなら、やらない人たちはいずれ滅びてしまうと思っているからです。一時的に仕事が浮いたとしても、きっと他のことをやりだすだろうと思っているからです。

DXに関心を持ってこの記事を読んでくれている方々、あなたたちがこれを推進することは使命であると思い、恐れず胸を張ってガンガンいっちゃってください!

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