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路に小さな亡骸を見掛けた時に ‐その子がそこに放置され続けないために/不思議な体験添え‐

路上で動物が轢かれてしまっていたのに遭遇するも、どうしていいか判らず立ち去りずっと気になっていた、という経験がおありの方もおいでではないでしょうか。
私自身以前にも見掛け、その場で調べて連絡対応したもののこれでよかったか気になり色々と後日も問い合わせたものでした。
そしてつい先日、久々見掛けてしまい
この機会に、そうした時どうしたらよいものなのかを少し記事に綴ってみたものです。
実際の体験談と、その時の少し不思議な御話添えです。


.。.:*路に遺る小さな身体を視た際の連絡先

まず、”道路緊急ダイヤル”という、国土交通省公式の道路問題対応電話があります。
24時間対応・番号は”#9910”・通話料無料です。
こうした件の正式な連絡先でもあります。

ただ、道路緊急ダイヤルは、例えば都道だと市でなく東京都が担当となり現場での担当者確認や引継ぎに時間がかかったりなど、正式な分そうした場合もあり(※前回が正にそうでした)、夜間や早朝は警察でもよいむねを警視庁経由で伺ってもいます。
上記の道路緊急ダイヤルのページでも「事故情報は警察に連絡してください」と記載されており
時間帯や状況に沿って、ご都合のよい方でお電話頂ければと存じます。

電話の都合がつかない場合や急ぎなどあれば、見掛けた日時と場所、可能であれば現場の状況を記録して110番アプリで通報連絡するという方法もあります。
110番アプリ。事前に電話番号の登録だけは必要ですが、移動中でも詳細に文面や写真も添えて通報出来るかなり便利なもので
本来障害などで音声通話が困難な方向けではあれど、声を出して通報出来ない場面での使用や、先述の画像による目視情報確認を添えての通報にも有効なものです。
(※余談ながら、基本的に電話のみの警察においてこのアプリの登場はかなり今時に沿った対応方法で便利になっているな〜〜と。。警察側からメール返信不可なのは変わらずながら、情報提供だけならweb対応も以前からありましたからね。その進化系です

どちらにせよ市や都道府県側の対応部署に引き渡されて、(場所によって違うのかも知れませんが)合同葬儀/合同埋葬できちんと葬って頂けるとのことです。
只でさえ痛ましい状況の上、道路上ですと後続車に更に轢かれたり、そのまま腐敗していったりなど、放置されていてはその子にも周辺にも良いことはありません。
通りがかったのも何かの縁と、いずれかの通報先へお知らせだけして頂ければと思う次第です..。
(※警察だと特に一応名前などを訊かれると思いますが、匿名で可能です

次項以降は実際の体験談にて
ではどちらに通報しようかといった事の参考にもして頂ければ幸いです。

.。.:*体験談1:2022年の無惨な亡骸

※この項目では個人的に少々事情あって当時少しややこしくなった流れを綴っておりますが、通常どちらかにお電話して伝えて頂ければそれで完了となりますので念の為。。※

早朝。夜勤明けの帰り道。バス停に向かう道中、道路上に何か異変を感じよく視ると、轢かれた動物の遺体のようでした。
ようで と申しますのも、茶色い毛並みの子である事は視認出来るも、内臓が飛び出していて酷い状態で..、近付いて動物の種類を確認するのも躊躇する程の有り様で
そもそも道路の真ん中付近、早朝で車通りも少なく通る車は気付いてそれなりに避けたりはしているようですが、気が気ではありませんでした。

どこに連絡したらよいものかとその場で検索。
そこで”道路緊急ダイヤル”の情報を初めて知ったのでした。
詳しい場所や状況を答え、その場ではそれ以上出来る事はなく
帰路につくことに。

ただ
あまりに無惨であったのに、当初の印象では道路処理のようにも思えた”道路緊急ダイヤル”でよかったのか、その後どうなったのか
そもそも110番でなくて本当によかったのか気になり、翌日警察署に電話で、こうした際の通報先について問い合わせました。

以下が当時の問合せメモです。

・道路上で動物の遺体を見掛けた場合の対応として道路緊急ダイヤルにかけたのは間違っていない
・通常は市へ連絡、夜間等は警察でもよい
・その後どう処理されるかは市の方に訊いてみて頂かないと分からない
・轢き逃げではあるが、ドライバーに報告義務があるとは言っても、飼い犬などでもなければ調査してどうこうはなかなか難しい
・引っ掛かったままであったので問い合わせたむねを説明し、お時間を頂いたことをお礼し電話を切る

警察では以上。
せめてものどうなったかだけでも国土交通省と市にメールで問い合わせてみることにしました。

処が、市の担当部署らしき環境資源部からの返答は
「該当日時と住所での遺体報告回収はございません」との不可解なもので。
ただ、添えていた質問には「市契約の業者により合同火葬、合同埋葬されます」との回答を得られました。

とはいえ少なくとも通報記録は残っているはずなので再度問い合わせるも、日付範囲を広げてもやはり記録は無いそうで。
2日後に再度通りかかった際には既に遺体は無く血も拭われてはいたものの、道路の後は遺っており痛ましさを再確認した形でしたが
市からは「もしかすると息を吹き返したか、気が付いた方が供養されたかもしれません。市に連絡があった猫やタヌキなどの遺体は供養されますのでご安心ください」との再回答で..。(少なくともとても息を吹き返すどころの状態ではなかった訳で「内臓も視えていて酷い状態で」と伝えてもおりましたのに..

どうにも不可解は増し、問合せの間に数日経ってしまっていた日の同時刻辺りに再度道路緊急ダイヤルへ直接電話して訊いてみたところ、そこでやっと場所が都道であった為に市でなく東京都が回収したとの情報を確認して頂けました。

今度はその旨を添えて東京都へ問合せです。
「市施設の開庁日以外(夜間及び閉庁日)の通報は、東京都にて通行の支障にならないよう対応を行い、翌開庁日に市へ連絡し、市で回収をしております。今回の件につきましては、2月9日の早朝の連絡を受けて、都担当者で確認をしてから市への引継ぎ連絡に時間を要し回収が遅れ、市への問い合わせの際に不可解な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。今後は、対応方法について再確認し適切に対応して参ります」といった詳細回答に辿り着く事が出来ました。
遺体の種類も狸さんであった事が判明しました。

警察だと電話でしか返答を得られないので、メールでやりとり出来る市や都で確認出来、詳しい流れや今後の参考に出来たのは幸いでした。
私は当初適切であったかが不安になりこのような問合せ経緯がありましたが、連絡して終わる分には先述の通りどちらでも大丈夫かと存じます。
何にせよきちんと対応はして頂ける形であったようでした。

さて
この時、実は別途不思議な体験をしたのですが、記事の主旨からはズレるやも知れない為それは後程の別項目に置く事とし次に参ります。

.。.:*体験談2:2024年の綺麗な遺体

先日朝方、以前とは別の場所ですが道路上で亡くなっている子を久々見掛けてしまい、今回は道路緊急ダイヤルでなく110番での警察連絡としました。
土日を挟むので緊急ダイヤルでは実際の回収までにラグがありそうな事と、どのみち早朝の為に警察通報が適切と思われたからです。
前回の経験が活きた形でした。

今回の110番口の方がかなり丁寧に応対して下さる方で、種類や大きさなども詳しく訊かれ、場所が都県の境目だったものの適切に管轄署への伝達を申し出て下さり、事故に対し痛ましそうに通報への御礼を言って下さり、安堵して後をお任せしたのでした。

今回は一見して判る姿。今回の子も狸さんでした。
見た目とても綺麗な状態で道路脇に斃れており、よもやと思うも、身体の下から体液や血液らしきものが漏れそれもとうに固まったような状態で、微動だにせず既に命なきものと見受けられました。
後日立ち寄った際には既に場も綺麗に拭われており、2年前のように擦り切れ跡が遺る程何度も轢かれた様子はなかったのは、せめてものだったのですが..
人の社会に命奪われ犯人には逃げられた事に変わりなく。
重ね重ねせめてもの、冥福を祈る他ないのでした。

そして
今回の記事を書くのに2年前の件を遡って調べたところ、..ほぼ同じ日(2022/02/09・2024/02/10)だった事に気付きまして。
どうにも不可思議な巡り逢わせのようにも感じたのでした。

.。.:*余談:あの場所の、あの子かな

『Pikmin Bloom』というウォーキングアプリに
位置情報からランダムでピクミンの苗を拾って来るシステムがあるのですが
普段から使用しているこれに
あのですね
2022年の時、事故現場の跡の写真から苗が拾われて来ておりまして。。

まるで
あの子がピクミンになって還って来てくれたみたいで、何だか少し泣いてしまったのでした。

この、ピクミンの画像がまた、その場で生まれたかのようで..。
そしてこうしてあれから沢山一緒に歩いて来ているのでした。
これからも、宜しくね。
遺体がしっかり遺っていた子の方は、大きな紫ピクミンなんですよ。。
因みに写真が全部苗になる訳ではないので、本当に巡り逢わせを感じるのでした。
育ったばかり。これから宜しくね。。。。
(そして遭遇日は違えど苗を見付けて来た日付としては同じなのがまた..

余談の余談ながら
職場の人に話した際には「えぇーすごい..!」と言う人も「ちょっと怖い..」と言う人も居て、そこは人それぞれだと思った次第です。
(因みに後者、その人も実際に当日現場のその子の遺体を視ていたのでした

帰省した際に妹に話した時には「..動物霊に頼られるのは危ないよ..」という話をされてもしまったのでした。
(わたし実家が寺社関係でして。でもそういうスピリチュアルな捉え方も解るものの、私にとっては只々感じ入ってしまう体験だったのでした

インフォメーション.。.:*

記事はここまでですが、
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(※続きの文字は御礼文面です

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